03. 2011年12月26日 13:18:46
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副島隆彦氏の最新記事です。 [825]私に対して、野村證券が「法的な対応を検討して」いるそうです。受けて立ちます。
副島隆彦です。 私が、書いた以下の「819」番の「 野村証券が潰れる。 破綻処理して日銀特融(にちぎんとくゆう)を受ける緊急事態になっているようです。」が、ネット上で『拡散(大いに広がること)』してこの2日間、ネット上では騒ぎになっていたそうです。 私は、自分がここに書いて載せた文章を「慌てて削除した」りしません。自分が書いた通りです。 私は、ここの学問道場サイトの先生ですから、私の弟子や会員たちの投稿文とは、自ずと注目される度合いが違います。 しかし私自身は、自分も会員のひとりとして、自分が気になった情報文をここに載せる、ということを時々します。私の言論人、知識人としての作品は、主にここの「今日のぼやき、会員ページ」に載ります。会員たちはそっちを熱心に読んでいます。 福島復興活動本部の吉見くんも頑張っています。松村享(まつむらきょう)君という若い人が元気に活動していますから、そのうち私も彼らが渋谷でやっているユーストリームのネット実況中継に参加しに行きます。磯貝さんの達観した人世(じんせい)への見方に共感します。 広大な中国・内モンゴル自治区の‘首都’であるフフホト市 に在住する企業家の石井裕之氏は、私がこの9月に現地調査で行って大変お世話になりました。彼の車(中国製の ライセンス生産の イギリス車)で、一日300キロずつ毎日、走りましたが、この中国製の車はビクともしませんでした。 石井くん、お世話になりました。 その成果である、私の中国研究の本の4冊目である 『 中国は世界恐慌を乗り越える』(ビジネス社刊)は、ようやく今日26日に見本が出来上がり、私の手元に届きます。書店への配本が始まって日本全国の書店に並ぶのは1月7日頃とのことです。石井くんには、一緒に行った担当編集者のI氏がお贈りするでしょう。 さて、「野村證券は(早晩、遅かれ早かれ、どうせ、近いうちに)潰れる」そして、「政府(あるいは日銀)によって救済され、資本不足(=債務超過)分を、公的資金が投入され(=強制的な資本注入)、そして、ただちに大きな銀行に吸収合併(M&A エム・アンド・エイ)されるという私の主張についてですが、急に、昨日今日に言い出したことではありません。 私の金融・経済本は、きちんとすべて、必ずビジネス書のベストセラーの1位か2位ぐらいに入る。それらに この数年、ずっと書いている。 私の発言(意見表明、書物、評論記事、ここのネット上の学問道場の文章)が、風説の流布(ふうせつのふる)罪( 旧証券取引業法。現在は、金融商品取引法=略称、金商法=)とかに該(あた)る(=該当する)、すなわち犯罪の 構成要件該当性(こうせいようけんがいとうせい)がある。あるいは業務妨害になる、などというお馬鹿で、愚かなことを言う者がいたら、少しは、刑法とか法律学の基礎を勉強しなさい。 この経済学部卒の低能たちめが。 憲法21条の言論の自由の強さを知るべきである。 自力で20種類ぐらいの学問(サイエンス、science )の基本を習得してきた、総合知識人である私に、お前たち程度の知能で勝てるはずがない。私の主著であり専門である現代アメリカ政治思想研究の本を少しでも読んでみるがいい。 下 ↓ の「824」番の 私たちの会員の篠原良一氏が転載してくれた記事の中の、野村證券のどこかの部署の 広報部長の 池田はじめ?氏 の文は、本物らしい。 (転載貼り付け始め) https://twitter.com/#!/nomura_jp/status/150757911012966400 [引用] グループ広報部長の池田です。評論家と名乗る人物が、ネット上にて断定的に当社の破綻について語っているようですが、根拠のない憶測であり、現在、法的な対応を検討しております。お騒がせいたしました。 (転載貼り付け終わり) 副島隆彦です。このツイッター(私は、よく知らないネット世界であるらしい。弟子たちはよくやっているそうだ。だから、私に連絡がきた。)のドメインが 正式に、野村證券のものである。 