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勝利の美酒にはほど遠いギリシャ国民−欧州合意でも
2011年 10月 28日 12:44 JST
【アテネ】欧州連合(EU)の首脳陣は、ギリシャを破綻から、ユーロ加盟17カ国を危機深化から救う策で合意したと誇らしげだ。しかし、ギリシャ人の大半に安堵感はない。
銀行はギリシャ国債の50%を自主的に償却することになったが、日常的なストや失業者の増加でまひしたこの国が活気を取り戻すには至っていない。
金融市場は反発したが、ギリシャ人の多くは合意が時間稼ぎであり、国のデフォルトは避けられず、自国の目に見える回復は数年先だとみている。
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Angelos Tzortzinis/AFP/Getty Images
Riot police clashed with demonstrators in Athens during a march of more than a hundred thousand Greek workers, students and business owners Wednesday.
49歳の書店経営者は「負担するのは大手銀行であって国民ではない、パパンドレウ首相は交渉に成功した、債務が半分消えるのだから新たなページをめくることになる、などとふざけたことを言っているのは誰だ」と訴えた。店の売り上げが70%も落ち込み賃貸料が払えないため、17年借りている店舗を追い出されそうだといい、「子どもが2人いる。どうすればいいのか」と困惑している。
若年層の失業率が40%を上回り、店舗の4つに1つが廃業し閉鎖されたアテネは、ブリュッセルにただよう勝利感とは全く無縁だ。先週は中心部で緊縮策に抗議するデモが発生した。
月謝を払えない親が多く生徒が3人に減った56歳のピアノ教師は「ギリシャ人であることが恥ずかしい。はらわたが煮えくり返っている。この国はいったいどんな国なのか。EU加盟国ではない」と怒りをぶちまけた。
記者: Alkman Granitsas and Costas Paris
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