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物事の本質・・経済問題を語る日本のマスコミ人は正気か
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/168.html
投稿者 尚林寺 日時 2011 年 11 月 14 日 10:11:13: JaTjL5JPya4go
 

*****夕張のケース
2008年の3月、夕張市の市営プールの屋根が壊れ落下するという出来事があった。雪の重さによって、夕張市唯一のプールである市営プールの屋根が壊れたのである。これは2007年に財政再建団体となっていた夕張市が予算がなく雪下ろしを行わなかったからである。筆者は、この話に関心を持ちそのうち取上げようと思っていた。

金がなく雪下ろしができなかったためプールの屋根が壊れるなんて、前代未聞の出来事であり、日本はそこまでなさけない国になったのかと実感させられた話であった。この一件は我々に様々な角度から問題を提起している。筆者はこれをギリシャやイタリアなど南欧諸国の財政問題にも一部通じる話と捉えている。


ところがこの問題を間違った方向で捉える傾向がある。まず「市民を中心としたボランティアが雪下ろしを行えば良かった」といった筋違いの意見がある。また政府や地方は他に無駄な財政支出を行っているのだから、それを回せば良かったという話もある。しかしこれらは問題の本質をそらす話である。

もっとも多い意見は「そもそも夕張市が無駄な公共事業や開発事業を行って財政再建団体に転落したことが問題」というものであろう。放慢財政を続けている地方自治体は、そのうち夕張市のようなみじめなことになると言いたいのである。このような主張を行う財政学者やエコノミストは、夕張のケースを一種の「みせしめ」と喜んでいるかもしれない。


世の中では様々な事が起るが、筆者はたまには物事の本質に立返って考えることが必要と思っている。夕張の場合、人々が忙しいため雪下ろしを行う者が集まらなかったわけではない。つまり労働の供給力は余っているが、単に金(予算)がなかっただけである。

夕張のケースと似た話として、日本では、将来、年金財政が破綻し、今の年金制度はとても年金受給者の生活を支えられないという声で溢れている。しかし日本で供給力が不足し年金受給者のための生活物資を生産できないということではない。また一部不足すると思われる医療や介護のサービスについても供給力を増やし、これらを解決することは十分可能である。


夕張のケースを含め、問題は需要と供給を繋ぐための「金」、つまり予算や財政である。これが物事の本質である。そして政府はこの解決に「増税」と言っている。しかし筆者は、これには「増税」ではなく先週号で述べた政府紙幣の発行、あるいは永久債の発行とその日銀引受けが適切とずっと主張してきた。

昔のように供給力が圧倒的に不足していた時代なら、筆者のような意見は暴論であろう。しかし今日の日本では膨大な供給力が余っている。今日、多くのメーカが国内の生産設備をどんどん整理しているくらいであり、また商業施設もガラガラの所が多い。

仮に筆者の主張のように政府紙幣の発行等によって需要が増えても、日本の供給力は十分対応できる。むしろ需要が増えることによって新規の設備投資がなされ、供給力が増える。さらに新規の設備投資によって生産設備の更新がなされ、日本の産業の国際的競争力は維持される。


ところが今日の日本は、様々なことで全く逆の方向に進んでいる。例えば年金にまつわる問題でも、いつも話題になるのは「官民格差」「年金の運用の失敗」「年金未納」「年金記録漏れ」など本質とかけ離れたものばかりである。年金問題の本質は、将来の日本経済の力であり、需要と供給力の関係である。

当然、年金財政には国費の投入が必要になる。筆者はこれを政府紙幣の発行等で行えと言っているのだ。これに対して財政学者などは例のごとく「インフレが起る」と騒ぐ。

たしかに政府紙幣の発行等によって多少の物価上昇は考えられる(ただ発行額をコントロールすれば済む話である)。しかし消費税の増税の場合も確実に物価は上昇する。そして重要なことは、前者が日本経済を拡大させ、後者の増税の場合は日本経済を縮小させることである。つまり同じ物価上昇でも、消費税増税は間違いなく国を潰す方向である。

*****物事の本質に立返る
TPP参加の理由として「アジアなどの成長力を日本に取込む」という意見がある。実に「いやらしくて卑しい話」である。前段で述べたように日本では、夕張のケースの解決や年金財政への国費投入などによっていくらでも需要を喚起することが可能である。

これまでも「金持の中国人観光客を誘致」で日本経済を支えるといった間抜けな話が横行していた。しかし日本人の所得を増やし、日本人の生活を豊かにし、人々が消費を増やし観光ができるようにすることが本筋であろう。そしてその手段は前段で述べた通り間違いなく存在する。


筆者がどうしても不満を持つことは、いつも日本のマスコミが物事の本質を外しながら騒ぐことである。先の年金改革の時には、閣僚や国会議員の国民年金の未納で連日大騒ぎしていた。さすがにこの時には「日本のマスコミ人は正気か」と筆者は感じた。

国民年金の未納者が増えることによって、国民年金財政が破綻するとマスコミは盛んに喧伝している。また国民年金の保険料の納付は国民の義務と決めつける。しかし保険料の納付を怠れば、将来の年金の支給額が減額されるか給付がなくなるだけである。そして国民年金財政に国費が投入されていることを考えれば、国民年金保険料の納付は国民の「義務」ではなく「権利」である。よく日本のマスコミは、物事の本筋を取り違えた事をよく言えると驚く。


