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◎ 米カリフォルニア州のGDP、世界9位に後退 かつて5位(CNN)
2012.01.15
CNN com http://edition.cnn.com/US/!
カリフォルニア州のベイエリアは2010年調査では経済力でスイスを上回っていた(CNN)
米カリフォルニア州の経済動向や人口動態などを調べる民間研究機関CCSCEは15日までに、2010年の世界各国の国内総生産(GDP)の比較で同州がブラジルに抜かれ前回調査の世界8位から9位に後退したとの報告書を発表した。
カリフォルニア州の10年のGDPは、米商務省の推定で1兆9010億ドル(約146兆円)。ブラジルは世界銀行の調査で2兆1000億ドルだった。10位はインドの1兆7000億ドル。
同州は2000年代初期、世界で5位の座を占めていた。2000年以降、年率1.7%の低成長が続き、高成長を記録するほかの国に追い抜かれた格好。CCSCE幹部は、ブラジルの8位浮上について1億9000万人の人口規模や輸出産品の価格上昇が要因と分析した。カリフォルニア州の人口は3700万人。ブラジルとカリフォルニア州の順位が入れ替わった要因については、カリフォルニア州の後退というよりもブラジルの躍進が大きかったとの見方を示した。
ただ、イタリアが景気後退や欧州単一通貨ユーロの価値減退に直面しているためカリフォルニア州のGDPが世界7位の同国を間もなく抜くとも予想した。
世銀によると10年のGDPの首位はカリフォルニア州を含む米国の14兆5000億ドル。中国の5兆9000億ドル、日本5兆5000億ドル、ドイツ3兆3000億ドル、フランス2兆6000億ドル、英国2兆2000億ドル、イタリア2兆1000億ドルと続いた。
米国の州別ではカリフォルニア州が最大の経済力を持ち、テキサス州の1兆2070億ドル、ニューヨーク州の1兆1600億ドルなどが続いている。
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