http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/625.html
Tweet |
2012年 1月 10日
JST http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_372337?mod=MostPopularBlock
米国の著名投資家ジョージ・ソロス氏は9日、ユーロ圏の国々が財政赤字抑制のため支出を大幅に削減していることなどから需要の低迷や価格の下落が世界規模で起こり、世界経済は「悪性」のデフレ循環入りしつつあると警告した。
インドの大富豪アジム・プレムジ氏が当地に創立した大学で行われた講演で発言したもので、ソロス氏は、たとえ現在の債務危機を乗り越えられたとしても、国家債務削減のための諸策で、ユーロ圏は「過酷なまでの緊縮財政」の時代が当分続くことになる、と予想した。
ソロス氏は、現在のユーロ圏では欧州金融安定基金(EFSF)が財政の中心的な存在となっているとした上で、この基金をどう使い、その際の財政政策の条件をどうするかドイツなどの資金拠出国が握っている、と指摘した。
同氏はユーロ圏の現在の危機は、2008年の世界金融・経済危機を乗り切るために民間部門融資が減少したのを公的融資で補うため多額の国債を発行したことが原因で「国債の乱発が、今やその健全性に疑問を抱かせる結果になった」と話した。
さらに同氏は、現在の欧州危機の方が08年の金融のメルト・ダウンより深刻で、一行でも欧州の銀行が破綻すれば、その影響は全世界に及ぶと予想した。ただ、新興国は先進国に比べ影響を受けにくいと付け加えた。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。