http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/204.html
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産経新聞を読むとその日の気分がすぐれないことが多いので、できるだけ読まないことにしている。
しかし、8月6日朝刊に掲載されていた「産経抄」を”見てしまった”。
やはりその日は気分がすぐれなかった。翌日になったも気分がよくない。むしろ憤りを感じるぐらいまでになった。
文末ににその全文を引用する。
私が最も憤りを感じる部分は「(菅首相が)さらに放射能汚染の予測を隠蔽し、福島県民をはじめ国民に正確な情報を伝えなかった罪は万死に値する」というくだりである。
当然、政府・東電が正確な情報を速やかに公開してこなかったことは問題であるのは間違いない。
しかし、産経新聞が問題点に気づき、追求し、公開したらよかったのではないか?
「メルトダウンはしないのですか?」「放射線の影響は本当にないのですか?」「原発が壊れたのは本当に津波の影響なんですか?」「農業漁業への影響はどうなんですか?」「避難地域を広げないのですか?」「子供に対する基準値はあれでよいのですか?」
…いっぱい追求する機会はあったのに。
情報を発表するのは政府・東電の義務であるが、国民に正確な情報を伝えるのはマスコミの使命ではないのか?
まさか、政府発表・東電発表の情報をそのまま流していたらいいと思っていたのではあるまいか。政府発表・東電発表のものを何の疑問もなく記事にしていたのだろうか。
それなら、発表されたものをそのままコピーして読者へ配付した方が、記者の「余計な誤った情報」が入らず、国民が自分で情報を判断することになっていい。早く・正確に伝わるし、編集しなくていいから楽だろう。
マスコミは「視聴者・読者に正確な情報をより早く伝える」ためにあるのではないか。問題点を追求すること、それがジャーナリズムではないか。
「国民に正確な情報を伝えなかった罪は万死に値する」というのは、実は産経新聞の記者たちに言えることだと思うのだが…
産経抄はこう続いている。「自分の責任は棚に上げ、すべて他人のせいにする情けない人物しか民主党にはいないのか」
民主党を産経新聞に変えて、そのまま記者たちに送りたい。
***
産経抄 8月6日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110806/stt11080603140001-n1.htm
どうやら民主党の唱える政治主導は、国民の「主(あるじ)」だと勘違いした政治家が、官僚や民間会社のトップに責任を押しつけて「引導」を渡す意味だったらしい。海江田万里経産相は、原発事故や原子力安全・保安院の「やらせ」問題のけじめとして経産省首脳3人を更迭した。
▼事故発生後の次官をはじめとする3人の働きぶりが素晴らしかったとは言い難く、責任は免れない。しかし、政治主導というなら責任を真っ先にとらねばならぬ政治家が少なくとも3人いる。
▼まずは、海江田経産相だ。菅直人首相夫人から「泣くような人に大臣は務まらない」と蔑(さげす)まれても辞めようとしない。男のプライドがあるなら、さっさと辞表をたたきつけるべきだ。
▼2人目は北沢俊美防衛相だ。地震当日に奈良を旅していた東電社長が、あわてて帰京すべく名古屋から自衛隊機に搭乗したところ、何が気に入らなかったのか途中で引き返させた。おかげで東電はトップ不在のまま運命の3月12日を迎えた。
▼真打ちは、もちろん菅首相だ。大惨事を食い止められるかどうかの瀬戸際にあった福島第1原発に震災翌朝に乗り込んで、混乱に拍車をかけただけでも政治家失格だ。さらに放射能汚染の予測を隠蔽(いんぺい)し、福島県民をはじめ国民に正確な情報を伝えなかった罪は万死に値する。
▼自分の責任は棚に上げ、すべて他人のせいにする情けない人物しか民主党にはいないのか。子供1人当たり月2万6千円をばらまくマニフェストという毛針は、ようやく引っ込めたが、まだまだ反省が足りない。まずは百害をばらまいている首相を即刻辞めさせ、改めて国民に信を問うのが筋だ。それができぬのなら政治主導の看板をすぐ下ろしなさい。
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