http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/543.html
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http://www.news-us.jp/article/243213769.html
野村證券破綻の噂がますます過熱しています。
野村證券は日本金融界のガリバーであり、これが破綻するという噂のインパクトは測り知れません。本記事では改めて野村破綻の噂、事実関係をもとに
どのくらい危機的な状況なのかを検証するために、各種情報をまとめます。
以下が野村證券が抱えるリスク要因です。
■株価の長期的低迷
■限りなくブラックな劣後債の販売
■副島隆彦が野村破綻を予測した、という事実
■リーマン買収による体力の低下
■傘下の野村総合研究所、野村不動産売却の噂
■UFJが買収の噂によるロスチャイルド・ロックフェラー勢力図の変化
■欧州CDSを大量に販売
まず、野村の株価を見てみます。
傘下の野村不動産やNRIを売却するとの報道が流れた11月24日が底値です。
ピーク時の10分の1、ここ1年でも3分の1程度になっています。一貫して下げ続けています。12月28日現在の株価も低迷を続けており、底値にじりじり近付いている状況です。
2008年には2500円近くあった株価が、今や230円台です!
期間を広げれば広げるほど、いかに株価が下落し続けているかが分かります。
野村は確実にリーマンショックで打撃を受け、リーマン買収で致命傷を負っています。
今年に入ってからは下げ止まる気配が見られず、じりじり死が近づいています。株価は正直です。
次に、12月22日に発売された劣後債。これがかなりの曲者です。
[野村ホールディングス(条件付債務免除特約付)]
http://www.nomura.co.jp/retail/bond/newbond/pdf/20111124_Nomura_HD_SB_10yr.pdf
償還期限:10年(5年で期限前償還の可能性あり。また後述により期限前償還の可能性あり)
金利条件:2.24%
募集期間:平成23年12月12日〜平成23年12月22日
格付け:A
この債務免除特約っていうのは、たとえ野村が潰れなくても、公的資金を注入した時点で発動する愉快な代物だ。日本初のバーゼル3対応劣後債ということで注目されてたんだが、死臭がプンプンすると大いに好評だった
[速報:オリンパス不正を暴いたFACTA「野村證券がヤバイ。資金繰りに困っている]http://logsoku.com/thread/ikura.2ch.net/news/1324694795/
期間とタイミング、特約があまりに黒すぎます。
もしも今後公的資金が注入されるような事態になることを知っていながらこの商品を発売したとなれば、詐欺罪が成立します。倒産どころか、大量逮捕劇に発展しかねません。もちろん、そうなるには「破綻状態であることを知りながら劣後債を販売した」
という事実関係や証拠が必要になります。
野村側としては何としても揉み消したいでしょうから、証拠など残さないでしょう。
いずれも推測の域を出ませんが、かなり黒に近いと予測されます。
[副島隆彦氏、野村證券の「法的対応」に「受けて立ちます」 : J-CASTニュース]
http://www.j-cast.com/2011/12/26117540.html
野村證券、これに返す言葉はあるのか?続報はありません。
野村證券が「法的措置を取る」とわざわざツイッターで発言したのも、かえって騒動を大きくすることとなり、早急な対応が裏目に出たようです。
本当に何もないなら公式サイトで正式に宣言するべきです。ツイッターでは中途半端です。
「野村、やけに必死だな」
「野村證券本当に逝ってしまうん?」
「事実無根ならそう言えばいいのに、わざわざ法的措置とかムキになるって、本当にやばいの?」「法的措置を"検討"した結果、何もせず破綻するかもしれないな」
誰もが信じ難い、日本最大手の証券会社の破綻の噂。
野村が破綻?そんなのデマに決まってる!
