★阿修羅♪ > 経世済民74 > 661.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
国家財政の破たん原因は低い消費税ではなく官僚機構の肥大化では-経済学者の分析乞う
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/661.html
投稿者 otoppi 日時 2012 年 1 月 16 日 10:33:42: cUHXG0u8x2am6
 

国家財政の破たん原因は低い消費税ではなく官僚機構の肥大化では-経済学者の分析乞う

デフレ下の消費税アップは不況の深刻化を招き、むしろ税収の減少になる恐れが高いと見ている経済学者も、基本的には(政府インジェクションにより景気を上向きにした暁には)いつかはOECD平均並みに上げざるを得ないと考えている人が多いと思えるのだが、本当にそうなのか疑問である。

まず、単純に各国の消費税と国家財政状況をみると、消費税率と国家財政は関係がない、むしろ消費税率が低い国(スイスなど)の方が健全であり、高い国(ギリシャなど)の方が悪化しているので、消費税率が高い方が国家財政が良いとは言えない。
http://www.777money.com/torivia/syouhizei_world.htm
http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_pol_seisaku-nenkin-zeisei20120106j-07-w420

次に、社会福祉のために消費税率をあげるという考え方は、基本的にデモグラフィックの変化がないことを前提にしてしか成り立たないのではないか。したがって、デモグラフィックの変化を理由に消費税を上げでも、問題は解決できない。

さらに、リーマンショックの時に誤ったレーティングによりその原因の一つになった信用評価機関の国債レーティングと、空売りし放題の市場に依存したCDSを放置しながら一喜一憂する状況を変えない限り、消費税率を高くしても何の解決にもならない。

社会福祉の財源をその時の国民に求めるのは、民間の保険であったなら認められない行為であるのに、国家による保険制度でそれを認めることは矛盾があり、基本的にデモグラフィックの変化がなく経済変動がないという前提でしか成り立たない制度である。

国家財政の破たん原因の最大の要因は政府による浪費、即ち肥大化した政府財政支出(日本では特別会計や政府関連機関など)と公務員人件費と関連費用、あるいは国によっては戦争・軍事費用ではないか。

消費税と社会福祉と景気の関係は、今までの資本主義国家財政の仕組みそのものの欠陥によるものであり、消費税率をOECDの平均にしても何の解決にもならないとおもうのだが、経済学者、経済学徒の諸君の実証研究をお願いしたい。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年1月16日 11:35:12 : uHmsKH2ntv
>国家財政の破たん原因の最大の要因は政府による浪費、即ち肥大化した政府財政支出(日本では特別会計や政府関連機関など)と公務員人件費と関連費用、あるいは国によっては戦争・軍事費用ではないか。

これらは江戸時代からある同様の代わり映えしない、ありきたりの経済的事象でしかない。
いまの日本経済の財政的いびつさの元凶そのものは、日米同盟という隷属的占領政策の下で買わされ続けた巨額の米国債そのものにある。
いまや安定したドル資産という評価よりは、すでに拘束された目減りし続ける不良債権化しつつある資産であって、自国経済には使えない状況に置かれている。

これがまったく問題視されずに国家財政の破たん原因が論ぜられるのは、片手落ちであっておかしかろう。


02. 2012年1月16日 12:28:42 : RzqCBoHeak
日本の学者や専門家が、官僚機構を全部ミックスして論じるのは大きな誤りだろう。官僚機構と呼ばれるものには、実体を持つ官僚機構とそうでないものが混在しているのだ。例えば、大学や教育や病院などは実体を持つ存在である。大学教授や教員や医師や看護師などは確かに官僚機構の中に属してはいるが、かれらは直接的な政治活動は行っていない。ディシジョンメーカーでもない。こういうものは実際の職である。一方、各省庁の事務次官やキャリア官僚や天下り官僚は、実質的な専門職の仕事を持たない。この連中がいわゆる官僚なのだが、こういう人々と専門職は完全に区分して考えなくてはならない。なぜなら、一概に官僚機構を破壊したり、縮小すれば、学校や病院も大混乱に陥り、結局国民が泣くことになるからだ。それは、政治家や国民が官僚機構を縮小しようとすれば、その機構の経営者権利を有する官僚事務官が、自分たちの職場は安泰にするが、その下に属する病院や学校などの施設をsh愚苦笑したり人員削減するという姑息な手段をとる傾向があるからである。まずは官僚機構の事務官を縮小すべきことで、事務官から官僚機構の経営権を奪うことが先決である。さまなくば、結局彼らに好きなように改ざんされるのである。大事な教師や看護師や医師の人員や給与が真っ先に削減され、逆に事務官の給与は上がり、人員も増えることになるからである。こうした事態は、民主党政権になり、蓮舫と枝野の事業仕分けが行われて真っ先に天下り先の機関で行われたのである。そういう天下り職場で何が起こったかといえば、真っ先に実際に職務を行っている本来の専門職人員と給与が切り下げられ、天下り官僚とその手先である事務官はまったく温存されたのである。結果として、天下り先機関の本来の業務は滞り、名前だけの機関に成り下がってしまったのである。しかし天下りの元官僚たちの給与所得も退職金もまったく減ることなく、減ったのは実際の作業と職場の専門職の給与と人員であった。その結果、末端の一般の国民はサービスを受ける機会を失ったのである。たとえば、さまざまな相談業務の天下り機関では、国民の相談に乗る専門家が職を失い、相談業務の派出所を取り仕切る都内本部だけが生き残ったのである。何もしない機関の本部など生き残っても意味がないのである。いたずらに官僚機構削減を行おうとすると、国家レベルや全国レベルで同様の事態が生じるだろう。この点を肝に銘じて、こういう問題を論じなくてはならない。分かるな。

