http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Digital_broadcast_standards.svg

世界の大多数は欧州方式(DVB-H)に傾きつつあるが、これを日本は採用せず、NHKが中心になって日本方式(ISDB-T)を採用した。これは携帯電話で見ることができる利点があるが、どうやらNHKは、携帯電話から課金することを狙って、この方式を採用した可能性が高い。ちなみに南米諸国も日本方式を採用していると解説されているが、南米諸国では携帯電話で見る機能は省かれている。通称ワンセグなしである。

NHKが世界統一規格に反対し、独自規格に拘った理由は、ぼったくりを狙ったからであろう。これが悪徳企業NHKの正体である。欧州方式を採用しておけば、技術開発費の削減に役立ったはずだし、またテレビメーカーも日本独自の方式なんか作っても生産ロットが小さくなるために製品のコストアップ要因になることから、本当は歓迎したくないはずだ。

そう思っていたら案の定、日立が国内生産の撤退を表明した。各電機メーカーもテレビ事業への情熱が冷めつつあり、やる気がなくなりつつある。メーカーの技術者も大規模小売店を視察に行くが、自社の製品がこんなに安く売られているのか…とショックを受けることも珍しくないとか。これの先例になったのが、オーディオ機器である。いつの間にかCDラジオカセットを手掛けるメーカーが減っている。MP3プレーヤーもそうだ。アップルのアイポッドなど、ごく僅かなメーカーだけが活躍する分野になっている。

かつては何十万円もかけて高価なコンポを買い揃えたオーディオの分野だが、今ではCDプレーヤーかMP3プレーヤーに100円ショップで売っているステレオイヤホンをつければ充分だと思われるようになってしまった。それでもよい音が出るのだから、金を捨てていたのかと呆然としたり。テレビも、いずれこうなるだろう。既に録画に耐えうる番組がほとんどない。繰り返し見るだけの値打ちのある番組がない。NHKが、ぼったくっているのは間違いない。廃局が相応しい。

世界統一規格にチェンジする一大チャンスを葬り去ったNHKには、それだけの責任を取ってもらおうじゃないか。