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TPP反対派の多くは形だけ。
TPP賛成は論外だが、TPP反対派も単に「断固反対」とだけ叫び、何がよくないのかを言わないのはある意味悪質だ。
きちんと反対の理由を言っている議員は数十名ほどのようだ。これらの議員の方たちは立派だと思う。
しかし、TPP反対派や慎重派の多くはTPPの何がまずいかについて全く発言していない議員が多い。威勢よく「断固反対」を叫んでも、具体的にどんな危険性があるのかを述べていないのだ。これは、ある意味、TPP賛成派よりも悪質だ。
TPPの何がよくないかは既に判明している。カナダやニュージーランドでアメリカ資本がどんなことをやったか、ISD条項がどのように使われたか、それが分かっているからだ。また、オバマ大統領はアメリカの輸入を増やすのではなく、輸出を増やすと明言している。中国も、韓国も、フィリピンもインドネシアも入っていないTPPに日本が加盟しても輸出が増えることはない。それどころか、中国を排除することにより、最大の貿易相手国である中国市場から日本が締め出される恐れがある。
形だけTPP反対を叫んでいる議員たちは次回の選挙で落選するぞ。
更に、実質的にTPPの何がまずいかを分かっているにもかかわらず、TPP推進をしている現在の民主党政権執行部は何をやっているのだ。特に、枝野経済産業相は以前の面影が全くない。エイズ薬害事件を暴いたときの心意気はどうしたのだ。次回の埼玉での選挙はいったいどうなるか、考えたほうがいい。多くの一般市民はきちんと見ているぞ。今回の問題は実質的な利害を市民生活へ与えるものだ。形だけの反対は賛成派よりも悪質だ。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<837>>
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