メディアを支配する広告会社「電通」の影響力を排除できるか
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2011-09-18 07:03:51 　生き生き箕面通信

　おはようございます。今朝はさわやかな青空をあおぐことができました。だけど、日本列島はすっきりしない政治状況におおわれており、このうっとうしい空気は私たち自身の努力で吹き払うしかすっきりする手はないようです。
　生き生き箕面通信1013（110916）をお届けします。

・メディアを支配する広告会社「電通」の影響力を排除できるか

　朝日や読売をはじめ日本のメディアがジャーナリズム精神を喪失したような状態になった根源には、広告会社「電通」の存在があります。例えば電力業界は、電通への広告費を通じて「原発推進」のキャンペーンを張り、現在は「脱原発」の動きを封じるという影響力を行使しています。アメリカ側のさまざまな意向の徹底は、電通が提携しているアメリカの広告会社を通じて日本のマスコミを操作するおいう仕組みになっています。

　この「電通が諸悪の根源である」ことについては、政治評論家・森田実氏が「電通のメディア支配から脱却せよ！」と主張するインタビュー記事（「月刊日本」9月号）で明らかにしています。森田氏自身が小泉政権下で「郵政民営化の裏にアメリカの陰、アメリカの保険業界の陰があることを発信し始めるや、マスメディアから『干された』」経験を語っています。そして、大手メディアは、いまも森田氏を「干して」います。同じような「排除の論理」は、小出裕章・京大原子炉助教を始め脱原発・反原発を説く学者、評論家にも執ように仕掛けられました。以前、小泉政権の非を批判した政治経済学者の植草一秀氏には「痴漢事件」がでっち上げられ、社会的な抹殺が図られました。

　日本のメディアは、いずれも経営状態がよくありません。朝日新聞は、広告費の収入減がおもな原因で3年連続の赤字決算です。新聞記者のリストラにも手をつけざるを得ないほどです。かつてわが世の春を謳歌し羽ぶりの良かった民放各社も、いまや青息吐息。

　それだけに、広告費収入はメディアにとって「光り輝く蜜」のようなものです。だから、広告費を配分する広告会社が思いもかけぬ力を振るえるような構図が出来上がりました。その広告業界は、電通の独り勝ちになりました。各企業などの広告費が電通に集中するあまり、独占禁止法で禁じる市場占有率4割を超えるほどなので、超えてしまう部分を他の広告会社に配る役割も果たし、広告業界を自由に操れる力を持つほど絶対的なものになってしまいました。

　ジャーナリストも家族を抱えています。それを言い訳にしてはならないのですが、屈しているのが実態です。たかが電通に押さえ込まれる大手メディアとジャーナリスト。気骨ある、反骨精神にあふれた言論状況は望むべくもなく、窒息寸前です。

　これに対抗する手段の一つは、私たちが運動をつくるところから始まるのではないでしょうか。地域、地域でできることを始める積み重ねの努力。回り道のようでも、それが一番確実な道と言えます。

