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http://blog.goo.ne.jp/msi021112/e/51cd34c9859bd8f04140b4ebab3f7ce4
長かったような、短かったような1月が終了した。寒い冬で冬物商品が衣料品はじめ売れ行きは好調らしい。昔から夏は暑く、冬は普通に寒い方が景気にはいいとされてきた。
さて1月の金価格だが、終わってみればFOMCの決定を受けた後のラリーが効いてドル建て値幅で171ドルの上昇となった。この数字はNYコメックスで取引の中心になっている「中心限月(active month)」ものだが、他も大きな違いはない。率にして11%と1月としては1983年以来というから29年ぶりの大幅高ということで終わった。結果的に相場は、“疑いの中で”育ってきたというわけだ。
ところで本日ブルームバーグがソウル発で「韓国中銀:中国の株式と国債の購入を検討−外貨準備の分散狙う」というニュースを流していた。「外貨準備の分散化を狙い、数億ドル相当の中国株のほか、さらに大量の中国国債の購入を検討している」としていた。
このニュースを見て、そうか、そうか、と思った次第。
韓国は昨年、2度にわたり中央銀行が外貨準備で金を買いその量は合計40トンだった。2度目が判明した12月5日のここに
「先週は韓国の中央銀行が11月に15トンの金を購入したことが明らかになったが、買い付けは今年に入り2回目で前回の25トンと合わせ金準備は40トン増えたことになる。韓国は外貨準備の保有では世界第8位の規模(3000億j前後)だが、金保有となるとこれまでブルガリアについで46位の39.4トンだった。外貨準備の分散化を積極的に進める動きであるならば、さらに金を買い進める可能性が考えられる」とした。
そこで本日のこのニュースは非常に意味を持つわけだ。なぜなら12月5日に書いた「外貨準備の分散化を積極的に進める動きであるならば」という条件を満たす内容のニュースであるわけで、当方の見立てでは「韓国はさらに金を買うだろう」ということになる。さて、どうなるかね。
さて今夜は米国がらみでは1月のISM製造業景況指数と同じく1月のADP全米雇用データが要注目。結果如何でドルが売られたら1750ドル突破へ。同時進行のギリシャ問題もあるが。
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■NY金先物:続伸8週間ぶり高値−ドル下落や欧州懸念で代替需要
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LYQBY307SXKX01.html
2月1日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は続伸。ほぼ8週間ぶりの高値となった。欧州債務懸念が根強いことやドルの下落で、代替資産としての金の需要が高まった。
ドルは主要通貨のバスケットに対して一時0.8%安。金は先月に月間で11%急伸し、1月としては1983年以来の大幅高を記録した。欧州の債務問題を要因としたリセッション(景気後退)懸念が強まったことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を少なくとも2014年遅くまで低水準に維持する意向を示したことが背景にある。
TEAMファイナンシャル・マネジメント(ペンシルベニア州ハリスバーグ)のジェームズ・デーリー氏は電子メールで、「金はハードカレンシーのように取引されている」と指摘。「複数の国での信用緩和を理由に、通貨の価値低下が心配されている」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4月限は前日比0.5%高の1オンス=1749.50ドルで終了。終値では昨年12月2日以来の高値となった。一時は12月8日以来の高値となる1754ドルまで上昇した。
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