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IMFが新たな短期融資制度を創設することが明らかとなりました。
これは欧州の金融危機の拡大を防ぐことを目的として、特に国債の利回りが高止まりしているイタリア、スペインなどを想定し、期間半年の資金を融資して財政再建を支援する狙いがあるようです。
具体的には、財政の資金繰りが厳しくなった国に対し、その国がIMFに出資している額の最大5倍まで融資するというもので、危機が波及しそうな国は、IMFに要請すれば、基本的にすぐに融資が受けられる見通しです。
たとえば、イタリアの場合、IMFに126億ドル相当を出資しているので、最大約630億ドル(約4兆8000億円)まで短期資金を借り入れることができることになります。
このIMFは措置は果たして有効なのでしょうか。
市場の動揺を押させることはできても、借金には変わりなく、半年後にはIMFに返済する必要がでてきます。
構造改革や緊縮財政などの強要はないようですが、IMFが債権者としてなんらかの形で取り立てや政府に干渉してくることは必至です。
IMFの強化論が取り沙汰されており、債務国の主権が奪われていく恐れがあるのです・・・
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■EFSF、手形による短期の資金調達も−債務危機で役割拡大
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aaE7wKTymYAM
10月29日(ブルームバーグ):欧州金融安定ファシリティー(EFSF)は、短期の資金調達戦略の一環として手形を発行する可能性がある。債務危機への対応でEFSFが果たす役割が拡大するのに伴う措置という。
EFSFは29日、電子メールで配布した資料で、「より柔軟かつ多様化した」資金調達を計画していることを明らかにした。また、主要格付け会社3社がEFSFの「AAA」格付けを確認したことを歓迎するとした。
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