http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/861.html
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http://blog.livedoor.jp/mkubo1/archives/51320562.html
米国、小型株がいいです。
S&P600(小型株)で、年初来11.68%です。
ラッセル2000で、年初来+12.17%です。
(ダウ30で+5.28%、S&P500で+6.94%)
業種では、KBW銀行株指数で+14.40%と金融関連が強いです。
これは、欧州を起因とする信用不安の解消が最大の理由だと思います。
世界的に、ソブリンのCDSは低下しています(添付)。
あと、年初に起きていることは、この信用不安の解消により、思いっきり作用反作用の法則が効いています。
業界用語で言えば、「リターン・リバーサル」です。
S&P500の年初来の上位の上昇業種は、昨年のパフォーマンスが悪かった業種が多くあり、逆に年初来のパフォーマンスが悪い業種は、昨年のパフォーマンスが良かった業種が多いのです。
典型例が銀行と公益なんでしょう。
銀行が-25%と+14%、公益は+15%と-3%です。
この逆の関係は全てに当てはまるわけではありませんが、多くは 程度の差こそあれ、銀行や公益のような動きをしています。
ここで、気をつけるのは、昨年の後半に、ユーロは金融緩和を行っているということです。
金融を緩和しているので、信用不安が小さくなれば、金融緩和の影響が流動性資産には現れやすいということです。
昨年の8月1日から安値まで何%下落して、安値から、先週金曜日まで何%上昇したかを計算してみました。
指数 安値の日 下落率 上昇率
ユーロ50 9月12日 -25.3% +26.1%
S&P500 10月3日 -14.6% +22.4%
日経平均 11月25日 -18.1% +8.2%
DAX 9月12日 -27.1% +33.4%
FTSE MIB(伊) 9月12日 -22.0% +22.0%
ボベスパ 8月8日 -16.9% +34.0%
AS51(豪) 9月26日 -14.1% +10.0%
上海総合 1月5日 -20.5% +8.5%
いかがですか。
安値を早くつけた方が、よく戻っています。
こう見ますと、日本や中国は、出遅れているのが分かります。
あと、注目すべきは、ブラジルの堅調さとオーストラリアのもたつきぶりが目に付きます。
昨日も書きましたが、原油など資源価格がまったく冴えませんから、その影響がオーストラリアなどに出ているような気がします。
ともかく、1次産品の値動きが低調で、荷動きも低調なのでしょう。
もちろん、中国の株価もいまいちなのです。
日本のその影響があるかもと思ってしまいますね。
話を最初の米国の株価に戻しますと、作用反作用の法則が急ピッチで効いているわけで(今は反作用が効いているところです)、★リバウンド後、さらに順調に伸びるのか、一度、調整するのか、2月中には結論が出るかと思っています。
理由は、何回か書いている★2月29日があるからです。
今のところ、マーケットの信用回復の大部分は、この2月29日による部分が多いと思います。これで、景気回復が順調に行けばいいのですがね。
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■J・ポールソン氏の旗艦ファンド1月5.41%・・ 金投資でアドバンテージが回復
http://media.yucasee.jp/posts/index/10346
ヘッジファンド界の大御所ジョン・ポールソン氏が代表の運用会社ポールソン&カンパニーの今年1月の主要ファンドのパフォーマンスは、「アドバンテージ+」が5.41%となるなど回復していることが4日わかった。
ブルームバーグによると、今年1月の月次成績は、旗艦ファンドの「アドバンテージ+」が5.41%だったのをはじめ、リカバリー3.12%、★ゴールド13.40%など好調だった。
昨年は、アドバンテッジ+は年利−52.5%をはじめとして散々な成績だった。辛うじて夏場までは歴史的高値となった金先物相場の恩恵を受けたゴールドファンドが10.5%と唯一のプラスだった。
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