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政府・日銀による円高是正の為替介入を〈ヤブ医者の処方箋〉に例えるのは経済学者の浜矩子さんだ。患者の症状をよく見極めもせずに解熱剤を出すようなものだという(「『通貨』を知れば世界が読める」)▼今の円高は欧米の経済危機でユーロやドルが売られ、消去法で円が買われているのだそうだ。そうであるなら円売り介入を繰り返しても、根本原因である欧米経済が安定しない限り円高は止まらない▼これまでの介入をみても、一時的には円安に振れるが、いつの間にか戻ってしまう。財務相が「断固たる措置」というほどには効果がなく、大きな流れを変えることはできない▼速水優・元日銀総裁はかつて変動相場制移行後の通貨政策を「海図なき航海」と表現した。「通貨マフィア」と呼ばれる人たちでも、為替市場の動向を予測するのは難しいのだ▼そもそも先進国で最悪の財政赤字を抱えている上に、大震災と原発事故にあえいでいる日本の通貨がなぜ買われるのか。欧米よりはましだからと説明されても、素直にはうなずけない。投機筋の思惑で動いているのだろう▼実質的なドル切り下げとなったニクソン・ショックから40年。円相場は1ドル=360円から70円台後半へと4倍以上になった。50円になるという大胆な予想もある。目先の対策だけでなく、超円高時代の国の姿も考えておくべきかもしれない。2011・11・4
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/329792.html
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