03. 2012年1月16日 12:42:36 : IOzibbQO0w

国家に限らず、どんな経済主体も
 稼ぎが少ない(GDPの縮小、低い税率)のに、使い過ぎれば必ず破綻する

 その責任を官僚や政治家、会社の経営者など他人の無能ぶりに押し付けても余り意味はない

 稼ぎに合わせて支出を削るか、稼ぎを増やす工夫をするかどちらかだが

 いずれにせよ、ギリシャみたいにダメな組織は、誰からも借金ができなくなって、強制的に支出(社会保障、公務員、公共投資・・)が削られることになる

 借用書(日銀券)を、いくらばら撒いても無駄なことだ


04. 佐助 2012年1月16日 13:56:26 : YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU
森永氏はじめ経済学者の殆どはデフレでの消費税増税は反対論者が多いです。私は素人なので意見を述べる資格がないのかも知れないが言わせてほしい。それと

霞が関のムダ堅持と国民負担増加増税は政治家と官僚の利権構造を守るため,永田町と霞が関と大マスコミの国民からの遊離が進むだけのこと。官僚たちの公務員は増税しか能がない,インテリ学歴だがよほどバカとしか考えられない。(私の経験から事実です)


ケインズ理論やクルーグマンの提唱した「調整インフレ論」では消費税増税は需要と供給のバランスが崩れて内需が低迷する。政府は三年先に消費税を上げる事によって、一時的なマイナス金利を演出してるんだと思うが。消費税は国全体の売上を直接下げるものである(消費が低迷する)。これに対して法人税、所得税は、売上の中から利益を出しそれをどのように配分するかの問題である。デフレでの消費税を増税するとデフレスパイラルを起こすことを意味している。激しい経済縮小が起こり、低価格競争と、所得低下が循環的に繰り返される。雇用が減り所得も減り、物価が安く、株価が底をつくことになる。消費税増税で失速は確実である。

消費者の所得がインフレに追い付けない最大の根因は,低賃金国に間接・直接的に5割以上も依存しているため,国民所得を上げにれないのだろう。すでに企業移転必要製品は海外に移転している。仮に自然エネルギーへのシフトしても政策転換が遅れるので

国民は消費税増税は最初やむ得ないと認めても自己防衛してから反対運動を起こすものです,消費税増税などは,消費者は現象を連関させて思考するために,「やむ得ない」と,国民は最初は容認の方向に走る,消費者は買い溜めして自己防衛する。生活防衛が限界点になると,企業や国家(政治,官僚)と対立意識から抗議する。生活必需品値上がりは国家と企業の結託だと見なして自然発生的暴動を起こすものである

デフレ時に生産者への優遇策を取ると、生産量が増えてもその増加分を貯蓄を取り崩して消費することができず所得に結び付かない。おまけに消費税増税の時期を明記するよう指示したことは心理的に節約ムードが助長してデフレを促進しているようなものである、素人的には考えられない政策である。

常識的には消費者側への資金投入や補助金、負担の軽減により消費を増やすことが解決の一つで、消費刺激策を取ることが重要になる。消費税減税、ガソリン税軽減、高速代金の無料、保険料の軽減、預金金利の引き上げ、天下り排除してムダを無くす、また第二次、第三次産業革命へ向けた官民一体の経済体制転換を打ち出すなど。これを間違えてデフレ時に生産者への優遇策を取ると、生産量が増えてもその増加分を貯蓄を取り崩して消費することができず所得に結び付かない。

もう一つ,金本位制の復活です。キンは価格が高くなると生産量が減少する希少金属(レアメタル)なのでキンとリンクさせ固定レートにする手が確実です,世界恐慌も沈静化します。これでも雇用は改善しないので最新鋭の自然エネルギーから最新鋭の産業革命を興すことです。

