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ガイトナー財務長官のおかしな訪日・・「イラン禁油〜オバマ選挙戦略にご賛同を!」が本音 野田政権は橋本政権にも劣る
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/641.html
投稿者 尚林寺 日時 2012 年 1 月 13 日 08:28:51: JaTjL5JPya4go
 

http://blogos.com/article/28982/?axis=g:1

ガイトナー財務長官が本日日本を訪れます。というか訪中の後、日本を訪れるのですが‥何の用事で訪れるかご存知でしょうか?

そう、イランからの原油の購入を止めてくれというお願いにやってくるのです。

何故、日本がイランから原油を購入することを止めなければいけないのか?

これ、北朝鮮に対するアメリカの態度を思い出せば、すぐ理解できることなのです。アメリカは北朝鮮に対して、核開発を止めさせたい。しかし、北朝鮮は言うことを聞かない。言うことを聞かせるためにはカードを切らなければいけない。そして、そのカードというのが経済制裁措置であり、世界各国が、北朝鮮に贅沢品を輸出するのを止めようということであるのです。

イランとの関係はどうなっているのか?

ご承知のとおり、イランとアメリカの関係は、もう何十年も最悪の状態が続いているのです。そして、そのイランは、伝えられるところによれば、最近、同国中部の地下ウラン濃縮施設でウランの
濃度を高める作業が始まった、と。

つまり、高濃縮ウランを製造できるレベルにまで技術が高まったということですが、これは何を意味するかと言えば、即、核兵器として使用できるということなのです。

アメリカに対して何の憎しみも感じていない国が核兵器を保有するならともかく、アメリカに対して最も憎しみを抱いていると思われるイランが、核兵器を保有したら?

アメリカが恐怖心を抱くのも分からないではないのです。

はっきり言って、アメリカは、どこの国に対しても核開発を止めろと言っているのではないのです。というよりも、既に多くの国が核兵器を保有しているのです。アメリカが最も気になるのは、アメリカに敵対心を持っている国が核兵器を持つことであるのです。或いは、イスラエルに敵対する国が核兵器を持つことであると言ってもいいかもしれません。

アメリカにとって、イランが高濃縮ウランを製造しているという決定的な証拠をつかむことが問題ではないのです。それが噂であるにしても‥その蓋然性が高いのであれば、何としても事前に阻止する必要がある、と。そうでなければ、イランの力にアメリカが沈黙せざるを得ない事態を将来招かないとも限らない、と。

しかし、当然のことながら、イランがアメリカの言うことを聞くはずがない。というよりも、アメリカが嫌がるのであれば、なおさら進めようとするでしょう。では、アメリカとして、どうするか?

結局、経済制裁というカードを切り、或いは切ったカードを強化するしかないのです。ということで、既に2006年7月には、国連の安保理がイランの核濃縮活動の停止を求めて決議をしたのを手始めに繰り返し圧力をかけ、制裁を拡充してきたのですが、イランは聞く耳を持たない。そこで、アメリカとしては、さらに昨年12月、各国がイラン産原油の代金決済に利用するイラン中央銀行との取引を事実上禁止する法律を成立させた、と。

でも、ここで私はどうも奇妙なことに気が付くのです。

そもそも、イランの核開発はもう何年もだらだらと続いている、と。そして、それに対し、国連の制裁決議が採択されたのも何年も前のことである、と。それなのに、何故ここにきて急に事態が進展しているのか? つまり、何故昨年12月に、米国の議会は新たな立法措置を講じたのか?

ということで調べていると、NHKの解説委員室というサイトに次のようなことが掲載されている
のです。

「時事公論「制裁強化 イラン核問題の行方」−NHK」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/104799.html

「ただ、今回の制裁は、オバマ大統領の主体的な決断というよりも、議会の主導で決まった面が
強かったのではないでしょうか。背景には、選挙を来年に控えるアメリカで、多額の選挙資金を提供する、在米のユダヤ人団体、いわゆる「イスラエル・ロビー」からの強い働きかけがあったとも言われています。」


ははー、そういう事情があったのか。さらに次のようなことも書かれているのです。

「「イスラエルはアメリカの国内問題」と言われるくらい、ユダヤ人は、大きな影響力を持っています。しかも、イラクに駐留していたアメリカ軍が、今週はじめ、すべて撤退してしまいましたので、今後、中東地域でイランの影響力が強まるのではないかという警戒感が広がっています。
そもそも、今回の制裁強化は、先月、IAEA・国際原子力機関が、「イランの核開発は平和目的だけでなく、核兵器を開発している可能性がある」という報告書を出したことが引き金になったわけですが、IAEAが「平和目的だけではない」と言うのは、何を根拠にしているのですか。」

「IAEAの報告書は、たとえば、イランが、2000年以降、
▼核兵器開発のための施設を建設し、そこで、高性能爆薬を使った起爆実験を行ったことや、
▼弾道ミサイルに搭載する弾頭の強度を調べるコンピューター実験を行ったことなどを列挙して
います。そのうえで、イランが、「核兵器の開発を、現在も、密かに続けている可能性がある」と指摘しています。ただし、あくまで、疑いがあるということで、イランが、現在も、核兵器開発を行っている決定的な証拠を挙げているわけではありません。」


ふむふむ‥この解説ですと割とすんなり納得がいくのです。なるほど、なるほど、そういうことだったのか、と。それに、仮にそういった解釈が的外れであるとしても、そもそもイランに制裁を加えることによって、事態は良い方向に向かうのか? 却って緊張を増すことになりはしないか?