と最初から決めつけてもおかしくありません。
野村の破綻は即日本の金融崩壊につながりかねないため、何としても否定したい。
こんな奴は捕まえろ!という過激な論調になりがちです。
ですが、資金繰りに窮しているのは覆しようのない事実です。
英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)は23日、野村ホールディングスが国内事業売却の可能性を複数の大手プライベートエクイティー(PE)に打診したと報じた。
同紙によると、ある大手PEの日本支部責任者は「野村は、証券業務と直接関係のないあらゆる業務について、あらゆる相手と協議している」と述べた。正式な入札手続きには入っていないという。
[野村、野村不動産や野村総合研究所の売却を検討=FT紙 | Reuters]
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24306720111123
昨年9月にリーマン・ブラザーズが倒産した後、野村HDがすかさずそのアジア・パシフィック部門と欧州・中東部門の人員とIT設備を購入した。当時は「さむらいの逆襲」として世界を驚かせたものだ。
この人たちに野村HDはリーマン・ブラザーズが支払っていた給与水準を保証して全員引継いだといわれている。
リーマン・ブラザーズの給与水準は投資銀行の中でも最も高かったと言われており、たとえばリーマン日本法人の社員の平均年収は約4000万円、一方買収した野村HDの平均年収は1170万円だった。
買収に当たって野村HDは「ワールドクラスの競争力を備えた金融サービスグループの実現に向けた布石が打てた」と自己評価したが、今思えばそのときが野村HDの至福の時だった。その後は坂道を転げるように野村HDの業績が悪化したからだ。
[(21.1.30) 野村HDのリーマン・ブラザーズ買収は失敗だった: おゆみ野四季の道]
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/21130-hd-bd70.html
野村ホールディングスは12日、独立系投資銀行ロスチャイルドと野村証券が2005年に締結した日欧間のM&Aの業務提携を10月に解消したことを明らかにした。
野村はロスチャイルドとの提携で「期待通りの成果を挙げることができた。今後も良好な関係は維持していく」(広報部)としている。
[野村証券、ロスチャイルドとM&Aの業務提携を解消 | Reuters]
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35415220081212
リーマン買収以来、野村は没落の一途をたどることになります。
ロスチャイルド系列であるリーマンを買収し、ロスチャイルド財閥と良好な関係を築くことで支配者層にあやかろうとした結果、ユーロ危機をもって沈没することになります。
業務提携の解消の真相は「リーマンの処理ありがとう。もう君たちに用はない」ということかもしれません。野村が沈むのは、ロスチャイルド帝国崩壊に関する氷山の一角です。
UFJが野村を買収するという噂もあります。
UFJはロックフェラー系列の金融機関なので、勢力図の変化が見え隠れします。
つまり、ジェイ・ロックフェラー側がロスチャイルド銀行勢を駆逐するということです。
※最終的に買収はされないとみています。詳細は後半に述べます
仮に、三菱UFGが野村証券を傘下に入れるなら、現金での買収となるはずです。支払うプレミアムを25%としても総額1兆2000億円位なので、モルガンスタンレーに1兆円支払ったことを考えても無理な数字ではありません。
結果的に三菱UFJは、株式の追加発行なしで日本最強のリーテイル軍団を手に入れることになり、かつ(旧・リーマンの切り捨てなどのコストがかかるものの)かなりの「逆のれん」を計上することが出来るのです。
[闇株新聞 野村証券の株価はどうなる?]
http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-298.html
メガバンクによる救済の動きとしては劣化具合が著しいのではないかと盛り上がりには欠けるとしながらも,東京三菱UFJは海外部門(元リーマン)の売却を条件に付けている一方で,海外部門を強化したい三井住友が出資を打診,みずほは脱落したとしている.
時事通信報道にある「事前の再建・処理計画」というのが刺激的だったのだろうが,これの作成自体はG-SIFIsという国際金融システムに影響が大きい金融機関に課せられているものであり,国内の3大メガバンクは全てこのG-SIFsに含まれている.今年の一覧がこのあたりにあるが,特に銀行に限られているわけでもなく,証券会社も含まれている.つまり,ある種の防災計画のようなもので,これを出したからといって再建処理が近いという性格のものではない.逆に大き過ぎて潰せない金融機関(Too-Big-to-Fail)のリストとも言え,逆に安全だという見方(Putting a Positive Spin on Too-Big-to-Fail)もある.