筆者は、日本のマスコミが物事の本質に興味がなく、出来事をどのような切り口で取上げると国民に受け騒ぎが大きくなるかといったことばかり考えていると思っている。どうもマスコミ人は「日本国民は皆バカ」と思っているのであろう。そうでなければ政府の債務が1,000兆円になると言うのに「公務員住宅が無駄」といったどうでも良い事で、あのように騒げないはずである。

ところがこのマスコミ報道に悪乗りして国会で大騒ぎする政治家が必ずいるものである。先の年金改革国会でも、本質から全く外れた政治家の国民年金の未納問題を大袈裟に取上げていた政治家がいた。この人物は「お遍路」が好きである。しかし四国を「お遍路」したくらいでは絶望的な性格は変わらないのであろう。


今日、日本、そして世界が抱える問題を解決するには物事の本質に立返る必要がある。例えばギリシャの財政債務問題なら、そもそもギリシャがユーロに参加したこと自体が本質的な間違いであった。それを財政赤字を続けていたなら、日本もギリシャのようになるといった間違った方向でマスコミは話を広めている。

筆者は、ギリシャにとって一番良いのは11/10/17(第682号)「解決策はユーロ離脱か」で述べた通り、ユーロ離脱と考える。ちなみにこれについてはユーロ離脱は技術的に不可能という意見がある。しかしギリシャは、自国通貨のドラクマを捨てユーロを採用したのだから、当然、逆の事もできるはずである。ただギリシャへの債権を抱える欧米の金融機関の損失額がこれによって増減することは有りうる。


繰返すようではあるが、筆者は、経済問題を考えるには物事の本質を見る必要があると思っている。一つは今週取上げた「需要と供給の関係」である。他には「異常に増えた日本国民の金融資産」や「日本国民の寿命の伸び」「飛躍的な技術進歩」などが考えられる。

 

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コメント
 
01. もうすぐ北風 2011年11月14日 11:32:58: 4pNSGecWzvedg : TLxXk5Z68g
まったく、同意です。
需要と供給をつないで流通させるのが通貨。
通貨は信認のつづく限り、増発して構わない。
国債も通貨と同じ、自国通貨建てであるかぎり破綻などあり得ない。
財政出動により、勤労階級の可処分所得を増加させることで、デフレ循環から脱却する。
例えば20%のインフレをもたらしても、賃金総額が20%増加するなら、国民の幸せな経済成長なのである。
例は山ほどあるが、身近な例ではアルゼンチン。
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-746.html
マスコミ、政府、日銀、御用学者達は米国と国債金融資本の利益のために、極めて意図的に賃金総額の下降、デフレ、超低金利、円高の政策を実行してきた。
けっして、彼らが無知で誤りを続けてきたわけではない。

02. 2011年11月14日 11:33:06: EksFgvoSW6
正論で直球勝負すると、世間に「トンデモ」扱いされますよ。(笑)

03. 2011年11月14日 13:19:32: OIxNYWfJog
引用ならソースを入れて下さい
高橋洋一氏?

書いてあることはその通りだけで、単に景気対策としての面しかない。
市場経済の問題として捉えねば


04. 2011年11月14日 23:59:28: HEqvCEKaMk
拍手、拍手!
そのとおり。
現状だと、政府が国債を発行して景気対策をやり、
日銀が国債買い入れ消却を増やすという遠回りな方法しか可能性はありませんが、
それに期待するしかありません。

05. 2011年11月15日 01:07:51: MBvpqKema6
経済コラムマガジン11/11/14(686号)
http://www.adpweb.com/eco/index.html
これは経済コラムマガジン

ちゃんとリンクを入れてくださいね。


06. 2011年11月15日 11:33:51: COIYxcuwIA
↑「URL不記載」うっかり脱落でした。
「経済コラムマガジン」さま・・すいませんでした。

07. ぺぇるぎゅんと 2011年11月15日 21:09:29: z/RrAnnk03NJU : 2TldA9kivw
ツッコミどころがたくさんあるなあ。

>政府紙幣の発行、あるいは永久債の発行とその日銀引受けが適切とずっと
>主張してきた。

>前者が日本経済を拡大させ、後者の増税の場合は日本経済を縮小させる

債務ってのは本質的に、
「将来の所得を奪って現在の収入に付け足す」
ということ。

筆者の述べる「日本経済を拡大させ」というのは、
「将来の所得を奪って現在の収入に付け足した結果、数字が増える」
ということ。

また、借金増やして今の経済を拡大させたとして、その拡大が将来にわたり
持続可能とは言えないのは自明。
「持続可能。だから借金が将来の発展に寄与するんだ」
というのでなければ、借金を増やして将来の所得を奪う正当性がない。

民間企業だって、将来の売上増大につながる計画があるからこそ、融資を
受けられる。

>国民年金の未納者が増えることによって、国民年金財政が破綻する
>保険料の納付を怠れば、将来の年金の支給額が減額されるか給付がなくなる
>だけ

年金問題の本質は、高齢化によって総支給額が大幅に増大し続けていること。
また運用の利回りが低下し、完全に収支が合わなくなっていること。
少子化により制度維持が困難になっていること。

