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11月1日 7時9分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111101/t10013642091000.html
金融商品の取り引きの仲介などを手がけるアメリカの大手金融会社「MFグローバル」は、保有する国債に関連した損失がヨーロッパの信用不安によって拡大し、経営が行き詰まったことから、先月31日、日本の民事再生法に当たる連邦破産法の適用を申請しました。
ニューヨークに本社のある金融会社「MFグローバル」は、先月31日、ニューヨークの破産裁判所に、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を申請しました。負債総額は396億ドル(日本円で3兆900億円)に上ります。MFグローバルは、商品先物やデリバティブと呼ばれる金融商品の取り引きの仲介など金融関連の事業を幅広く手がけていました。去年3月からは、アメリカの大手金融機関「ゴールドマン・サックス」の最高経営責任者やニュージャージー州の州知事を歴任したジョン・コーザイン氏が最高経営責任者に就任し、自己資金を使った投資など積極路線を推進していました。しかし、ヨーロッパの信用不安の拡大で大量に投資したイタリアやスペインの国債の価格が値下がりし、損失が拡大したことから、資金繰りに行き詰まったものです。ヨーロッパの信用不安がアメリカの大手金融会社の経営破たんに発展したことで、今後世界の金融システムにどのような影響が及ぶのか注目されます。
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