http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/154.html
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可能なら通貨戦略の具体策を提示して論議すべきだ。
西田氏は円高に対して「通貨戦略なき通商政策は幕末の不平等条約と同じ」「米国も中国も通貨戦略をやっている日本もやるべきだ」と、TPPの利益より超円高の損失が遥かに大きいとの表示板を提示し、息巻いていた。
野田総理、安住財務大臣、全力を尽くしていると言うだけ、馬鹿さ加減にはあきれた。
※円安になる通貨戦略があるなら、具体的戦略提示し論ずべきだ。
ただ単に通貨戦略と言うだけ、こんな論議は2ちゃんねると同じだ。
▼日本の通貨戦略は限度一杯まで実施済み、これ以上は不可能だ、特に貿易には相手国がある。
日本は世界ダントツの円安誘導金融緩和政策をやっている。海外から非難されないのが不思議なくらいだ。
※日銀は海外から非難されるのを避けるため日本の円安誘導通貨戦略は世界一と言わないだけ(実際は世界一なのに)日銀の金融戦略言動は賢明、さすがと言いたい。
▼日本は1995年の円高で80円を切ったため、円安誘導として預金金利ゼロを続け現在に至っている、こんな国は日本だけ、
一時期は円安になったが、これ以上の金融による円安誘導は不可能だ。
▽預金金利ゼロの意味は貸したいお金が銀行に有り余ってだぶついている証拠、銀行でお金が欲しければ預金金利はゼロでないはず。
お金が銀行でだぶついている状態で日銀が買いオペしても余ったお金は日銀に返却されるだけ、銀行はお金を日銀から公定歩合で借りているので返すだけだ。
お金が欲しいところは借りても返せないとこばかり、これ以上の金融緩和はあり得ない
「各国の金利の推移」
http://kakaku.com/gaikadepo/hikaku.html
▽「円売りドル買い」もほぼ限度一杯で海外から非難されないのが不思議なくらい
1995年の円高のため「円売りドル買い」を続けてきたためこのお金が膨れ上がった
※1993年2月の外貨準備高は69億ドルだったが、2010年3月には1兆0427億ドルと膨れ上がった。現在はさらに増えているはず。
※外貨準備は「円売りドル買い」になるが、輸出超過の日本では外貨が不足する分けないのでほとんど必要ないにもかかわらずにアメリカの16倍と多額。
財務省と日銀が為替介入のため短期国債を発行し円を集め外貨を買っている。
外貨準備高国際比較
日本、1兆0427億ドル、2010年3月
ヨーロッパ(EU諸国とECB合計)、5569億ドル、2008年1月
米国、716億ドル、2008年1月
(ウィキより)
▽財政赤字も世界ダントツ,これも円札の増刷りと同じでこの点からも日本は世界一円札増刷りした国と言える。
以上から金融での円安誘導は不可能
特に貿易には相手国があり、日本が黒字なら何処かの国は赤字で、赤字削減に努力する、無理な円安誘導は賃金引き下げ競争に拍車がかかるだけ(これが現状ですね)
▼ドルが安いのではなく円が実勢に合わず高過ぎ
通貨の価値は購買力で決まる、
米国では物価が安い特に生活必需品の電気食料住居費は日本の1/2以下、この点ではドルの購買力は円の2倍以上だと言える
従ってどう見てもドル安ではなく円が高過ぎ、
▽アメリカの電気料金
U.S.Energy Infomation Administration
Report Released: March 11, 2011
U.S. Total(Cents per kilowatthour)
2011年、 2010年
Residential 11.09、 10.74
Commercial 9.99、 9.77
Industrial 6.72、 6.54
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