未納者増加も決して軽視できないが、順位をつけると4番手以降。

筆者が低レベルなマスコミにケチをつけたい気持ちは理解できるが、筆者自身の
主張自体も低レベル。


08. 2011年11月15日 22:05:09: HEqvCEKaMk
07さん
いいかげん人の話を理解したらどうだ。
政府紙幣も国債の日銀引受けも債務ではない。
借金ではなく、お金の発行なのだ。返す必要なんかない。
元々、現代のお金はどうやって発行されているかわかっているかね。
明治政府は、借金をしてお金を発行したのではない。
貨幣発行権は、唯一国にのみ認められてる強大な権利なのだ。

09. ぺぇるぎゅんと 2011年11月16日 09:03:42: z/RrAnnk03NJU : vDRTaulwXA
>>08

07です。

政府紙幣は歴史的経緯からロスチャイルドの利害に反し、出来ない。
国債の日銀引き受けは、文字通り「国債」という国の借金。

日銀はロスチャイルド他国内外資本が出資する、民間銀行だよ。
日銀という民間銀行が紙幣を発行する根拠は、国債。

日本は日露戦争直前、及び戦後に財政破綻し、その度にロスチャイルドに救済
された。
結果、いわば借金のカタとして、自前の貨幣発行権を奪われている。

人の話を理解云々ではなく、その辺の裏事情を(アナタを含め)日本人全員が
理解すべき。


10. ぺぇるぎゅんと 2011年11月16日 09:21:23: z/RrAnnk03NJU : vDRTaulwXA
07=09です。
すみません。説明がヘタクソなので、整理させて下さい。

日本政府は、前述の通り歴史的経緯から、自前の貨幣発行権を失っています。
で、どうするかというと、日銀に対し国債他、各種の債券を渡すんですよね。

そして日銀は、それら債券(=債権)を担保に、日銀券を発行する。
そういう仕組みです。

日本政府は結局、債務を増やすという手段でしか、通貨を増やせないんです。
硬貨は別ですが。
日銀も、国の債権額以上の紙幣をバカスカ発行することは、国だけでなく
自らの利益にも反するので、できないんです。

リフレ派の理論は、そういう点も含めて話しにならないので、あんまし乗せられ
ないようにしましょう。


11. 2011年11月16日 13:06:47: OIxNYWfJog
別にリフレ派じゃないけどね。
債務が有って何でいけないの???

0金利永久国際で日銀調達をすればよいこと
法改正の必要はあるけどね。

0金利期限永久なら、いくらでも債務を引き受けるよ
実質的な負担が何にも無いんだから。
帳簿上の操作だけの話だよ。


12. ぺぇるぎゅんと 2011年11月17日 08:55:11: z/RrAnnk03NJU : nEFt3AL0os
>>11

どこか近所の銀行に駆け込んで、
「実質的な負担が何もないんだから。帳簿上の操作だけの話だよ。
債務があって何でいけないの」
って言ってみる?

こいつバカじゃねーか、って白い目で見られるだけだと思うけど。
多分警備の人間呼ばれて叩き出される(^^; 残念ながら。

国の債務も同じ。
何度も言うようだけど、日銀は民間銀行だよ。

日本の中央銀行、すなわち日銀が、国有銀行だったらよかったんだろうけどね。
ただそれは、歴史的経緯(および敗戦国という事情)から無理だった。
そしていまさら国有銀行への転換は不可能。

つまり、ないものねだりというか、全くありえない話だと思うよ。


13. 2011年11月17日 10:52:30: OIxNYWfJog
>何度も言うようだけど、日銀は民間銀行だよ。

そう民間銀行だよ
政府が55%出資しているね。
政府が総裁を任命し、財務大臣に指揮命令権の有る。
業務目的、業務方法も法律で規定されてるね。
それで通貨の発行を国から委託されている。

日銀はいくら円を発行しても倒産しないの。
帳簿が合っていれば良いこと

普通の株式会社では無いことが理解できないのでは
常識がないと言われるよ。


14. ぺぇるぎゅんと 2011年11月17日 11:55:40: z/RrAnnk03NJU : nEFt3AL0os
>>13

どこに認識の相違があって、話が平行線になっているかハッキリしたね。
これは証明の方法がないから、これ以上溝は埋まらないと思うけど、一応書きます。

>日銀はいくら円を発行しても倒産しないの。

そういうわけでもないんだなあ。
現に日銀の株価ってかなり下がってきてる。日銀だって他の民間企業同様、
利益だとか経営リスクに応じて株価が上下する。
当然、株主利益にも配慮しなければならない。

勿論、諸事情により絶対につぶさないよう、あらゆる手段を講じるから、
結果的に倒産はほぼないだろうけど。

>政府が総裁を任命し、財務大臣に指揮命令権の有る。
>業務目的、業務方法も法律で規定されてるね。
>それで通貨の発行を国から委託されている。

これも形式的な話。実情はその逆で、政府国家から通貨発行権が奪われてるの。
政府による総裁人事によって、どうこうできるわけでもないし。

日露戦争前から日本政府は破綻状態で、借金漬け。第二次大戦後まで一貫して、
借金漬け状態が続いている。
その結果、金融政策という名の収奪構造が、合法的に構築されてるんだよね。
債権者である国際金融資本によって、首根っこを押さえられている。
そのシステムこそが、日銀(余談だけど、他国の中央銀行も大体同じ構造)