したがって,この報道は野村が資本強化を求められているという流れを裏付け,さらにその流れが加速されつつあると読むのが正しいだろう.厳しい状況なのは変わらないのではないかと感じる一方で,それなりに手は打っているなという印象.いざという時に備えた自己資本の改善という中でやはり野村総研・野村不動産の売却はあり得るのかもしれないが,単に取り得るオプションを広げているだけとも取れる.
[野村証券の行方 銀行傘下か銀行免許取得か,あるいは? / ロスジェネ世代のマイレージライフ]http://mileagelife.blogspot.com/2011/12/blog-post_25.html
ここまで読むと「なんだ、ただの早とちりじゃないか」とも思えてきます。
「株価や業績が低迷したことにより資本増強を求められているだけじゃないか」
「今すぐに破綻するわけでもないだろうに。これだからトンデモは」
「副島信者涙目w」
そう楽観して、無事に分析終了、一件落着・・
ではありません。逆です。
野村はG-SIFIsにぶち込まれ、日銀から見放されたのです。
日銀特融を受ける資格を失い、自己資本の増強を余儀なくされたのです。
欧州の金融危機が早速日本へ飛び火です。
以前よりCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)を大量に抱えている野村証券の危険さは書いていますが、よりによって日銀の担保内融資しか行えない発言がリークされ、一気に危機に陥りそうです。
これまで野村は日銀に口座を持つ証券会社であり、日銀特融(無担保融資)を受けられるという事であり、破綻はあり得ないとしていたわけですが、日銀により梯子を外される事になりそうです。
日本の金融庁のモデルでもある、英国FSA(金融サービス機構)による、野村証券のオリンパス社へのケイマンなどを使った不良債権飛ばし関与の調査により、格付け機関のムーデーズが早速動き、野村を格下げに追い込み、野村株はストップ安に陥って居たわけですが、最後の頼みであった自国の中央銀行と金融庁にあっさり見放される事になりそうであり、連休明けは大変な事になりそうです。
[政治経済のリアルワールド〜梅澤くんでも解る世界事情〜 : 野村証券破綻!]
http://blog.livedoor.jp/jproject/archives/51851939.html
焦った野村は「日銀口座」まで持ち出して格付け会社に説明した。確かに銀行でも破綻した日本振興銀行に日銀は口座を開かせなかったから、それは日銀が野村を「信用」しているお墨付きだし、いざというときの資金供給のチャネルでもある。
だが、これが仇となる。柏木の説明を受けた格付けアナリストが内々に日銀関係者に問い合わせると、「担保の範囲内でならいくらでも」と答えたものの、無担保でも貸し出す日銀特別融資(特融)は「簡単に発動できるわけがない」と繰り返した。
ムーディーズが野村の格付けを11月9日に格下げ方向で見直すと発表したのも、同月1日発表の7〜9月期連結決算が460億円の赤字に転落しながら、日銀を含む当局が「万一の時は救済する」とのサインを出し切れなかったからでもある。
[819 野村証券が潰れる。破綻処理して日銀特融を受ける緊急事態になっているようです。 副島隆彦 乃依]http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/641.html
日銀の後ろ盾がなくなれば、破綻もありえます。
「大きすぎて潰せないリスト」ではなく、「無担保で救済しないリスト」です。
そこにまさかの野村がぶち込まれた、というのが今回の背景にあります。
3大メガバンクと比べても明らかに弱体化してるはずなのに、日銀から見放されたのです。
支配者層の間で何らかの手打ちがあったのかもしれません。
自分たちの救済で手いっぱいなため、手下の野村切り捨ての苦肉の策か?
