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格差はやがて経済を崩壊に導く ]X
2012-02-01 07:19:07 | Weblog
今日は朝早く起きて時間がありますので、以前インフレがなぜ起きるのかを書く事になっていましたので、自分なりの考察したものを書きます。
やはり基礎となっているものは以前書いた「AEの関係」が元になっています。それは貨幣は労働と労働の交換財であるという理論?です。
現在の社会で使われている貨幣つまりお金ですが、本来銀行に預けられたお金、預金通貨(注1)は貨幣の機能とては『保存機能』にあたるものです。
人々が貨幣を知らないことを良いことに、今までの貨幣の流れの中で研究されてこなかったということになり、一部の人の都合のよい((悪く言えば人間が人間を支配するために)ように隠されてきたものといえます。
貨幣の交換機能に重点を置いたかたちで使っていれば、インフレを止めることができたと考えています。 そこでインフレはなぜ起きるのかということになります。
それはマネーストックという中で現金通貨と同一の位置に置かれている預金通貨のあり方が問題となるわけです。預金通貨は銀行からおろせば即流通マネーとして使われます。
人は何ゆえに預金をするのかということになります。それは何かがあれば安全資産としていつでも引き出せる性質を考えてのことだと言えます。その何かということの例として上げますと、天候に左右される穀物を例にとります。
不作であると予想されたとき穀物の値段は限りなく上昇します。現物の収穫はまだ先のことになりますが値段は上がります。これは現状の生活でなんとかやりくりをしている人のお金で上がるわけではありません。つまり生活費以外の金、眠つていたお金が動き出したことになります。それは現金を金庫にいれて置くのは安全とは言えませんから、安全のために銀行に預金されていたお金ということになります。
そこに預金できる人とローンの支払いに追われている人との格差が現れているわけです。 プラス資産を持っている人の金が銀行から下ろされ、もしくはプラス資産があるということから銀行での信用があり、借り入れを行い、値上がりしていくであろう穀物を買い込んでいく、それは先物取引であり、穀物の上昇を招くことになります。
穀物商品(労働で作られたもの)が値上がりしていくという情報は、人々を早く買わなくてはという、今必要としていないない商品でも買いに走るわけです。ここには人の購買意欲は心理的に動いているわけです。 ここで書いたものは単なる穀物の例ですが、現金通貨(交換機能)と預金通貨(保存機能)が分かれていないことが問題を起こすわけです。
まず最初にインフレを抑制しようとするなら、預金通貨を即下ろすことができないような仕組みを考え、マネーストック(旧マネーサプライ=通貨供給量)云々ということから考えを改めなければならないでしょう。単なる一例でした。
注1 以前書いたブログより 格差はやがて経済の崩壊に導く ]T 日本銀行は13日、企業(金融機関を除)や個人が持つお金の量を示すマネーストック(旧マネーサプライ=通貨供給量)の昨年12月の残高を発表した。代表的な指標のM 3(現金と預金、譲渡性預金の合計)は、前年同月より2・6パーセント多い1111兆1千億円だった。今の方式で比較できる2004年4月以降で最大の伸び率だ。 特に現金のようにいつでも使えるお金の量を示す「預金通貨」は5・7パーセント増で、東日本大震災後の4月から5パーセント以上の伸びが続く…中略 ここで私なりに疑問を感じるのは通貨供給量の中で「預金通貨」という貨幣のあり方である。表として書かれてあったが、ここでは表として書き込めないので。文章として説明します。 現金通貨(いわゆる市中に出回っているお金です) 預金通貨(銀行に預けられいつでもおろすことができるお金) ここで現金通貨は=預金口座に入金後=預金通貨となる 預金通貨は=預金口座からおろされた後=現金通貨となる それらをひつくるめて現在の考え方はマネーストック(通過供給量)ということになっている。
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