これに逆らって、政府が独自の金融政策をとることは、残念ながら不可能だと
思うよ。
リビアのカダフィみたいにつぶされるだけ。

>帳簿が合っていれば良いこと

これも本質的にそんな単純な話じゃないんだなあ。
膨大な金融緩和をやった、アメリカさんはどうなってる?
それから新興国は、その影響でどれだけ打撃を蒙ってる?
帳簿云々の話じゃないことは、一目瞭然だよね。

結論を言えば、そもそも金融政策だとか小手先の技術論で、現状を打開する
方法はないと思う。
各国が同じように苦しんでいるのをみれば、それが証明されてると思うけど。

もっともっと本質的な問題。奇しくもスレタイに回帰したけど。


15. 2011年11月17日 14:26:46: OIxNYWfJog
>現に日銀の株価ってかなり下がってきてる。日銀だって他の民間企業同様、
利益だとか経営リスクに応じて株価が上下する。
当然、株主利益にも配慮しなければならない。

政府以外の株主は議決権無いのと同じこと。配当によって株価が左右される。金利を貰っているのと同じこと。

>日露戦争前から日本政府は破綻状態で、借金漬け。第二次大戦後まで一貫して、
借金漬け状態が続いている。
その結果、金融政策という名の収奪構造が、合法的に構築されてるんだよね。
債権者である国際金融資本によって、首根っこを押さえられている。
そのシステムこそが、日銀(余談だけど、他国の中央銀行も大体同じ構造)

中央銀行がどこぞに影で支配されているという話なら、カルト版へどうぞ。

>これも本質的にそんな単純な話じゃないんだなあ。
膨大な金融緩和をやった、アメリカさんはどうなってる?
それから新興国は、その影響でどれだけ打撃を蒙ってる?
帳簿云々の話じゃないことは、一目瞭然だよね。

中央銀行が問題が無いと言ってるのに、話をそらしてどうするの。
金融調節すれば、インフレ、デフレになるのは当然のこと。


16. ぺぇるぎゅんと 2011年11月17日 17:17:55: z/RrAnnk03NJU : nEFt3AL0os
>>15

>政府以外の株主は議決権無いのと同じこと。配当によって株価が左右される。
>金利を貰っているのと同じこと。

何をかいわんや。

>中央銀行がどこぞに影で支配されているという話なら、カルト版へどうぞ。

カルト呼ばわりして思考停止するのは簡単だけどさ。
できればご自身でちゃんと勉強して、なぜカルトに過ぎないのか示して欲しいね。

取っ掛かりは示したつもりなんだけど、日本は日露戦争以来の莫大な対外債務に、
どう対処した? 債務者は?
戦後日本を考える上で、極めて大きな問題なのに、ベールに隠されてるでしょ!?

ちなみに日銀より、FED(FRB)設立の経緯を調べると面白いよ。
カルトと簡単に片付けられない理由がよくわかると思う。

>中央銀行が問題が無いと言ってるのに、話をそらしてどうするの。

ん? 元々「日銀は倒産しないから問題ない」という点だけに限定して
語ってるの?
それなら確かに両者で論点がズレてるね。

でもそもそも、そう限定することに意味があるの?
私はこの記事に反論開始した時点で、そんなテクニカルな話に限定したつもりは
ないし、アナタがなぜ、限定して私に反論してるのか、意図もわからない。


17. 2011年11月17日 17:55:42: OIxNYWfJog
日銀は政府からの独立性を保つため、準民間(株式会社)という体裁を取ってるだけでしょう。

>カルト呼ばわりして思考停止するのは簡単だけどさ。
できればご自身でちゃんと勉強して、なぜカルトに過ぎないのか示して欲しいね。

犯罪が有るとするのなら、有るとするものが立証するのが当然でしょう。

>取っ掛かりは示したつもりなんだけど、日本は日露戦争以来の莫大な対外債務に、
どう対処した? 債務者は?

戦前の債務何て、戦後のインフレで消えちゃったよ。

>ちなみに日銀より、FED(FRB)設立の経緯を調べると面白いよ。

知ってるよ。誰それが関わったという話だけでしょう。
ーーーーーー
日銀はいくら円を発行しても倒産しないの。
帳簿が合っていれば良いこと

>>中央銀行が問題が無いと言ってるのに、話をそらしてどうするの。

>ん? 元々「日銀は倒産しないから問題ない」という点だけに限定して
語ってるの?

{日銀はいくら円を発行しても倒産しないの。
帳簿が合っていれば良いこと}

↑この言葉に対するコメントでしょう。
ーーーーーー

>でもそもそも、そう限定することに意味があるの?

