この国を考える
http://ajimura.blog39.fc2.com/blog-entry-1230.html
バス・トラック事故原因「過労」が３割　2010年7月8日

(転載開始)

また、１６件のうち５件で、運転手の過労があったことも指摘。９月に茨城県で３人が死亡するなどした玉突き衝突事故では、追突したトラック運転手が事故当日の９日前から車中泊を繰り返しながら連続で運転しており、「相当な過労状態だった」としている。

(転載終了)

当方に言わせれば、こんなの氷山の一角に過ぎない。誰も彼も奴隷状態でこき使われている。人権などない。中日新聞も自動車に甘い。特にトヨタだ。原発の問題など他社とは違うし、先日も看護師の夜勤問題について取り上げていたが、自動車については中日は駄目だ。ただ誤解のないように書いておくと、他社はもっと駄目だが。

2010年7月21日の記事も、重要だ。
バス大異変！――知られざる公共交通の実像
http://ajimura.blog39.fc2.com/blog-entry-1243.html

(転載開始)

バス業界の実像では、常態化している経営赤字を補うため、
・・・償却済みの古いバスを修理しながら大事に使うことで、減価償却費を抑えている。バスの償却期間は5年。一般的な耐用年数は10〜15年。だが、「20年以上前のバスが使われている例もある」（国土交通省自動車交通局旅客課）。
と指摘している。

バスが炎上する事故などが問題になったが、さもありなんという気がする。

(転載終了)

高速夜行バスの大攻勢で国鉄・JRの夜行列車は、ほぼ壊滅状態。ところが勝っているはずのバスも経営は苦しく、輸送機材にしわ寄せが出ている。10年もの、50万キロ走行の物件でも立派に購入の対象になる中古バス。維持費を極力おさえるために部品を交換しない。エンジンの冷却系統など、経年でウォーターポンプなど故障する。バスの冷却系統は特に重要だ。バスのエンジンは大抵後ろにある。だから熱がこもりやすい。古くなると冷却水路がつまるからな。それでも修理せずに放置すればエンジンの冷却ができずに出火。まるで原発事故だ。

当方の知っている地方バス会社だが、他社からスクラップ寸前のバスを購入して運用している。1980年代の製品だ。古いと言えば個人所有のダンプカー。1980年代に流行した、角型四灯式のダンプが地方ではいまだに現役だ。これの後ろを走ってはならない。積みすぎの砂利が乗用車のガラスを直撃して、ガラスが割れたりする。運転している奴は、あの世界の連中だ。土木作業員とか、例のフロント企業が多い。ダンプも個人構成員だったりする。携帯電話を運転中も堂々と使っている。法律で禁止されているはずの、運転中の携帯電話使用。誰も怖がって警察に通報すらしない。こわいぜ。

奴らはアマチュア無線の世界にも進出している。特に144MHz帯とか430MHz帯とか、バンドの多くを勝手に占領している。アマチュア無線というのは免許と機材があれば誰でも運用できるが、勝手に自分達で周波数を占領して運用する奴らが多い。ここに出ようものなら、おそるべき攻撃が待ち構えている。やくざに占領されたアマチュア無線。これでは誰も参入したがらない。電波を占領する無法集団。この問題も社会に訴える者がいないので、トラックの世界にからませて問題提起してみた。ちなみに大手運送業者は、MCA無線機を使用している。これは運営費用が高く、ただ同然のアマチュア無線にやくざが目をつけたのは当然か。

ところで上記のニュースにある、トラックの追突事故も過労ばかりでなく、例えば運転しながらの携帯電話使用とか、充分にありえる。現に自動車運転中にすれ違うトラックで、携帯電話を使用している運転手は多い。道路は無法状態であり、下手に遠出すると大事故に巻き込まれかねない。恐るべき日本。未来はないだろう。