http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111114-00000083-mai-int
＜南欧＞経済専門家へ首相交代　高まる政治家嫌悪　
毎日新聞 11月14日(月)22時37分配信

　財政再建に苦しむギリシャで１１日、首相がパパンドレウ氏からパパデモス氏へ、イタリアでも１２日にベルルスコーニ氏からモンティ氏へと交代劇が起きる騒ぎとなった。いずれも▽市場の信用不安▽与党議員の離反▽大統領の仲裁▽首相辞任▽危機管理内閣発足−−という道をたどった。市場をきっかけに内政が乱れ、民主主義の手続きで選ばれた首相が選挙の洗礼を受けていない経済専門家と交代する構図は、南欧だけの話なのか。南欧で一つ際立つのは、国民の政治家嫌悪の高まりだ。

　この１０月、イタリア国営放送である映像を目にした。左翼政党「ラディカレ」の創始者、マルコ・パネッラ欧州議会議員（８１）がローマの反ベルルスコーニ集会に顔を見せると「なぜお前がここにいる」と罵声を浴びた。それでも笑顔を見せる議員に中年の男が近づき「ストロンツォ（クソ野郎）！」と顔に唾を浴びせた

欧米の私有財産制度という考え方が、あまりにも強すぎるのですね。
最近では生物のDNAまで財産権を主張している。

価値のあるものなら、何でも財産にしないと気がすまないみたいです。

税金という方法はグローバル化により、政府が弱者に転落してしまったから使えないでしょう。
税金の安売り競争をしなければ成らなくなった。
欧州では税の統合なんてことも言われていますが、世界全体で税の統合をするのは遠い先の話でしょう。

だからマネーの増刷という方法が最善だと思うのですが。
欧州でも米国でも、マネーの増刷という考え方が出てきました。でもそれを不公正の是正に使うという考え方が出てきていないのが残念です。

もちろん、紙幣を印刷して貧乏人に配るという方法は最も手っとり早いです。格差是正をする上でこれほど簡単な方法はありません。しかし、これにも抵抗があります。この事とグーローバルな金持ち増税を組み合わせる必要があります。

グローバル経済の中、孤立した税制を取るのは難しいと思いますよ。
法人税はまず上げられません。
企業の競争が公平というスタートラインに立てません。
企業の国際間の移動が自由です。

所得税の増税は抜け道が多そうです。
簡単な例では法人の所得にしてプールしておけば良い。

財産税はタックスヘイブンの問題があります。