案の定、イラン側は次のような発言をしているのです。

「帝国主義者ども(欧米)はイラン政府と国民を制裁で脅しているが、我々は決めた道を歩み続ける」 「すべての政府機関が断固としてこの原則を守り、脅しに屈することはない」

まあ、それだけならば、まだ影響は小さいと言えるのですが‥既に報じられているように、ホルムズ海峡の封鎖にまで言及し‥そうなれば、一触即発の事態を迎えるのは必至でしょう。

なのに、わざわざアメリカから財務長官が中国や日本を訪れ、イランからの原油の購入を控えて欲しいと訴え‥そして、仮に我が国がそれに従うことにどんな意味があるのか?

さればとて、日本がアメリカの意向を一蹴するのも、外交的にリスキーであり‥となれば、表面的にはアメリカの意向を尊重するような姿勢を見せつつも、実際にはイランからの原油の購入を続ける方が、世界平和の維持のためにはむしろ望ましいことであるのか?

まあ、そんなことを考えていたら、昔のことを思い出したのです。

かつて、ポマードを塗った髪型で有名な、大蔵大臣、否、総理大臣がいた訳ですが‥そうそう、
橋本総理のことですが‥この方、アメリカから睨まれたことがありました。何のことがご記憶でしょうか?

「米国債を売りたくなる衝動に駆られることがある‥」

そのとおり。そんな不用意な発言をしたことが今でも度々報じられる訳なのですが‥彼はもう一つ、アメリカの意に沿わない考えを持っていたのでした。

「それは何?」

彼は、イランと日本の関係を大変重視していたのです。多分、原油確保の観点からだったのでしょうが、今から20年ほど前‥その頃もアメリカとイランの関係は冷え切っていた訳ですが‥そうした中、橋本大蔵大臣が、イランに円借款を供与することを考えていたのです。

まあ、その案件は、誰かが、そんな計画を進めるとアメリカから睨まれるよとアドバイスし‥そして沙汰やみになったことと推測しますが‥

いずれにしても、今回のガイトナー財務長官の訪日の件に関しては、余り馬鹿正直な対応をすることは、日本自身にとっても、そして世界平和のためにも大いに疑問だと思うのです。(小笠原誠治)
 

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コメント
 
01. 2012年1月13日 11:52:40 : FUviF2HWlS
田中角栄氏は、エネルギー自主独立外交を目指し、石油メジャーに政治生命を断たれた。しかし、直接に生命まで奪われたわけではない。

いずれ野田政権もそう長くは続かない。
エネルギー中立外交により、世界の歴史に長く刻まれる政権になって欲しい。


02. 佐助 2012年1月13日 13:41:46 : YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU
第一次世界信用恐慌で最大の打撃をうけた日独伊の経済が,戦争によって世界信用恐慌から早期に脱出した原因を総括してない。つまり1929年(+3年)の世界恐慌を総括してないのである。平和的脱出の可能性を追求していない。敗戦後も日本は,朝鮮戦争とベトナム戦争の特需によって,戦争復興を加速させたことを体験年した。日独伊の経済が回復したのと米欧が景気を回復させたのは半鎖国であることを無視している。

世界信用恐慌の収束に戦争待望論が多い。米国だけではない日本の政治家(民主党では野田氏前原氏などや自民党の多数)と経済の指導者には戦争待望論が多い。憲法九条を改変し非核三原則を反故にしたい政治家が多数派である。1933年に株価は10分の1,生産量は30%以下にDOW,物価と雇用も3分の1になってしまった。このどん底から脱出できたのは戦争だったと信じる馬鹿が政治家やマスコミに多い。すべて金本位制で解決できるのに無視し続ける政治家,官僚と評論家マスコミに多いこれが問題である。

世界の政治家経済の指導者達やエコノミストは全員、超関税自由貿易主義者なのである。つまり関税をゼロにし自国の農業や中小企業を壊滅させても,世界信用収縮恐慌は防止できると信じているのだ。そのために世界信用収縮恐慌を発生させる世界機軸通貨の交代は見えない。そして、迫りくるバブル崩壊のインジケーターの足音が振り切れるタイミングも予知できない。これは新基軸通貨体制に移行するまで収束しないことになる。

