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[ギリシャ:国民投票法案は首相独断 国家破綻含みの賭け]
http://mainichi.jp/select/world/news/20111102k0000e030064000c.html
毎日新聞 2011年11月2日 13時00分
----- 以下、一部引用 -----
【アテネ藤原章生】ギリシャ支援策でパパンドレウ首相が経済閣僚にも相談せずに国民投票計画を電撃発表したことについて、内外から国家破綻への自爆行為との受け止めが広がっている。
(・・・・略・・・・)
閣僚や与党議員さえも首をひねる独断は、与党議員の離反で首相自身の座をも危うくしている。
(・・・・略・・・・)
また、アテネ在住の外交官は「愚かな決定」と前置きした上で、国内よりも仏独などギリシャを指導、管理する側への「一種のブラフ(威嚇)」とみる。
(・・・・略・・・・)
しかし、世論調査で国民の6割が、第2次支援を否定的に見ている。国民投票の質問の文言は決まっていないが、「支援はいらない」という結果になれば、ギリシャはすぐにも破綻する。
(・・・・略・・・・)
----- 引用終了 -----
この記事は、何か根本的なことを忘れている、と思う。
民主主義国家においては、最終的な意思決定権は本来、国民が有する。
日本人にとって「民主主義」は元々借り物の思想であるせいか、その本質的な部分を忘れている人があまりにも多いのではないか!?
リーダーの意思通りに行政を執り行うするのが「民主主義」ではない。民意通りに執り行うのが「民主主義」である。
リーダーはあくまで、民意をリードするだけに過ぎない。たとえ、
「そっちに進むのは間違っている」
とリーダーが思っても、正しく導けず国民が逆方向を選択するなら、リーダーはそれに従わざるを得ない。民意に反し勝手に別方向へ引っ張ることは許されない。
思えば先日の、支援を受ける条件としての緊縮財政に関する議会採決は、おそらく完全に民意に反していた。内乱にも等しい、激しい抗議行動がそれを物語る。
引用記事にもある通り、世論調査で国民の6割が、議会と異なる方向性を意図している。
であれば残念ながら、自らの座が危うかろうと、結果的に自爆行為であって国家が破綻しようと、民意に従って突き進むのが民主主義である。
それが民主主義の精神であり本質である。もう1つ付け加えると、民主主義の弱点または限界である。
はからずしも民主主義発祥の地ギリシャが、それを再認識させてくれた。
なお、この毎日新聞の記事は、その辺をすっかり忘れているため主旨がヨレヨレになっている。
もう1つ言うと、どこぞの国の大手メディアはこぞって民主主義の精神、本質を忘れているので、どこぞの政府の暴走をなにひとつまともに批判できない。民意そっちのけで好き勝手やりたい放題である状況を、指摘すらできない。
由々しき事態だと思う。
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