http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/602.html
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http://www.news-us.jp/article/244647204.html
Q:日本は世界一の対外純資産をもつ債権国だから破綻するわけないって聞きました。マスコミは日本は財政危機だと煽っていますが、ウソだったんですか?
A:日本の国の借金は、今年度末973兆円に増える見込みですから財政危機というのは事実です。それに対して、日本が海外で世界一の資産を保有する債権国であるという話も事実です。
Q:世界一の資産を有する債権国なら、973兆円の借金くらいどうってことないのでは?
A: いくら資産があるかご存知ですか? 日本は対外的に資産が約550兆円、負債が約300兆円、差し引き約250兆円の純資産を保有しています。
Q:国の借金973兆円に対して、対外純資産250兆円なら、全然足りないじゃないですか。
A:足りない以前に、その250兆円は海外の株式や債券に投資したり、貸付に使われています。そういうおカネって確実に返ってくると思いますか? 投資先・融資先の状態が悪ければ、返ってこないことは日常茶飯事です。
Q:世界一の対外純資産をもつ債権国だから破綻しないという理論のほうがウソだったんですか?
A:仮に、あなたの友人が「私は日本国内に973万円の借金があるけど、外国株に250万円分投資しているから全然大丈夫だよ」と言っていたらどう思いますか?
Q:全然大丈夫じゃないっていうか、話になりませんけど。
A:「日本は世界最大の債権国」というのは正しいですが、「だから日本は破綻しない」というのは意味がつながっていないことがおわかりいただけたと思います。
日本が破綻しない理由として、未だに債権国論を引っ張り出す人が後を絶ちません。
はっきり言って債権国であることは全く意味がありません。
「日本は世界一の対外純債権国」
このフレーズには、3つの致命的な穴が存在します。
1.外国からの投資が少ない
2.対外債権はアメリカの4分の1しかない
3.対外債権の大半は実体のない債券投資(米国債)
1は簡単です。
海外⇒日本 よりも、日本⇒海外 の方が金額が大きいということです。
つまり、日本は純粋に投資対象として魅力がないのです。
お金のあるないの問題ではなく、日本人がお金を持っていても、それを日本株ではなく外国の株に投資している金額が多いということになるのです。そして逆に、外国人投資家が日本の株に投資している金額はそれほどでもないという意味にもとれるのです。
対外債務が少ないということは、決して良いことばかりではありません。
海外からの資本流入が少なく、日本への企業進出が少なければ、雇用は増えません。
日本国内からの大企業の脱出ばかりが目立つことになり、結果若年失業率が増えることとなるのです。
日本の対外純資産残高が世界一であるのは、対外負債の少なさが背景となっている。
日本企業の海外進出による「空洞化」が懸念されるが、これまでも企業の海外進出は続いてきた。対内投資を増やす余地があれば、逆に、海外企業の日本進出が雇用の受け皿等となり得るだろう。高コストであっても、コストに見合った質の高い生産要素が揃っていれば、潜在需要や高付加価値な成長分野での収益機会を求め、海外の企業が日本へやってくるのではないか。企業の内外を問わず重要で、必要なのは人的資本等の生産要素の質を高めることや、産業再編等に伴う摩擦的失業への備え等だと考えられよう。
次に、2の対外債権について。
米国: 2011兆円
イギリス: 945兆円
フランス: 884兆円