また関税高くしたり、通貨を切下げたり、自国経済の救済のみを優先させたら世界恐慌が発生したと政治家や評論家は叫ぶがこれも間違いです。消費税増税して緊縮財政,関税障壁を低くし、外資を導入すると恐慌は簡単に再現する。今まさに日本は古今未曾有のパニックでこれを検証しようとしている。間抜けな政治家や大マスコミに煽られるバカなことだ。米国は他国に関税ゼロを求め自国に30%もの関税をかけ半鎖国化したのである。為替を固定化することに成功しこれによって米国の景気が回復し金本位制で安定したのである。ニクソンが1972年にキンからキン離れ(キン75%保持から30%にした,現在メッキがバレている)解放させ為替フロート制にしたから未曾有のバブルが発生したのである。

このままだと地方銀行の取り付け騒ぎや倒産が避けられなくなる。そして全国の銀行のモラトリアムが世界中で発生する。ギリシャ・イタリア・スペイン・中国・韓国・日本など該当する国家が殆ど。予期できない出来事が、次々と発生するため、実態経済(企業の決算・生産・雇用・消費)にパニックが起きる。日本の政治家は間抜けなので何が起きるか恐ろしい。

ルーズベルトの金買上政策の怪我の功名を勉強することだ。日本も国民からの金買上げ政策を断行しないと米国の戦争屋に思うようにキンを戦争資金として消費されてしまう。最近日銀はクリントンに相当京のキン引換券を渡したと情報が漏れている。キンは高騰すると、世界の基軸通貨額と金価格が1対1となり高値で安定する。ガイトナー財務長官はクリントンがもらったキン引換券が欲しいのと戦争を模索しているかも知れない。

1933年のルーズベルト大統領にならい、金の輸出輸入を国家管理にし、原価百円の1万円札紙幣で、国民から金価格相場にプレミヤムを付けて買上げると、円は間違いなくドルとユーロと共に、25%の金を保有して、第三の基軸通貨となる。中国は香港の銀行(国有・私有)に元建て国債を発行させている,ドルユーロの崩壊で不動産がもろに影響を受ける。ドルが崩壊するとリンクしている香港ドルが失速する。しかも日本の野田政権などの政治家や日銀は米国の顔色をうかがってドル国債を溜込み金保有を避けているし前原グループや自民党などは天皇家が持つ莫大なキンを只で差し上げようとしている。どうぞ戦争に使って下さいと。国益に甚大なる損失を与える政治家と官僚マスコミに愛国心なんかひとかけらもない,国民は野垂れ死にしようが既得権益さえ守ればどうでもよいことなんだろう。

日本は新しい技術や先覚商品の開発に成功した個人と企業と産業は、スーパーバブル下で、縮小を軽減できるだけでなく、急成長することが可能で,大企業の交代劇が起きることになる。「基軸通貨の交代期に必ず起きる」


03. 2012年1月13日 15:00:35 : hPI6zz6tD5
バカは死ななきゃ治らない。欲が絡むとバカが暴れる。
民主党に投票したバカども責任をとれ。
責任なんぞ知らんか。半島からの渡来人だからな。

04. 2012年1月14日 08:20:26 : 9BIKqGLgX4
>02 講義に感謝。

そもそもイランが核兵器開発潜在能力をもとうとするのはイスラエルの核兵器が元凶。かつてのイラクやリビアも然り。イスラエルの数百発の核兵器を不問にふしてイランだけ攻撃するのは、イスラエルが核不拡散条約非加盟と国際法を盾にしたところで、政治的には破綻している。

悪魔集団の走狗ガイトナーを一蹴する正論はこうだ。「イランをはじめとするアラブ諸国の核武装願望の元凶はイスラエルの核兵器。イスラエルの核兵器も対象とした中東非核武装地帯構想を模索せずにイランのみに一方的に制裁をかけ続ければ、いずれは中東核戦争になる。平和国家日本は、戦争危機回避の為、中東非核武装地帯構想を提唱し、これが実現するまでは、イランとの交易を続ける。」

イランの核物理学者を何人も暗殺し、アジェンダ計画も含め、いったいどちらがテロ国家か。


05. 2012年1月14日 12:35:00 : eURNuCIkMU
「賛同」でなく、殖民地国への、支持、強制、根回し。イランを海上封鎖で暴発させ、開戦。軍需産業の需要、石油略奪,世界石油支配。多くの「命と血」を流す「強欲達」はどこまで進むのか?
                                                                                                                                                                                                                                                                                    

06. 2012年1月14日 16:51:10 : SPtnMDxJ8A
>何故、日本がイランから原油を購入することを止めなければいけないのか?

今まで原油を輸入していた、イランから原油を輸入できない。
 ↓
火力発電のための燃料が足りないので、電力不足になる。
 ↓
休止している原発の再稼動が必要だ。

と、原発推進派が世論誘導することが出来る。

ガイトナー財務長官(&オバマ大統領&議会)は原発を再稼動させたいだけ。


07. 2012年1月15日 11:54:15 : YRyE4hspJA
増税の催促だろ、イラン原油問題は日本政府への脅し !
野田は就任前から奴隷国家の悲哀を財務省から叩きこまれていた。

08. 2012年1月16日 15:30:24 : iVBvaf2OBY
松下整形塾はアメリカの手先ですから。

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