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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE81K23S20120203
電力7社・Jパワー・日本原子力発電を格下げ方向のモニターに指定=R&I
2012年 02月 3日 15:33 JST
パナソニックが今期営業利益予想を下方修正、市場予測下回る
日経平均4日ぶり反落、国内勢は利益確定売り
オーストラリア東部で豪雨、石炭と農作物の価格に影響も
日立が事業を5グループに再編、社会インフラ分野強化
[東京 3日 ロイター] 格付投資情報センター(R&I)は3日、中部電力(9502.T: 株価, ニュース, レポート)、関西電力(9503.T: 株価, ニュース, レポート)、中国電力(9504.T: 株価, ニュース, レポート)、北陸電力(9505.T: 株価, ニュース, レポート)、四国電力(9507.T: 株価, ニュース, レポート)、九州電力(9508.T: 株価, ニュース, レポート)、北海道電力(9509.T: 株価, ニュース, レポート)の電力7社の発行体格付け(AA)、Jパワー(電源開発)(9513.T: 株価, ニュース, レポート)の発行体格付け(AA)、日本原子力発電の発行体格付け(A+)を引き下げ方向のモニターに指定したと発表した。
R&Iによると、今回、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)と東北電力(9506.T: 株価, ニュース, レポート)以外の原子力事業者9社の発行体格付けを引き下げ方向のレーティング・モニターに指定したのは、原子力発電の運転停止による収支・財務への影響が看過できなくなっているなど、原子力発電が抱えるリスクをより強く格付けに織り込む必要があると判断したため。
・カッコはレーティング・モニターの指定を示す。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE80U00120120131?sp=true
米シェールガスが日本経済に思わぬ恩恵、余剰LNGで停電回避
2012年 01月 31日 21:45 JST
1月31日、米国で進む新型天然ガス、シェールガスの増産が思わぬ形で日本に恩恵をもたらしつつある。写真は都内の火力発電所。2009年1月撮影(2012年 ロイター)
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[東京 31日 ロイター] 米国で進む新型天然ガス、シェールガスの増産が思わぬ形で日本に恩恵をもたらしつつある。
東日本震災後の日本経済は原子力発電所の操業停止による電力不足が懸念要因だが、米国で天然ガスの自給率が高まった結果、カタール産の液化天然ガス(LNG)が余剰となり、日本国内の電力各社は火力発電所の稼働率引き上げで停電を回避できた側面があるようだ。
財務省の通関統計によると、2011年のLNG輸入量は前年比12%増の7853万トンと過去最高を記録した。原発稼働停止を受け、電力各社が通常なら稼働率が半分程度と低いLNG火力発電所をフル稼働させた結果だ。このため懸念されていた夏の電力不足を乗り切り、今冬も停電を回避できつつある。
<原発事故でLNG輸入1000万トン増>
電気事業連合会が17日公表した電力10社の2011年12月の発受電電力量速報によると、電源別の発受電電力量は、原発が前年比75.5%減の55億5109万キロワット時と大幅に減少した一方、火力は41.7%増の604億2423万キロワット時と大幅に増えた。LNG消費量は498万1194トンと単月で過去最高となった。
資源大手の試算によると、3月の東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第一原発での事故以降のLNG輸入量は年間ベースで約1000万トン増加した。このうち半分がカタールからの調達分とみられる。
<米ガス増産であてが外れたカタール大増産>
カタールのLNG生産能力は2008年末に3000万トンだったが、2010年12月にLNGの増産工事が完了し、年産能力7700万トンと世界最大のLNG供給力を確保した。生産主体は米石油メジャーのエクソン・モービル(XOM.N: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)、米コノコフィリップス(COP.N: 株価, 企業情報, レポート)などで、生産量の6─8割が日本や韓国、欧州向けの長期契約分。残りは主に米国向けにスポット(当用買い)契約需要を想定していた。
しかし、米国で地中の岩盤層に含まれる新型天然ガス、シェールガスの生産が本格化し、カタール産LNGの米国向け需要が事実上なくなった。2000万トン程度の売り先がなくなった格好で、日本の原発事故によるLNG需要急増は渡りに舟だった。
長期契約が主体の日本向けLNG価格は100万BTU(英国熱量単位)当たり16ドル前後と、欧米の同8─9ドルと比べそもそも割高だが、国内電力各社は需要期の冬に向けスポット買いを加速、11月には18ドルと高値で買い集めた。
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の石井彰特別顧問は「米国向けが余っていたから確保できた。今日本で停電が起きていないのはまさにシェールガスのおかげ」と指摘する。
(ロイターニュース 竹本能文:編集 山川薫)
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