ドイツ: 625兆円
香港: 310兆円
中国: 265兆円
日本: 519兆円
日本の対外資産は香港の1.6倍くらいであり、大雑把にえばイギリスの約半分、米国の4分の1である。日本は決して世界に冠たる対外資産国ではないのだ。
負債も小さいので矮小な意味での「世界一の対外資産国」である。
負債も資産である。日本がいかに海外との資金のやり取りが少ないかが分かる。
世界一なのは「債権」でなく、債権と債務を合わせた「純債権」です。
債権だけでみれば、日本は破綻寸前のフランスの後塵を拝しています。
「対外債権」でなく、「対外純債権」です。紛らわしいことこの上ないです
「日本は対外債権国」○
「日本は世界一の対外純債権を持つ」○
「日本は世界一の対外債権を持つ」×
また、日本は無借金という訳でもありません。300兆円レベルの対外債務があります。500兆円の対外債権と300兆円の対外債務を差し引いて、やっと200兆円超の対外”純”債権です。アメリカとは規模が1ケタ違うのです。
また、対外資産の名目GDP比も決して高いとは言えません。
対外資産の名目GDP比を国際比較してみよう。香港の1,285%や英国の649%、スイスの620%は突出しているが、世界のマネーセンターであることや、GDPの規模が小さいためだろう。この他の主要国では、ユーロ圏のフランスが264%、ドイツが258%だが、米国も140%である。スペインの129%やイタリアの119%、カナダの93%と比べれば、127%である日本の対外資産残高は極端に少ないわけではなさそうだ。
日本がいかに内向きで、海外に目を向けられないかがよくわかります。
日本は輸出でなく、内需で成り立つともいわれる所以です。
とにかく海外との資金のやりとりが少なすぎるのです。
その中でも、政府部門はわずか100兆円余りです。
民間が健闘しているものの、欧米諸国と比べるまでもありません。
日本はもっと海外の実資産に投資しなければならないのです。借金してでも。
アメリカは世界一の対外債務を抱えるにも関わらず、所得収支は黒字なのです。
日本が安い金利でホイホイと円を貸し付けているからです。
日本の場合、民間部門の対外資産は、
・直接投資が、 → 『39兆円』
・株式投資が、 → 『38兆円』
・債券投資が、 → 『171兆円』
であり、
圧倒的に!!債券に偏った、ポートフォリオになっております。
一般的に、期待投資リターンとしては、債券投資 << 株式投資ですよね。
もちろん、債券投資の方が『リスクが低い』わけですが、株式投資だって!!投資力を向上させれば!!リスクを減らして、リターンを追及することができます。
さてさて、日本の対外資産構成に対し!!アメリカの場合は、
・直接投資が、 → 『32900億ドル』
・株式投資が、 → 『25000億ドル』
・債券投資が、 → 『9000億ドル』
となっており
債券投資が半分以上を占めている、日本とは異なり、アメリカの債券投資は、『1割未満』の水準になっている。
その反面!!直接投資の比率が、日本では→『8.9%』に過ぎないのに対し、アメリカでは→『ほぼ3分の1』に達している。もちろん、株式投資の比率も投資先進国アメリカでは、『4割程度』を占めております。
このように、日本の対外投資は、リスクの低い安全な投資に偏りすぎ」なのです。
500兆円の対外債権、肝心の内訳は債券だらけということになります。
投資のリターンが低いことが度々問題視されてきました。
なぜこんなにも安全資産ばかりを買いあさるのか?
3番目の致命的な穴です。その大半が、米国債なのです。
米国ドルは世界通貨だ。石油はドルでないと売ってくれない。
自国でいくらでも紙幣を刷れば本当はいいだけのこと。
だが、なぜ米国債などを世界に買わせる?
