http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/338.html
Tweet |
国債格下げで大パニック 次の標的は日本か
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-4392.html
2011/12/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
もはや安全資産ではなくなった
ソブリンリスクの大波が日本を襲うかもしれない。そんな危機感がマーケットで広がっている。
きのう(30日)、日本の大手メディアが発祥の民間格付け会社「格付投資情報センター(R&I)」が、日本の発行体格付け(国債)を最上位の「AAA(トリプルエー)」から引き下げ方向で見直すとした。
「すでにアメリカの格付け機関は、日本国債を『AAマイナス』に格下げしています。でも国内の格付け会社は据え置いていた。それも限界ということなのでしょう」(市場関係者)
ギリシャやイタリア、そしてフランス、ドイツと連鎖した債務危機が、日本に到達する。「その恐れは十分過ぎるほどある」(金融関係者)のだ。
嫌な予感はR&Iの「格下げ予告」以前にいくつもあった。第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏は言う。
「安全資産とされていたドイツ国債が札割れしたことと無縁ではないでしょう。最上位の『AAA』という格付けを持つドイツ国債が不振なのです。同じく安全資産とされる日本国債も危うくなって当然です」
数日前には国際通貨基金(IMF)が、「日本の公的債務は持続不能な規模に膨らんでいる」とのリポートを出した。これも投資家を不安にさせた。
「そのせいかどうかは定かではありませんが、日本国債の金利が上昇傾向(価格は下落)にあるのは確かです。日本国債は国内の投資家が約95%を保有しているので欧州とは事情が違うといわれます。現状はその通りですが、先のことはわかりません。日本の財政赤字額は対GDP比で200%以上と世界最悪です。しかも日本は貿易赤字が続いています。この点も気掛かりです」(熊野英生氏)
財務省の統計によると今年度上期(4―9月)の貿易赤字額は1兆6666億円だった。79年の統計開始以来、上期としては最大の赤字額である。貿易赤字が続くと、日本国債の「担保」となっている経常収支が赤字に陥りかねない。そうなったらオシマイだ。
「経常黒字が日本国債の信用を支え、発行を可能にしているのです。もし赤字に転落したら、それこそ日本国債は暴落へまっしぐらです。実は日本が経常赤字になりそうだという予測が出るだけで状況は一変します」(市場関係者)
IMFが「日本は経常赤字の恐れ」と報告したら、日本国債はかつてない大暴落に見舞われる。日本国債の格下げをナメてはいけない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。