http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/788.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/okane_koneta/archives/51689583.html
ついにドイツの堪忍袋の緒が切れそうだ。
要は、ギリシアの予算執行の権限を、ドイツなど「金を出す国」がもらう。。。という事だ。責任と権限は表裏一体・・ドイツの主張には筋が通っている。
見方によっては、国境を越えて行動するドイツに「生理的な嫌悪感」を持つ他欧州各国に「飴」を与えて権力を奪取するプロセスになる。
かつてのヒトラーは、飴を与えず、戦車で国境を越えた。
メルケルは、どんな飴を用意しているのだろう。
****次第に「ドイツvs英国」の戦いになってきている。
FTの記事を読んで、ふと感じた。
こうなると、もしかしたら、これまで頑なに「PIIGS」救済を拒んできたドイツの態度が急変するかもしれない。
歴史が動く時、歯車がずれる。
ずれると、えーっという方向に事態が進み始める。
観察のためのレーダーを高くしておかなければならない
*******************************
■メルケル流財政協定は機能しない(ルクセンブルグ外相)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
アッセンボーンルクセンブルグ外務大臣は『メルケル流の財政協定は機能しない』と発言し、ヨーロッパ内でドイツに対して公然と反発する動きが出てきていますが、今やドイツがヨーロッパで独り勝ちをしている状態に対して、警戒する動きが公然と噴出してきているのです。
『ヨーロッパをドイツ語支配にしようとしているのではないか』
これはヨーロッパの高官が述べたと言われている言葉ですが、ヨーロッパでは、ドイツ=ナチス=ヨーロッパ制圧、という悪夢がよみがえってきていると言われる位、ドイツの力が強くなってきており、一部ではユーロを導入したのは、ドイツがヨーロッパを支配しようとしたためではないか、という指摘をするEU幹部も出てきているのです。
ドイツが中心となりユーロを導入し、ユーロをヨーロッパの通貨として流通させ、ドイツがこの通貨制度を支配下に置き、事実上、ドイツがヨーロッパの金融・経済を支配することを初めから狙っていたのではないか、という疑念が出てきており、今、ギリシャから財政政策に関する権限の一部をヨーロッパの機関(事実上のドイツ監視下)に移させようという動きがドイツから出てきており、この見方を裏付ける動きともなってきているのです。
ギリシャ問題は既にデフォルトであれ、秩序ある破たんであれ、もはや関係なく、問題は破たんの危機に直面していますポルトガル・イタリア・スペインをドイツの監視下に置くかどうか、という次元に移っているのです。
そしてこれが進めば、ルクセンブルグ等の弱小国はドイツの前にひれ伏すしかありません。
<ドイツ>対<他のユーロ加盟国>
今はECBの滅茶苦茶な金融緩和で一息ついて時間稼ぎをしていますが・・・
***comment
論旨が英国シティのオピニオン=FT記事からのものであることが・・意味深である。
やはり欧州危機の根底は、アングロサクソンvs 欧州の・・金融セクショナリズムの抗争なのであろう。
統一欧州の苦悩に乗じて、経済アナーキズムの攪乱の手を突こむ英米金融ストリートの手法は、欧州大戦前のものと変わっていないようだ。
「ヒトラーの野望と敗北」の残像に「メルケル」を重ね合わせる歴史的蓋然性とは・・如何なものか?
歴史は螺旋状に非連続するの・・金融セクターの歴史的意思は同根であっても・・メルケル女史は同じ過ちの衣装は着るまい。
内ゲバ金融資本主義・・アングロサクソン存亡の胸突き八丁・・欧州統合の歴史的実験の帰趨を中国は懐手して見つめておる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。