3大メガバンクによる買収劇も、結局は実現せずに終わるかもしれません。
野村が欧州関連の不良債権をたんまり溜め込んでいる恐れがあるからです。
日銀がもう救済しないことを前提に考えれば、大変リスクのある取引となります。
下手を打てば、メガバンク共倒れの危険性もあるのです。
そして出てくるのが、最終大量破壊兵器「CDS」です。
「ギリシャ国債の発行残高は3500億ドル(約27兆円)ほどです。しかし、これに対するCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)は、その4倍になるとみられている。
多くの金融機関が、ギリシャ国債の購入に際し、総額100兆円超の保険を掛けてリスクヘッジしているわけです。つまり、ギリシャの債務不履行で問題となるのは、表に出ている数字の4倍ということになる。その支払いを迫られる金融機関は甚大な打撃を受けます。リーマン・ショック時のAIGは救済されましたが、今回はスケールが違う。デフォルトしてもCDSが実行されない可能性も高いのです。
こうなると危機は世界中に広がります。CDSによるヘッジが機能しないとなれば、株や債券といったリスク商品はドッと売られる。日本の国債や株も例外ではありません。欧州だけの問題ではなくなるのです」
ヨーロッパの国債にCDSを発行しているのはアメリカの銀行です。
JPモルガン、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー、リーマンブラザーズ
と言った、アメリカの投資銀行の名前が挙がっています。
もし、ギリシャがデフォルトと認定されれば、
アメリカの投資銀行は、CDSの支払い義務が発生します。
受け取り手は、ギリシャ国債を購入したヨーロッパの銀行です。
ですから、ギリシャのデフォルトはアメリカの銀行の破綻を引き起こします。
これは、ヨーロッパからアメリカに突き付けられた銃口です。
これは今話題の野村證券とて同じです。
彼らはギリシャなどの国債のCDSを発行しています。
ヨーロッパは野村證券が経営破綻した場合に
日銀か国家が野村證券を救済する事を求めています。
これは、ヨーロッパの国債で、デフォルト・イベントが発生した場合、
野村證券は旧リーマンブラザーズが発行したCDSを、
日本国民の税金を投入しても、きっちり支払えという要求です。
[金融兵器CDS・・・誰に対する兵器なんだろう? | 人力でGO]
http://green.ap.teacup.com/pekepon/627.html
野村、リーマン買収でとんでもない毒饅頭を食わされたか・・!
と思いきや、CDSなどデリバティブ商品は買収対象外とされたとの情報もあります。
もちろん野村HDも十分注意して、人とシステムだけ購入し、トレーディング等に関連する資産と負債、および不動産の購入は除外した。
サブプライムローンをたっぷり含んだ資産など必要なかったからである。
[(21.1.30) 野村HDのリーマン・ブラザーズ買収は失敗だった: おゆみ野四季の道]
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/21130-hd-bd70.html
しかし、野村證券自体が欧州向けCDSの発行主になっているので、同じことです。
CDSの発行額のデータは見つかりませんでしたが、かなりの額に上るのではないでしょうか。メルトダウン寸前の原発を何基も抱えているようなもので、大変危険です。
ニュースで大きく取り上げられない時点で、ここが支配者層のアキレス腱であると分かります。実体経済を完全に無視したマネーギャンブル、愚かな自爆システムというわけです。闇に蠢く恐怖の化物です。
繰り返しますが、CDSは金融大量破壊兵器です。
このCDSが爆発すれば、世界中の富が一晩で吹き飛ぶのです。
世界の借金総計6京ドルの破壊力を見せつけられることになるでしょう。
実態のないペーパー資産がすべて消滅する危険すらあります。
それは即ち、信用創造型資本主義の崩壊を意味します。
野村證券が丸裸のガリバーになる日。
ロスチャイルド、ロックフェラーの牙城が崩壊する日。
そして、詐欺的信用創造システムの権化FRBが解体される日。
我々は歴史の大転換点に・・・
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