まず0金利永住国債を発行してもシステム上、何の問題の無いことを説明したの。

>私はこの記事に反論開始した時点で、そんなテクニカルな話に限定したつもりは
ないし、アナタがなぜ、限定して私に反論してるのか、意図もわからない。

貴方の主張なら、通貨を債務と考えているなら、それが間違いなの。
通貨は交換媒体にしか過ぎなくなったの(不換紙幣になった)

0金利永久国債なら、何の財政負担も発生しない。
財政負担の無い債務なら問題は発生しない。


18. ぺぇるぎゅんと 2011年11月18日 07:36:07: z/RrAnnk03NJU : nEFt3AL0os
>>17

>犯罪が有るとするのなら、有るとするものが立証するのが当然でしょう。

14にも書いたけど、収奪構造が「合法的に」構築されてるんだってば。
それと議論における立証責任って、何も示さずカルトだとばっさり切り捨てた、
アナタの側にあるんだよね。

>戦前の債務何て、戦後のインフレで消えちゃったよ。

それは円建ての国内債務でしょ。
海外通貨建ての外債は、円が紙切れになった時点で天文学的数字になってるの。
いや私も具体的な数字は知らないけど。

ちなみにこれは欧米諸国も同じ。
大抵はロスチャイルドっちゅー同じ債権者に対し天文学的な債務があって、
首根っこを押さえつけられている。
カルトだ陰謀論だ以前の事実として、ここまでは否定しようがない。

>貴方の主張なら、通貨を債務と考えているなら、それが間違いなの。

そんなことひとことも言ってないんだけどなあ。
ちゅうか話が脱線するけど、

>通貨は交換媒体にしか過ぎなくなったの

これっておかしいんだけどね。
交換媒体ってのは信用に基づいて成り立ってるってことは十分ご承知だと
思うけど、信用は毀損する。永久に不変ではない。
毀損した分は当然、どこかで負債として計上せざるを得ないよ。

ここ重要だよ。これを忘れてると「帳簿上だけの話」なんて認識してしまう。

要するに政府通貨発行だとか日銀引き受けだとか、この手の議論は打ち出の小槌
みたいで魅力的。再三現れちゃぁ人心を惹きつけるけど、残念ながらあちこち
ムリがあって成り立たない。
10年前ならともかく、今では完全にトンデモ論扱いなんだな。


19. 2011年11月18日 08:18:22: OIxNYWfJog
>>20

>それと議論における立証責任って、何も示さずカルトだとばっさり切り捨てた、
アナタの側にあるんだよね。

とんでもなことを何も立証しないで書いておいて、違うというならそれを立証しろと言われても困るんだけど。
まず何かが有ったとするなら、有ったとする者に立証責任は有るのだよ。

>それは円建ての国内債務でしょ。
海外通貨建ての外債は、円が紙切れになった時点で天文学的数字になってるの。
いや私も具体的な数字は知らないけど。

日露戦争で(1905年終結)外債を出したというのは知ってるけど、それが何で1945年まで残っているの
外債があるという、なんか証明が有るの。
まさか無いという証明をしろと言わないよね。

>ちなみにこれは欧米諸国も同じ。
大抵はロスチャイルドっちゅー同じ債権者に対し天文学的な債務があって、
首根っこを押さえつけられている。
カルトだ陰謀論だ以前の事実として、ここまでは否定しようがない。

国債を銀行が持っているのは当然のことですよ。
確実な運用先だから。

>これっておかしいんだけどね。
交換媒体ってのは信用に基づいて成り立ってるってことは十分ご承知だと
思うけど、信用は毀損する。永久に不変ではない。
毀損した分は当然、どこかで負債として計上せざるを得ないよ。

インフレで毀損したら、どこの誰が、どこに負債として計上するの???

>要するに政府通貨発行だとか日銀引き受けだとか、この手の議論は打ち出の小槌
みたいで魅力的。再三現れちゃぁ人心を惹きつけるけど、残念ながらあちこち
ムリがあって成り立たない。
10年前ならともかく、今では完全にトンデモ論扱いなんだな。

これは最近出てきた話だよ。欧米でも最近言われている。
でも既得権、既成の経済秩序を守りたいものが、必死に無視しようとしている。
貴方もその口かな?


20. 2011年11月18日 08:20:47: OIxNYWfJog
>>20

>>18
の間違いでした


21. ぺぇるぎゅんと 2011年11月18日 15:00:47: z/RrAnnk03NJU : nEFt3AL0os
>>19

申し訳ないけど、あとはご自身で調べてね。
こういう議論って、それなりに意義があるとは思うけど、疲れた。

>インフレで毀損したら、どこの誰が、どこに負債として計上するの???

>これは最近出てきた話だよ。欧米でも最近言われている。

勉強すべきポイントは明白なので。
アナタが例としてイメージしているインフレは、
「通貨価値毀損による結果としての、インフレ」
じゃない?
通貨発行量を増やして、インフレが起きるってことを言いたいのでは?

それをやるとどう問題が発生して、どこにしわよせが行って、どう対処すべ
きか。
帳簿の数字合わせだけの話ではないよ。

>日露戦争で(1905年終結)外債を出したというのは知ってるけど、それが何で1945年まで残っているの

日露戦争以前に、日本政府の国庫は空っぽだった。
戦費は実質、全部外債でまかなった。戦争は勝ったけど賠償は1銭も取れなかった。
その後も一貫して財政状態が改善することはなかった。にも関わらず、ずっと
拡大路線をとり続けた。外債は増大し続けた。

で、敗戦。
債務がどうなったか、勿論想像はつくよね。

色々興味深いことがわかるので、ご自身で調べて欲しいな。今の日本を考える、
出発点でもあると思う。


22. 2011年11月18日 15:34:31: OIxNYWfJog
>>21

>通貨発行量を増やして、インフレが起きるってことを言いたいのでは?