要は「自国に表向き負債を背負わせる形で他国民に働かせ、
黒字と喜ばせて自分は働かずいい生活をするため」である。
世界通貨であるドルをいくらでも刷れるのだから、刷ればいい。
しかし、ドルを刷っただけではドルの価値を下げて米国民の生活水準が下がるダケ。
インフレになって。
そこで考え付いたのが
「他国に米国債を買わせて表向き、黒字の優越感を味あわせ、実際には売らせない。
米国債を買うために必死で働く。米国民はインフレを避けて悠々と生きればいい」
これぞ世界経済最大のトリックだ。まんまと乗せられている代表が日本だ。
日本は製造業の企業の対外資産が半分以上だ。
つまり、米国債を買って過度な円高を防いでいるのだ。
その米国債で米国は他国民を働かせて悠々と暮らせる。
もし米国債を売りに出したらとんでもない報復が待っている。
過去に実例は少なくない。
純資産増加額は円安要因がほぼ4割だけれど、もう一つ大きな要因は日本企業の海外法人の利益が国内本社に還流せずにそのまま海外法人に内部留保されているのが大きいのかも。海外法人の当該国は日本より法人税が安く、国内に還流すれば、より高い法人税を徴収される。しかも、今はバブル期以前と違って日本国内より海外の方に資金需要が高いのでそのまんま海外to海外で資金を回した方が合理的なわけだ。ジャパン・パッシングとよく言われるけれど、一番ジャパン・パッシングしているのは何を隠そう日本企業だということらしい。
とすると、★この19年連続世界一の債権大国というのは、日本の失われた20年と軌を一にしていることになり、まことに分かりやすい。一言で言えば産業の空洞化をとっくに超えてマネーの空洞化が起きたのがこの20年ということになる。
せっかく製造業が汗水流して稼いだドルは、円に換えると円高になってしまう。
行き場なく彷徨うドルは、結局安全資産とされる米国債へと濁流のように流れ込む。
その米国債はFRBに厳重に保管され、二度と売らせてもらえないと知りながら。
これが現実です。
★モノづくり国家日本は、こうして怠け者国家アメリカの奴隷になってしまったのです。働けば働くほど米国債の残高だけが積み上がる。アメリカ人がどんどん潤う。
日本人にとって必要な円が流れず、日本人がどんどん貧乏になる。
最悪の場合、その米国債はすべて債権放棄というプロセスを経て紙くずになります。
★日本とアメリカの裏情報に詳しい田村珠芳氏によれば
「日本が持つ米国債のうち、3分の1が既に放棄されることが決まっている」
1000兆円のうち3分の1となると、300兆円以上も放棄するのか?
300兆円が紙くずになれば、対外債務国へ一気に転落です。実質的な日本破綻です。
ロイター「日本は19年連続で世界一の純債権国ですヨー!ヤッタネー!」
日本人「日本は素晴らしい国だ。世界に誇れる製造業がある。破綻などありえない」
白人「ププ・・ほとんど紙くず米国債じゃないか・・愚かなジャップww」
半島人「日本人金持ちダー!スワップでカネくれないわけがないセヨ!」
こうして、日本人は世界中から失笑されるのです。
「日本人とアラブ人が来たら、その相場は終わり」いいカモです。
悔しくないですか?怒りが沸いてきませんか??
ここに、昨年末時点での対外資産に関する日銀の資料があります。
資産サイドでは、米国債等の買入れの増加から、「債券」が拡大した。
負債サイドでは、外債投資の原資調達等を背景に、「借入」が拡大した。
資産は債券投資が増え、負債は借り入れが増える。
★つまり、借金してまで米国債を買わされたのです。
この流れは2011年も変わらず続いていると見られます。状況は年を追うごとに悪化します。
日本人は、こんな単純なことも知らされないまま
今も必死に復興のため、日本経済のためにアメリカに貢ぎ続けています。
朝は欧米プロパガンダ捏造ニュースを見て、女性ホルモン入り磨き粉で歯を磨く。
昼休みには避妊剤入りコーラやポテト、スマートに位置情報を特定されるフォンで顔写真垂れ流しブック。
家に帰れば洗脳装置のスイッチを入れ、白痴化反日K-POP・韓流ドラマです。
食糧やエネルギーの1つも自給できずに何がモノづくりか?
円高1つで業績悪化するような脆弱な戦略で何がモノづくりか?
稼いだドルをまともに活かせず米国債に貢ぎ続けて何がモノづくりか?
日本政府・日本企業は、果たして本当に日本人のために存在するのか??
日本人はもっと怒らなくてはなりません。
今すぐに洗脳装置を切り、ネット等で情報を収集し、決起して
日本を日本国民の手に取り戻すための一歩を踏み出さなくてはならないのです。
★「日本は対外純債権国だから大丈夫」
ここで思考停止する人は、考える力がありません。
マスコミの垂れ流す情報をそのまま受け入れる人と本質的に同じです。
まず疑い、言葉の裏にある意味を分析し、支配者層の意図を読み取らねばなりません。
日本の独立と叫ぶ前に、日本が置かれた過酷な状況を知らねばなりません。(中略)
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