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11月23日、欧州委員会は、ユーロ圏共同債発行の構想や加盟国の財政規律強化案を盛り込んだ、ユーロ圏諸国の財政統合に向けた法案を提示。写真はバローゾ委員長(2011年 ロイター/Francois Lenoir)
欧州委、ユーロ圏共同債発行の構想など提示
2011年 11月 24日 01:00 JST
[ブリュッセル 23日 ロイター] 欧州委員会は23日、ユーロ圏共同債発行の構想や加盟国の財政規律強化案を盛り込んだ、ユーロ圏諸国の財政統合に向けた法案を提示した。
欧州委のバローゾ委員長は「加盟国は成長軌道への回帰に向け、構造改革の実行やユーロ圏の統合深化で、取り組みを強化していく必要がある」と語った。
さらに、経済成長や金融安定、財政規律に相関関係があることを踏まえ「現在の非常時を乗り越え、責務の強化に裏打ちされた結束を有する欧州に移行するために、これらすべてが必要だ」と述べた。
最初の法案は、ユーロ圏加盟国が10月半ばまでに提出する予算案を審査する権限を欧州委に付与し、EU財政規律に沿っていない場合、各国に修正を求めることを可能とする。
2つ目の法案は、すでに金融支援を受けている国や深刻な財政危機に陥っている国に対する監視体制の強化を目指す。
欧州委は、これらユーロ圏の経済ガバナンス強化案が奏功すれば、ユーロ圏が共同で「安定債」を発行することが可能になるとし、共同債の発行に関し3つの選択肢を提示した。
欧州委は声明で「財政規律の強化を伴うものでなければ、安定債の導入は実施可能ではなく、望ましいものではないということを明確にしたい」とした。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24309720111123
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