>それをやるとどう問題が発生して、どこにしわよせが行って、どう対処すべ
きか。
帳簿の数字合わせだけの話ではないよ。

もちろん中銀は帳簿だけの話だけど、現実の経済には影響するに決まってるじゃない。そのためにするんだから。
現状ではデフレだからデフレを修正するためにする。
インフレなら引き閉める。デフレならお金を出す。中央銀行の法律で定められた業務じゃない。
もっとも銀行にお金を出しても実体経済に回らないが。
消費者に出さないとお金は回らない。そのために政府と中銀がする必要がある。

>日露戦争以前に、日本政府の国庫は空っぽだった。
戦費は実質、全部外債でまかなった。戦争は勝ったけど賠償は1銭も取れなかった。
その後も一貫して財政状態が改善することはなかった。にも関わらず、ずっと
拡大路線をとり続けた。外債は増大し続けた。

で、敗戦。
債務がどうなったか、勿論想像はつくよね。

日本政府の予算書のどこにそんな外債の記録があるの???
まさか記録は無いが債務がある、何て言うんじゃないだろうね。

>色々興味深いことがわかるので、ご自身で調べて欲しいな。今の日本を考える、
出発点でもあると思う。

言っとくけど
「貴方には債務がある、無いと言うのならそれを証明せよ」なんて言われたら、世界中の人間から、債務不存在証明を貰わなければ成らなくなる。
「有る」という人が有るという証明をするのが当然のことだよ。


23. 2011年11月19日 01:15:36: HEqvCEKaMk
>いわば借金のカタとして、自前の貨幣発行権を奪われている。

いやぁー、びっくりです。
私の知らないことを教えていただいてありがとうと言いたくもありますが、
それじゃ全く議論が進みません。
そういう前提なしにして、何が日本に必要かという議論にしませんか?
裏の取り決めがどうなっているのかは知りませんが、現在は表向きには戦争の債務は存在しません。
国家主権は全世界共通の認識ですし、国家は国民主権です。
国民の総意で貨幣増発行を決めたら誰も逆らうことはできません。


24. ぺぇるぎゅんと 2011年11月19日 12:31:19: z/RrAnnk03NJU : nEFt3AL0os
>>21

>もちろん中銀は帳簿だけの話だけど、現実の経済には影響するに決まってる
>じゃない。そのためにするんだから。

中銀の帳簿だけに限定したり、影響にまで広げたり。・・・・
どっち? 前提がブレてる。悪いけど詭弁にしか聞こえない。

>現状ではデフレだからデフレを修正するためにする。

違うよ。
多くの人が勘違いしているみたいだけど、日銀にインフレ、デフレを修正する
役割はないよ。
「物価の安定」という役割はあるけど。

>もっとも銀行にお金を出しても実体経済に回らないが。

よくご存知じゃないですか。日銀にばら撒いてもらっても効果がない、対処法が
違う、と。

>日本政府の予算書のどこにそんな外債の記録があるの???
>まさか記録は無いが債務がある、何て言うんじゃないだろうね。

数字がないから債務はない、とおっしゃいたい?
あるべき数字がなぜ見当たらない、と疑問を持ってもらえるとありがたいんだ
けど。

>「貴方には債務がある、無いと言うのならそれを証明せよ」なんて言われたら、

証明しろなんてひとことも言ってないよ。
「調べて欲しいな」で立証責任追求と誤解したのなら、訂正します。
「勉強して欲しい」

私は17〜18で「どっちに立証責任がある」という話はしたけど、「立証しろ」
とはひとことも言ってないよね。
お互い個人レベルで、立証なんてとてもムリなのは百も承知なので。

だからこそその直前、14に、

>どこに認識の相違があって、話が平行線になっているかハッキリしたね。
>これは証明の方法がないから、

と書いたんだけど。伝わらなかったかな。・・・・
顔を見ず、文字だけでの会話、議論って難しいね。


25. ぺぇるぎゅんと 2011年11月19日 13:14:25: z/RrAnnk03NJU : nEFt3AL0os
>>23

>それじゃ全く議論が進みません。
>そういう前提なしにして、何が日本に必要かという議論にしませんか?

難しい問題ですな。
以下、あくまで個人的な考えだけど。・・・・

>現在は表向きには戦争の債務は存在しません。
>国家主権は全世界共通の認識ですし、国家は国民主権です。

そうガキの頃から教え込まれ、お人よし平和ボケ日本人が形成される。
しかし現実には、それと全然違う社会が存在しているわけで。
いや日本だけでなく、世界各国大抵同じ。

>国民の総意で貨幣増発行を決めたら誰も逆らうことはできません。

国民の総意ってのはほぼ滅多に通らないでしょ。
先日のギリシャがそうだったけど、どこからか横槍が入るし、合法的に傀儡政権が
できたりして、国民の意思だとか利益だとかはどこかへ吹っ飛ぶ。

日本のTPP参加表明問題に、国民主権だとか国家主権なんて認識がカケラでも
ありましたっけ?
その代わり我々一般の目に触れないところに、圧力だとかしがらみだとかが
ある、ってのはビンビン感じとれたでしょ!?

