http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/379.html
Tweet |
壮大なペテンと国際謀略のEU債務危機
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-4450.html
2011/12/7 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
だから日本の円高と株安は反転
大底からチョボチョボと上がり始めていた東証の株価がまた下落だ。米格付け機関「S&P」がEU15カ国の格下げを検討するニュースが流れ、それで不安が広がり、ユーロ安=円高に振れ、日本株にも悪影響なのである。
先日、EUは財務相会合で金融安定化基金(約45兆円)の強化策を決定。それで少し安心感が広がり、世界的に株価が戻りつつあったのに、格付け機関がそれを潰す。冷水をぶっかける。米大手格付け機関といえば、「米政府の手先」でもあるのに、なぜあえて世界金融混乱に拍車をかけたがるのか。そこが解せないし、最大のナゾなのだが、もともと市場の一部にある「EU危機はつくられたもの」という見方に立てば、そのナゾも解けてくるのだ。経済ジャーナリストの山本伸氏がこう解説する。
「08年のリーマン・ショックで、米国もEU各国も、土地・住宅バブルの崩壊と資産暴落に直面し、デフレが深刻な問題になった。このままだと、バブル経済崩壊後の日本と同じ道をたどり、10年以上のデフレ不況に突入しかねない。そこで、デフレ防止=物価高をもたらす通貨安政策に切り替えたのです。オバマ
米国は200兆円のQE(量的緩和)でドル安を誘導。それで国内物価を上げてデフレ進行を食い止め、輸出倍増で経済を立て直そうとしている。一方、EUは金融緩和でなく、ギリシャなどの財政危機を引き起こすことで、ユーロ安をこしらえたのです」
◆ウラで手を組む米欧政治と格付け機関
ギリシャなど放漫財政の国は、ショック療法で厳しい緊縮財政を押し付けないと再生はない。周辺国も道連れになる。それでEUは量的緩和策をとらず、「債務危機」という劇薬を選んだわけである。
「S&Pやムーディーズが、次々と格下げの危機を仕掛けるのは、しばらく通貨安を貫きたいからです。それにギリギリのところまで危機感をあおって、ギリシャなどの役人天国を潰し、再建させる狙いもある。当然、米国とEUの支配層は“日本化病”を避けたい点では結託している。格付け機関やハゲタカファンドを操って、ワザと混乱をつくり出しているのです。その意味では、いま世界で起きていることは壮大な茶番劇でもあるのです」(山本伸氏)
こんな国際謀略のトバッチリで、日本だけが通貨安に持ち込めず、異常な円高と株安が続く。通貨高がデフレ不況を深刻化させ、財政も悪化させる。米欧から仲間はずれの日本には、「犠牲」しかないということだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。