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2007/01/13
日本のTV報道がいかに腐っているか 1
日本のTV報道がいかに腐っているか 2
日本のTV報道がいかに腐っているか 3
日本のTV報道がいかに腐っているか 4
日本のTV報道がいかに腐っているか 5
日本のTV報道がいかに腐っているか 6
日本のTV報道がいかに腐っているか 7
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鉢呂大臣の辞任は脱原発人事の発動直前だった
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2011年9月30日 週刊・上杉隆 :ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/14205
■政治家の後追いでようやく動く あまりにお粗末な日本の大手メディア
たとえば、きょうの朝日新聞の一面トップに原発事故調査についての記事が載った。
〈国会に原発事故調 喚問・招致 責任追及発展も〉
けさ、パリのホテルに置いてある国際版で朝日新聞の電子版を読んで、この記事が目に飛び込んできた。あまりに気分が悪くなり、思わずテーブルの向こうの椅子に投げてしまった。せっかくの朝食がまずくなった。記者クラブは海外でも私の気持ちを萎えさせる。
何をいまさら――。なんとお粗末なことだろう。
すでに半年以上前、自由報道協会のフリーランスや海外のジャーナリストたちが指摘していたことを、この秋になって、初めて知ったかのように書き連ねているのだ。しかも、それも政治家が動いて初めて書いている。
日本の国民はなぜメディアに騙されていることに気づかないのか。こうやって遠くのパリから改めて日本の現状を考えてみると、本当にうんざりしてしまう。
これはもはや詐欺である。日本の新聞は、購読料を徴収しながら、「偽情報」という商品を読者に売りつけてきたのだから、「詐欺罪」が成立してもおかしくない。
本来、商品であるならば、きちんとお詫びして回収すべき問題だが、なぜか日本ではメディア業界だけは「欠陥商品」を売っても罪に問われないことになっている。
そしてまた、日本人自身もそうした政府とメディアの蔓延る「虚偽の国」に生き続けることを了としてきたのだ。
もしかして国民も同罪なのかもしれない。現実を直視せず、政府やメディアの言いなりになって自己判断を行わず、「空想の国」に生きることを選択している日本人自らも同罪なのかもしれない。
■陸山会やユッケ食中毒は執拗に追及 原発利権には無視を決め込む国
同じ朝日新聞の国際版の社説で、小沢一郎衆議院議員の陸山会事件のことに触れている。(陸山会の資金 「挙党」で疑惑を隠すな)
http://www.asahi.com/paper/editorial20110929.html#Edit2
こうした視野の狭いオピニオンが、一流を自称する新聞に大きな紙面を割いて掲載されているのだ。
検察当局は、この元秘書による政治資金規正法違反にご執心のようだが、世界が注目している「巨大な犯罪」は別にある。日本社会の目の前に、半年以上にもわたって横たわっている原発事故こそが、世界の関心の的なのだ。
にもかかわらず、日本全体が原発事故、いや原子力ムラの「原発利権」については無視を決め込んでいる。
フランスで原発の印象を尋ねたフランス人はふたりとも「小沢一郎」のこと、その存在自体を知らなかった。それは当然のことだろう。
日本のひとりの老政治家の、元秘書たちによる形式的な「犯罪」よりも、世界に影響を与える原発事故の方に、世界的な関心が集まるのは当然なのだ。
パリにいながら、遠く日本のことを思うと思考が混乱してくる。原子力立国のフランスですら、核関連施設での事故が起きれば、当然に捜査は行われているのだ。一方、日本では――。
生ユッケ事件、天竜川の観光船転覆事故、全日空便の急降下トラブル、そして、小沢一郎氏の元秘書たちの政治資金規正法違反事件――。
すべて捜査が入り、マスコミは大騒ぎした。だが、その一方で、世界的な大事故を起こした東京電力への捜査はその端緒さえ、いや気配さえみせない。
あまりにバランスが悪くないか。いったい日本は大丈夫か。
あす、その日本に帰ろうと思う。
原発大国フランスで思う「空想の国」日本 週刊・上杉隆 (ダイヤモンド)
http://diamond.jp/articles/-/14205
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/896.html
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