http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/656.html
Tweet |
日本の生保・銀行、ユーロ圏の国債売却加速
2012/1/15 21:23
NikkeiCom http://www.nikkei.com/
生命保険会社や銀行など国内投資家が、ユーロ圏の国債を売却する動きを強めている。財政不安が高まっているイタリア国債だけでなく、最高位格付けのドイツ国債でさえ、2011年1〜11月は2兆594億円の売り越しだ。同国債の年間売越額は過去最大となる可能性が高い。先週のユーロ圏各国の格下げを受けて売りが拡大すれば、円高・ユーロ安に拍車をかける可能性もある。
財務省の対外・対内証券投資調査によると、国内投資家はイタリアの国債・地方債などのソブリン債を同期間に9873億円売り越した。フランスのソブリン債の売越額も8635億円に達した。第一生命保険はイタリアなどユーロ圏の重債務国の国債保有残高を11年9月末から11月上旬までに半減した。
世界の投資家はユーロ圏の国債の多くを売っているが、安全資産とされる独国債の購入は増やしている。日本の投資家が独国債まで売っているのは、円高・ユーロ安により、ユーロ建て資産の価値が急激に目減りしているためだ。独がユーロ危機をどこまで支えられるか警戒感も根強い。
ユーロ圏の国債の売却が進む一方で、英国やオーストラリアなどユーロ圏以外で高格付けの国債は買い越しとなった。11年1〜11月の買越額は英国債が3791億円、豪州は6148億円だった。「国内投資家が外国国債への投資を絞り、その資金を日本国債に振り向ける動きがある」(外資系証券)との見方も出ている。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
![](http://www.asyura.us/img/asm.jpg)
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。