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民主党代表選は永田町だけではない。新聞、雑誌、テレビなどメディアも代表選である。総理大臣が選ばれる代表選は、これまでの総理がお粗末だったから、国民の関心は一段と高いといわれる。
テレビの政治番組は代表選一色だが、２８日午前６時からＴＢＳの「時事放談」が取り上げたテーマも代表選だった。海江田、前原らを批判したが、とくに海江田には厳しかった。
同番組は政治をテーマにした座談会だが、１９５７年７月に、日曜日の早朝番組として放送されたものが原点で、当時、朝日新聞出身の細川隆元と日本経済新聞出身の小汀利得の歯に衣を着せぬ毒舌が評判を取った。ＴＢＳをキー局として全国ネットで放送されている。
現在は東大教授の御厨貴の司会で、招いたゲストと座談する形で行なわれている。時の政治をテーマにしているが、２８日放送は、明日投票される、いまたけなわの民主党代表選が取り上げられた。代表選のキーポイントは小沢元代表といわれるが、ゲストの二人は小沢氏と因縁あさからぬ、新党さきがけ元代表の武村正義氏と元岩手県知事で安倍、福田内閣の総務大臣を務めた増田寛也氏だった。以下、「二人の話によると」ということで、武村氏と増田氏に区別せずに紹介する。
二人の話によると、代表選はもう一度「党のカネ」を握ろうとする小沢元代表と小沢に反対勢力の権力争いだという。代表選に立候補した５人にうち、本命とみなされるのが小沢の推す海江田万里経済産業相で、対抗馬と目されるのが前原前外相だという。
海江田の「小沢先生頼みます」という姿勢は情けない。総理になるという自覚がない。ビジョンもリーダーシップも期待できない。国会で泣いてみたり。いい人なのかも知れないが、経済産業省の官僚たちは「海江田大臣は安心だ」といっていたのは、操りやすいということだ。菅首相に辞表を出して突っ返されたが、最後の閣議に出席するのか。根性があるなら出ないだろう。小沢が海江田を選んだのは最も使いやすいからだという。
二人とも前原の出馬は以外だったという。さきがけ時代の武村氏の同士だった。シャープで政策判断のできる人だという。家庭の事情で少年の頃から苦労している。外国人献金問題で外相を辞任しているので、今回は立候補しないと思ったが、今回を逃がすとチャンスがないと判断したのだろう。組織を動かすのは上手な人ではないという。
小沢は御しやすい政権を作ろうとしている。国民は民主党政権に見限りをつけているので、新政権も短命ではないか。新政権のスタートの支持率が５０％になるだろうか。（安倍６７％、福田５４％、麻生４５％、鳩山７７％、菅６６％）。民主党の議員たちは、税金の話を嫌う。国民の歓心をかうことしか考えない。民意を問う総選挙をするか、民主党を整理して政界再編成をする必要がある。
代表選は、無記名投票だから親分の顔色を見る必要がない。自分の選挙区の有権者に誰に投票したか。何故投票したかを説明できる人に投票すべきだという。以上が武村、増田両氏の”放談”である。
「帯に短し、襷にも短し」という酷い揶揄はあるが、５人の候補者から誰を選出すべきか。番組を見ている聴視者も発言すべきではないか。代表選は他人ごとでなないからだ。
http://27234091.at.webry.info/201108/article_28.html
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