貧乏人には我慢、金持ちには借金棒引きでは、バブルの発生は避けらないし、回復する時間を長期化することは1929年に検証されている。我々は機会損失の心理が、上昇すれば永遠に上がり下降すれば永遠に下がるという脅迫心理に襲われ投機の底無し沼から脱出できない。そのため、破産が避けられなくなるのだ!  経済学の常識では,キンの希少性と通貨慣習だけが強調される。そのため、キンの助けを借り、世界の金融システムは一時的に安定させざるをえない。日本銀行が密かに「1億円札」を発行―米国のみならず欧州各国まで日本の天皇家の「金塊」をアテにして頼ろうとしているらしい。 世界の常識は金本位制であることが読み取れます。日本ではマスコミが報道しないから知らないだけでしょう。

現在日本銀行が「1億円札」を発行をもくろみ、大手企業54社に総計500兆円もの資金を配るらしい,これは内部留保や大企業を助けアメリカに投資させようとのたくらみでもある。金融ねずみ講に投資すると一時戻るも,世界恐慌は収束しないので,さらに悲劇が拡大することになる。このように弱者・消費者や中小企業は消費税でアップアップでデフレは解消しないことになり生産量を抑えることにはならないし世界恐慌への対策にもならない。

忘れてはならないのは“税金横領システム”を作動させて孤独死を増やす作戦を考えている
経済成長戦略のない消費税増税の社会保障・税一体改革案はペテントラップ(罠)法案である
ペテン政府の「社会保障・税一体改革案の骨子」は、
 @2015年度段階で年金、医療、介護、子育ての給付を3.8兆円程度拡充
 A2010年代半ばまでに段階的に消費税率(国・地方)を10%まで引き上げ法人実効税率の引下げを行う。
 B引き上げは、経済状況の好転を条件とし、11年度内に法的整備実施
この方針は経済成長戦略も景気政策もない社会保障・税一体改革案となっている。しかも消費税増税分の1%しか社会保障に使わないと明言している。

少なくとも消費税増税するとテフレの解消にはならない,経済成長戦略のない夢のような社会保障・税一体改革案はペテントラップ(罠)法である。すなわち官僚国家と民主党政権の天下国家造りは失敗だった。夢のない二枚舌総理に夢を語っても,二枚舌ペテンであるので誰も信用しないものだ。今回の世界恐慌は信用収縮,信用をなくした政権と捏造官僚(財務省・検察。最高裁)および世論誘導大マスコミには,何を語っても信用できない。

自然エネルギーに変わると我々は最新鋭の産業革命を謳歌することになる
最新鋭の第二次産業革命の前兆期にiPad 革命が普及してきました,ニュースを選択して読めるようになる。ランドセルが電子図書に代わる。黒板も電子図書化する。著作権が切れた映画・TV・本はもちろん無料になる。辞書、電子カメラなども、電子図書タイプの操作になる。専門用語の文章、挨拶、契約、誕生・冠婚葬祭カードは電子図書化される。そして都市も農業も漁業も家庭も工場も乗り物も太陽電子電池で動く時代がきます。一日も早く産業革命を謳歌出来る時代がきてほしいものです。


05. 2012年1月16日 15:15:24 : GZ4M0kMGBA
わたくし田中希尾は日々財務省と戦っております。

http://www.facebook.com/MOF.Japan


06. 2012年1月16日 18:48:15 : YRyE4hspJA
官僚機構の肥大化は間違い無く国を滅ぼす事は歴史が証明している。
財務省の闇を潰す事から始めよう。

07. 2012年1月16日 20:13:49 : Pj82T22SRI
>>04 金本位制の復活です。キンは価格が高くなると生産量が減少する希少金属(レアメタル)なのでキンとリンクさせ固定レートにする手が確実です,世界恐慌も沈静化

眞逆だ

今の世界景気後退から、本当の世界恐慌になる

金融の基本、なぜニクソンショックが起こったかを理解していれば明らか


08. 2012年1月16日 23:10:15 : iSiF4Yzq6U
>>02
は非常に読みにくいけど正論。

日本の公務員は、会社でいえば「管理」「総務」みたいなところが肥大化し、
「製造」「営業」に当たる部分が冷遇(どんどん外注化)されている。

というより、教育や医療など、多くの国では官が責任を持ってやっている仕事を
民間に丸投げしてきた(明治以来の伝統)。

単純に「公務員を減らせ」と騒いでも、国民生活に密着した部門が今以上に
不便になり、本丸の「管理」「総務」に巣食う特権階級(現代の貴族)だけは
無傷、というわけだ。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民74掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民74掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