この野村證券の「グループ」(FG 、フォナンシャル・グループの「グループ」か。あるいは、ただのそこらの「グループ長」なのか、不明)の池田広報部長は、私に対して、「法的な対応を検討しております。」とのことだ。私は、受けて立つから、さっさと野村證券の顧問弁護士からの内容証明付きの郵便( 法律業界では、準備書面、という)が、私に届くようにしなさい。 もし野村證券「ホールディングズ」の池田広報部長が、私に対して、何もアクション(actio 、アクチオ。訴権=そけん=の行使)をしなかったら、その時は、池田広報部長が内部で、責任を追及されて処分されるだけ、では済まない。覚悟せよ。私は、弁護士ではないか、「法律学の正体」(洋泉社刊)と、「裁判の秘密」(宝島社刊)、「裁判のカラクリ」(講談社刊)という本も親友の弁護士と書いている。私のことを法律(学)の知識の素人だと思わないほうがいい。 これまでのところ、私のもとに新聞記者たちからの問い合わせは一本もない。野村證券が、うっかりだろうが私に向かって振り上げた手の降ろし方を、私の方がしっかり見届ける。 私が驚いたのは、デイ・トレーダーという下品な人間たちが数万人いて、一日、生活費の数万円を稼ぐために、ネットに終日、張り付いて、それで、私が書いた「野村證券は潰れる」のネット上の文章だけに、単純なバクチ人間の、低い知能で、反応して、私、副島隆彦の本を買ってこれまで、きちんと読むこともしないで、愚かな 骨髄神経反応だけで、「さあ、野村証券を、空売りするぞ」と、今朝、月曜日、26日の朝の株式市場で「ウリの注文をすでに出した」という者が、おそらく数千人はいるだろう、ということである。それでも、たかが数千人である。 今、朝の7時になった。おそらく、野村證券の今日の週明けの株式の動きは、朝方の寄り付きで、ウリ注文のせいで10円ぐらい下げるが、そのうち買戻しが入って、後場(ごば)で野村自身が買いを入れることで株価を支えて、10円ぐらいの上げで「堅調に推移した」ことにして終わるだろう。そうなると、一体、池田広報部長は、どうやって、自分が書いた 「根拠のない憶測であり、現在、法的な対応を検討」にとって重要である、「損害の発生」を証明するのだ。 競輪、競馬も、パチンコも儲からないものだから、24時間ネットに張り付いて、ネットで金融バクチをするしか他に、人世の目標と生活の糧(かて)を得る手段を無くした者たちの哀れな姿である。私はこういう非情な書き方を敢えてする。真面目に働きなさい、と言っても、もう働く気力も、働く場所もなくした者たちだ。 偉大なるジョン・メイナード・ケインズ卿(本当は Keynes キーンズと発声する)が言った surplus サープラス、余剰生産物、過剰在庫、売れ残り、そして、世の中の余剰の人間たち(失業者たち)そのものである。 経済学部卒たちは、「発展途上国の安価な労働力」というコトバを平気で使うくせに、「自分自身が安価で不要な、サープラス(になってしまっている)」ということに気付かない。カール・マルクスが言った物象化(ぶっしょうか。フェティシュ、フェティシズム)を理解出来ない。 私が、現に存在するデイトレーダーを貶(けな)して腐(くさ)しても、どうにもならない。彼らとても証券投資、金融投資業界の貧乏なお客様たちだ。ただし、野村證券の池田広報部長と同じで、私の本をこれまで書店で一冊も手に取ったことのないほどの ノータリンの、不勉強人間たちに対して、私も方からも、この 読書の習慣もない、私、副島隆彦にとっての、お客さまになってくれる可能性の欠片(かけら)もないような人間たちへの丁寧な対応などしない、ということである。 「この副島隆彦という男は絶対に相手にするな。恐ろしいやつだ 」と内部で言われて、それで、野村證券としては、新聞記者たちと示し合わせて、いつもの通りの完全無視の態度に出ることにしたのだろう。 あるいはブラフ( bluff 軽い脅し、はったりをかますこと)で、顧問弁護士を通して私に何か言ってくるかもしれない。「する、する訴訟」と言って、するふりをしているうちに、本当に野村證券が潰れてしまうだろう。そうすると、いつの間にか、訴えの主体が消滅してしまう。 そのようにして事態は進んでゆくだろう。 すなわち「野村證券よ。汝(なんじ)の時(とき)は数(かぞ)えられたり」ということだ。 副島隆彦拝 |