残念ながら、アナタの仰る前提から議論を進めるのはムリがあるんじゃないか、
というのが個人的意見です。

なぜならば、まずどこに問題があるのかを捉えてこそ、議論が成り立つと思う
ので。
問題はおそらく、アナタの仰る前提よりもっと以前の段階、もしくは裏の
取り決めにある。

そこを明らかにしない限り、もしくは解決しない限り、むなしい空論に過ぎない
と感じるわけでして。空論に対し「いやそりゃ違うでしょ」と指摘するのみで。

いやご期待に応えられず恐縮ですがm(_ _)m


26. 2011年11月19日 20:52:47: c6gF2kWcgE
経済コラムマガジンの書き方は特徴があって途中ですぐに分かったよ。この文章なら引用元は不要なくらいだ。

捕まった高橋さんによると政府の通貨発行特権は法律に基づくもので、毎年4兆円あまり丸儲けらしい。500円や100円硬貨の製造原価はいくらか知らないが国庫に納入されている。

それと国債の日銀引き受けは、財政法の縛りがあるはずだけど、彼が小泉内閣の時に日銀に頼んだら引き受けてくれたと言っている。

それに国債は総需要調節の手段にすぎないのは、上の誰かの認識と同じだ。

国債は民間で言うところの借金とは似て非なるものだ。
日銀が100兆円でも買い込めばそれで借金はチャラになる。

その理由は日銀が債権者となって政府が支払う利息は、そのまま国庫に納入しなければならないからだ。

もっとわかりやすく言えば日銀の大株主である財務大臣が日銀を財務省に吸収合併すれば債権者が政府になることで、借金のようだけど借金ではないという意味が分かる。

この経済コラムマガジンの筆者は、すごく良く考えを巡らしていて納得させられるね。



27. ぺぇるぎゅんと 2011年11月20日 02:58:37: z/RrAnnk03NJU : nEFt3AL0os
>>26

>それと国債の日銀引き受けは、財政法の縛りがあるはず

そうそうおっしゃる通り。本来は禁じ手。

>日銀が100兆円でも買い込めばそれで借金はチャラになる。
>その理由は日銀が債権者となって政府が支払う利息は、そのまま国庫に納入
>しなければならないからだ。

元金は、チャラにはならんわな(笑)
借金は借金。いずれは日銀(という民間銀行)に戻さにゃならん。
そしてその返済の原資は、将来の所得。

>日銀の大株主である財務大臣が日銀を財務省に吸収合併すれば債権者が政府に
>なることで、借金のようだけど借金ではないという意味が分かる。

それが可能なら、世界各国似たような手段で財政を立て直せるだろうね。
EU諸国なんか泣いて喜ぶんじゃない?

なぜ日本を含め、各国とも中央銀行を「国有ではなく民間にせざるを得なかった
のか」って視点が必要だと思うよ。
で、国有と民間の違いだとか制約だとか、考慮すべき。

加えて最大の問題は、「信用」に対する視点が抜けていることだと思うよ。
例えば財政の持続可能性だとか、国家政府の信用の総量の範囲内でしか、現実的に
国債は発行できない。
日銀だって信用の総量を超えた国債は引き受けられない。

日銀が「国有」だったら、ひょっとするとテクニカルな話でどうにかなった
のかもしれないけど。

ここが肝心要で、ここをすっぽりスルーしてるから、この手の意見は「打ち出の
小槌」に過ぎないんだな。うまいアイデアではあると思うけど。

>この経済コラムマガジンの筆者は、すごく良く考えを巡らしていて納得させ
>られるね。

冗談でしょ!?(^^;


28. 2011年11月20日 14:12:25: OIxNYWfJog
>>27

>元金は、チャラにはならんわな(笑)
借金は借金。いずれは日銀(という民間銀行)に戻さにゃならん。
そしてその返済の原資は、将来の所得。

永久国債って概念が理解できないの

返す必要が無いの

で、0金利なら、負担も無いの


29. ぺぇるぎゅんと 2011年11月21日 10:10:53: z/RrAnnk03NJU : nEFt3AL0os
>>28

>永久国債って概念が理解できないの
>返す必要が無いの
>で、0金利なら、負担も無いの

私の勉強不足かもしれないので、もしそうなら是非ご教示頂きたい。

永久国債って返済の必要がないの? 元金返済を一切考えなくていいの?
単に「返済期限が明示されず、かつ債務者に催促の権利がないだけ」で、債務は
依然として存在するんじゃないの?

つか金利ゼロ、元金返済の必要もない債権なんて、金融システム上存在し得るの?
そんなデタラメな債権、誰が引き受けるの?
これまで再三書いてきた(日銀の成り立ちだとか)ように、現行の制度上、多少の
法整備程度で実現の余地があるの?

日銀なら、債務と表裏一体の「信用」に目をつぶった、デタラメな債務を受け入れて
くれるの?
「帳簿上だけの問題でしょ」「一般金融機関や個人ならともかく、日銀なら・・・・」
みたいな。

この手の理論は総じて、金融システムの根底にある、お金の本質だとか性質だとかを
理解しないまま構築されているように感じるんだよね。
お金を単なる「金額を書いた紙切れ」と捉え、机上の理論だけで構築しているのでは
ないか、と。

つまり「お金とは信用を図るもの、信用を保証するもの」という本質、かつ
金融システムの大前提となるものを一切考慮していないのでは、と。

引用元記事、及びこの種の理論を支持する人々の意見を聞いていると、まさに
そういう臭いがぷんぷんする。危うさを感じる。

比較的新しい理論をハナっから否定するつもりはさらさらない。
私の勉強不足で理解できないだけだとすれば、その既存の大前提大原則を根底から
覆す根拠を教えて頂けると幸いです。

そんな奇跡の大理論があれば、日本の財政は勿論のこと、欧州金融危機も一発解決
じゃん。すごいよ。


30. 2011年11月21日 12:44:56: OIxNYWfJog
>>29

>永久国債って返済の必要がないの? 元金返済を一切考えなくていいの?

