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2011年12月24日 20時14分48秒 | 金市場
12月23日のNY市場の金価格は薄商いのなか途中買われる局面があったものの終盤・・・といっても短縮取引だが4.6ドル安で終了。これで3日続落。20日に20ドル強上げたこともあり週足では陽線。14日に急落したことで注目していたファンドのネットロング(純買い越し量)だが、今週は市況でも400トン割れへと書いたが、日本時間の今朝方発表されたCFTCのデータでは364.3トンとなった。ロングが減少、ショート増加という構造。ロングが前週から13%減った。数年前ならこれでもまだ高水準だが、このところの動向からは、目先筋はほとんど振い落されたような格好になる。いわゆるコア(核)部分への浸食はあるや否やという段階に入ることになる。それでもまだ1600ドル台を維持というイメージだ。
新興国中銀は相変わらず買っているようだ。IMFのデータでは11月にトルコという新顔が登場した。なんと41.3トン買っている。中銀版GAP(純金積立)のロシアは先日10万オンスとしたが8万1000オンス(2.5トン)に修正。その他細かい買いも売りもある。いずれも1トン未満の動き。それよりも今週は年末ということも手伝いETFの減少が目立った。最大銘柄「SPDRゴールドシェア」は今秋25.32トン減った。月初からは43.96トンと目立って減少。11月の54.98トン増加を相殺するような動きになっている。★ETFが否かは不明だが14日にはポールソンの手仕舞いの噂が流れていたようだが、仮にその通りであっても不思議はなかろう。動向は2月15日まで不明。
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■ポールソンの「ゴールド・ファンド」金上昇でも成績低迷・・金投資よりCiti銀行やBOA銀行への投資で損失
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LWONAZ0YHQ0X01.html
12月23日(ブルームバーグ):資産家ジョン・ポールソン氏率いるヘッジファンド運用会社ポールソンの「ゴールド・ファンド」は今年、金相場が11年連続の上昇となる見込みであるにもかかわらず、リターンがマイナス10.5%と低迷している。同ファンドのパフォーマンスについて知る複数の関係者が明らかにした。
ゴールド・ファンドは鉱業株など金関連銘柄を対象としている。ただ、ポールソンが運用する全ファンド(計280億ドル=約2兆2000億円相当)の中では今年最も良いパフォーマンスとなっている。買収や経営破綻などの企業イベントから利益を狙う「ポールソン・アドバンテージ・ファンド」のリターンはマイナス35%程度。
ポールソン氏は自身のキャリアにおける最悪の低迷にはまり込んでいる。今年はシティグループやバンク・オブ・アメリカ(BOA)、サイノフォレストへの投資などで損失を被った。 (中略)
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