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ユーロ圏では為替レートも関税も関係ないため輸出競争力のある国は益々発展し、ない国は衰退する。
特に政府の借金の全てが外債になり通貨発行も出来ないので破綻する国は増えるはず。
このままではどんな対策も支援も一時しのぎに過ぎない。
物事には全てにフィードバックが必要なのにグローバル化や規制緩和との名の下にフィードバックを排除しようとしてきた、従って種々の格差が拡大するのは当然の結果だ。
ユーロ圏はその典型例で国家間の格差が広がり破綻する国家が増えて、結果として全てが共倒れになる。
▼そもそも輸出は輸入するためであり、外貨を貯め込んでも国民は豊かにならないはず。
輸出優先政策はアダムスミスが200年以上も前に批判した重商主義そのものではないのか。
企業はドルでも円でもお金を稼ぐのが目的なので企業の利益と国民の利益はこの点では一致しない。
この点を政府は認識すべきですね。
輸出超過大国の日本が企業減税は逆で増税が筋ではないのか。
▼経済のグローバル化には「輸出額=輸入額」のルールが必要になるはず(正しくは経常収支ゼロ政策)
輸出超過国は賃金上げて輸出を減らして維持する。
現状では賃金引き上げどころか賃金引き下げ競争になっているのではないでしょうか。
これでは景気は停滞する一方ですね。
経済のグローバルでは貿易相手国双方とも発展する必要があり一方だけの発展はあり得ない、双方とも発展するかどちらも衰退するかだと思う。
米国の景気が悪くなると日本の景気も悪くなるそれなのに賃金下げて米国に輸出し米国の景気を悪くする、矛盾だと思う。
そもそも黒字国の黒字は何処かの国の赤字になっているのです。
▼TPPでのフィードバックは何か、これを考慮しないで関税撤廃だけでは世界経済の発展どころか破綻制度だと思う。
「輸出額=輸入額」のルールが必要なはず。
比較優位は「輸出額=輸入額」のベースがあって成り立つのではないでしょうか。
そもそも輸出超過国は安賃金で貢ぐ植民地と同じなのです。
▼米国は対外純資産赤字世界ダントツ、日本は黒字世界ダントツ
しかるに「GDP(PPP)/人」国際比較(2010年比較)で赤字の米国は7位、黒字の日本は25位、と可成り低い。これからもアダムスミスの批判は正しいことの証明ですね。(参考、台湾は21位と日本より上)
▼経常収支黒字国は賃金上げて黒字を減らすことが自国経済のみでなく世界経済にも寄与するのです。
「輸出額=輸入額」のルールを提案します。
「賃金倍増論」より
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