もちろん、返すことなど考えていないよ。だから永久債

>単に「返済期限が明示されず、かつ債務者に催促の権利がないだけ」で、債務は
依然として存在するんじゃないの?

債務はあるよ。永久に返さなくて良い債務

欧米に永久債というのが有ったと思うよ。金利だけ払い続けるやつ。その金利を0にしようというだけのこと。
議決権無しの優先株みたいなもの。普通は配当があるが、配当を0にするのと同じこと。

>つか金利ゼロ、元金返済の必要もない債権なんて、金融システム上存在し得るの?
そんなデタラメな債権、誰が引き受けるの?
これまで再三書いてきた(日銀の成り立ちだとか)ように、現行の制度上、多少の
法整備程度で実現の余地があるの?

政府と日銀の取引なら出来るの。
0金利永久国債は紙屑だけど、もともと日銀券も紙屑じゃない。紙屑と紙屑を交換するだけ。
法改正して日銀の引き受けを義務化すればよいこと。

>つまり「お金とは信用を図るもの、信用を保証するもの」という本質、かつ
金融システムの大前提となるものを一切考慮していないのでは、と。

通貨とは、その通貨圏でモノが買えるから価値があるの。
で、現在の分業化社会では通貨が無ければ生活も出来ないし、経済も成り立たない。だからよほどでなければ通貨を使わざるを得ないの。
そして日本では日銀券以外の通貨の発行は禁止されている(政府は別)。ようはどうだこうだといちゃもんつけようが円を使わなければ生活できないの。即、飢え死にかな。

だからインフレに成らなければ通貨はいくら発行しても良いの。通貨の発行の歯止めはインフレだけ。
もっとも3%程度のインフレは居心地が良いけどね。

>そんな奇跡の大理論があれば、日本の財政は勿論のこと、欧州金融危機も一発解決じゃん。すごいよ。

スイス中銀が外貨を「無制限に」買い支えるとやったじゃない。

英米もユーロに対し、EDBが「無制限に」国債を買い支えるべきだと言ってるじゃない。
政府がデフォルトして機能停止したら、通貨も中銀も有ったものじゃない。だから中銀は国債の最後の買い手に成らざるを得ないの。
内国債のデフォルトというのはありえないの。外債ならデフォルトするけど。自国通貨建て国債がデフォルトした例は、世界に一つも無いの。

米国債のデフォルトなどありえないの。有るのはドルの暴落だけ。日本国債もデフォルトなど有りえないの。有るのは円の暴落だけ。

ユーロは共同通貨でECBが寄り合い所帯だから、他国の国債まで買い支えたくないということで揉めてるの。


31. ぺぇるぎゅんと 2011年11月21日 13:43:19: z/RrAnnk03NJU : nEFt3AL0os
>>30

>債務はあるよ。永久に返さなくて良い債務
>欧米に永久債というのが有ったと思うよ。金利だけ払い続けるやつ。その金利を
>0にしようというだけのこと。

金利ゼロ、かつ元金も払わない。
どちらか一方ならともかく、両方共ってのはありえない(^^;
それは債権ですらない。
つか世間一般では、それを「デフォルト」と呼ぶ。

>議決権無しの優先株みたいなもの。普通は配当があるが、配当を0にするのと
>同じこと。

配当ゼロの優先株って、誰が買うの?(^^;

>政府と日銀の取引なら出来るの。
>0金利永久国債は紙屑だけど、もともと日銀券も紙屑じゃない。紙屑と紙屑を
>交換するだけ。

うわ。出た(^^;

>通貨とは、その通貨圏でモノが買えるから価値があるの。

なぜモノが買えるかというと、お金が「信用を保証するもの」だからなの。
発想が逆。
アナタのおっしゃる紙屑は、誰も通貨と認めないし、勿論モノも買えない。
通貨がない、通貨がないから不便、でも紙屑はいつまで経っても通貨たり得ない。

>だからインフレに成らなければ通貨はいくら発行しても良いの。通貨の発行の
>歯止めはインフレだけ。

・・・・(^^;

大体、底が見えた。
申し訳ないが、これ以上はさすがに付き合いきれん。


32. 2011年11月21日 16:29:20: OIxNYWfJog
>>21

やっぱり理解できないか。
そうとうなんかの思想に頭が凝り固まっていそうだからね。

利潤追求で動かない政府部門、政府、日銀にとては、価値があろうが無かろうが債務は債務なの。
民間にとっては価値が無ければ紙屑。

通貨が交換媒体とも理解できないようだね。
何なの「信用を保証するもの」って
通貨そのものには何の価値も無いのだよ。
価値が無いものがどうぢて保証出来るの。
妄想に取り付かれている人とはこれでおしまい。


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