　明日は、全国で展開される「9・19　さよなら原発　1000万人アクション」の日です。東京では、明治公園を会場に「5万人集会」が予定されています。

コメント
01. 2011年9月18日 19:06:56: NZy2exYNKM 博報堂なら？　と思ったが同じ穴の狢だった。
02. 2011年9月19日 08:58:20: topEgSpnNU 当然ジャーナリストの良心にもとずき書くべきことを、日本の大手メデイア１１社は広告費欲しさに「書かない」。或いは権力を恐れて「報道しない」。或いは日本の悪党たち「官僚や既得権益勢力の｣一味として連携して、｢政治とカネ疑惑」をデツチあげて、小沢さん「追い落としのために連日キャンペーンをする」。政治家の「片言隻句をとりあげて辞任さす」というようなやくざやゴロツキより悪いことばかりしているのが日本の大手メデイアです。｢朝日は最近ましになりつつあるが、読売とフジサンケイグループはダメ」時事通信社も記者がダメ。経営難から倒産するでしょう。国民はネツトがあれば、新聞、テレビが無くても全く困りません。
03. 2011年9月19日 11:28:10: sEgCYpf9t2 広告代理店の影響力を削ぐには、スポンサーへの働きかけ、 不買運動が効果的だ。最後には、東電以下の電力会社とマス ゴミの自社広告、番組宣伝が残るか。 これだけ読者、視聴者をコケにし続けるのは、自分自身の愚 かさに気付いていない証拠だ。レギュラー広告スポンサーが 降りたら、政府広報？ヤラセ公聴会イベント…手口ばれてる しな。 マスゴミの死とともに討ち死にか、電通よ。
04. 2011年9月19日 11:46:07: 8H9nIxVLIY 反米で知られるベネズエラのチャベス大統領。彼は親米的で自らに敵対する民放テレビ局の攻撃に対し、廃局の手段に出たのである。これに当初、国民は反対した。好きなサッカーなど、スポーツ中継が見られないからだ。しかしチャベス大統領の意思は変わらなかった。当初反対していた国民からの抗議もだんだん下火になっていった。そんなものだ。 中南米諸国はアメリカ合衆国の都合で民放が解禁され、アメリカの手先が民放を設立、運営していた。ここが選挙などで、国民の世論誘導に重要な役割を果たした。これを絶ったのがチャベス大統領。しかし日本じゃ、NHKが親米勢力の広報宣伝機関になっている。これではだめだ。 電通、共同通信社、時事通信社は戦時中の同盟通信社を戦後解体した企業である。国策企業として支配階級に奉仕した同盟通信社は、分割されながらも親米路線に転換し、民放を支配している。民放の音楽番組など、電通が内容を決めているそうだ。ヒットさせたい音楽を意図的に流す。これによりヒット曲を作り出し、レコードやCDが売れる。最近なら音楽のダウンロードか。 だが、現在はYoutubeから好きな音楽を聴くのが普通になり、レコードやCDが売れない。音楽コンテンツ産業が大打撃を受けている。そもそも、ただのものから金を取ることが間違いだったのだ。誰でも好きな時代の好きな国の音楽にアクセスできる。好きな曲は、一人一人によって違う。誰も彼もが同じ音楽を聴いていた時代の方が異常であった。本来の姿に戻ったのだ。 マスゴミの社会的影響力は明らかに落ちている。番組で取り上げて流行させようとしたつもりが、国民が乗ってこない。電子書籍がそうだ。新聞にしても、販売店の統合が進んでいる。宅配バイクの台数が減っていることからも明らか。
05. 2011年9月19日 15:58:59: YRJJKs3Ens 読売ナベツネと、朝日が対立してくれないかな。合併話しはどうなった？
06. 2011年9月20日 00:05:13: Gpr43uW022 　在日でのし上がってきた経営者の野望は 　半端ないですわ。 　日本人白痴化作戦はかなりの成果をえているんじゃないの。 　もうじき日本まるごと乗っ取りかな。うはうはの顔が目に浮かぶよ。 　電通ほんと怖いですわ。
07. 2011年9月20日 11:44:08: G85Y3bJ7xa 原発と韓流問題は根っこで繋がっている。電力業界とメディアの双方が金権支配により 権力を独占し、そのチェックが全く機能していないのが根本原因だ。電通は、情報独占 を武器として両者に圧倒的な力を及ぼしている。 河内　孝（元毎日新聞社常務取締役･ジャーナリスト） 「均衡の取れてない力関係があって、情報を独占している、或いは権力を独占している。 ･･･メディア全体が、権威も失い力も失い、実体的には何もしていないのに、国から周波 数ってのを貰うと、電通が２兆円で、その７０００億を貰って来て、その利益だけを守る ために何でもやっちゃう、という構造に対して、･･･本来持つべき人達が怒るのは当たり 前でね。 ･･･たまたまそれがくじ引き券みたいに、フジテレビ入った人や、ＮＨＫ入った人だけが ね、ありもしない、権威も無い、我々認めたつもりも無い『編成権』てのは、『どうい う番組についてどういうもの流す迄、俺が決めんだ。』ってやられたら、普通の民主主 義国家でね、若い人じゃなくたってみんな怒るのは当ったり前なんで。 多分･･･そういう面てあるんじゃないですか、フジテレビに対して」　 2/3【討論！】フジテレビ・NHK問題、マスメディアの終焉[桜H23/9/17] http://www.youtube.com/watch?v=4h0X_q3n3fc&NR=1　(29:23-)
08. 2011年9月21日 14:10:13: 0JCVlf7J0I 第２のＮＨＫを作ればよい。今のＮＨＫにお金を払うか、新しいＮＨＫに払うかはその人の自由だ。もちろん第２のＮＨＫは良心的な料金設定だ。放送委員も完全な一般人から選挙で選ばれる。 これまでにも、日本のマスメディアに戦いを挑んだ者もいた。すべて電通につぶされた。でも今なら、突破の可能性がある。みんな電通がこの国のガンだと気付き始めた。みんなが毎日、新しいメディアについて、普通に話していれば、それが普通に実現する。
09. 2011年10月01日 01:03:43: hFhUnt8vjQ 株式会社電通こそ日本国最大の癌細胞である テレビは電通のスピーカー 有名芸能人は電通の【媒体】

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