http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/446.html
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http://blog.livedoor.jp/mkubo1/archives/51310614.html
昨晩は、ファンロンパイEU大統領のESMの融資枠5000億ユーロの拡大の話が出たと思いきや、メルケル首相が「ありえない」と一蹴。
今晩は、財政統合への道は引き返せないと「共同債」をあらためて反対。連日、メルケル節が炸裂です。
が、今晩はもっととんでもない発言がありました。
バイトマン独連銀総裁は、独年銀はIMFの最大450億ユーロを融資する用意はあるものの、ユーロ圏外の国も融資することが条件だと言いました。
これは、13日の夜の発言なのですが、14日正午(日本時間夜8時)まで公表が禁じられていたそうです。
★EU首脳会議では、IMFの融資はユーロ圏から1500億ユーロ、他のEU諸国から500億ユーロを支援するとしていました。また、米国は不参加を表明しました。
★バイトマン総裁は、IMF加盟国での公平な負担の配分が必要だといっています。
つまり、米国のような大国が参加しないというのは、問題だと言っています。
これは、中銀は、政府政務の引き受けをを禁じている規則を守らなくてはいけないとしています。IMFという箱を通して、中銀が、ユーロ圏の政府に資金提供するのは、実質的に、政府債務の引き受けと変わらないと言っているのです。
ですから、通常のIMFの融資と同じように、加盟国が公平に資金を融資して、それをユーロ圏の政府に融資すべきだということです。
ドイツの政治家は原理原則を重んじるというか…
この財政問題、メルケル首相の言うように、財政統合まで続くのでしょうかね。
欧州の資本市場は、Long Vacationの様相を呈してきた感がありますね。(中略)
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■独連銀総裁:国債購入拡大反対を再表明・・IMF融資枠拡大で米国批判
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE7BD01F20111214
[フランクフルト14日ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁は14日、ECBの国債購入拡大にあらためて反対するとともに、国際通貨基金(IMF)への融資枠拡大は、欧州以外の国も資金拠出を行う場合に限り実行可能との考えを示した。
総裁は記者団に対し、ECBの責務により国債の無制限購入はできないとし、実施すればインフレ高進は免れないことを過去の経験が証明していると指摘。「規則を破ることで、信頼を獲得できるというのは、驚くべき考えだ」と述べた。
また周辺国への支援を拡大するようECBへの圧力が高まっていることについては、アルコール依存症患者を引き合いに出し「明日から酒を断ち、ルールを守るから今夜は飲ませてくれとせがむアルコール依存症患者に対し、酒を与えることが賢明な判断だと思わない。患者の問題解決への意欲を損ねてしまう」と述べた。
欧州首脳が前週の首脳会議で、財政規律の強化で基本合意したことについては「正しい方向に向かっている」としたが、合意を受けて、ECBが責務の領域を超えた国債購入拡大に乗り出すと期待すべきではないとした。
IMFへの融資枠拡大については「米国などの主要出資国が融資枠を拡大しなければ、国家の財政支援に限りなく近くなる」とし、他の欧州連合(EU)諸国および域外国も協調し同様の措置を取る場合に限り、IMFへの融資枠を拡大するとした独連銀の条件が「非常に重要になってくる」と述べた。
その上で「条件が満たされなければ、融資枠拡大を認めることはできない」と言明した。
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■米FRB議長:欧州銀を支援する計画ない・・IMFへの追加資金拠出を否定
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LW7PME6KLVR601.html
12月14日(ブルームバーグ):バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は14日、共和党の上院議員らに対し、FRBにはソブリン債危機のさなかにある欧州の銀行を支援する計画はないと伝えた。同議長との非公開の会合に出席した議員2人が明らかにした。
コーカー議員によれば、バーナンキ議長はまた、米国が欧州銀支援で国際通貨基金(IMF)に追加資金を拠出するとはみていないと述べたという。
チャールズ・グラスリー議員(アイオワ州)は同会合の後、米国が行き過ぎた金融支援を行った場合、欧州に財政緊縮に必要な措置の法制化を回避する余地を与える可能性があると記者団に語った。(中略)
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