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株式日記と経済展望
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何故韓国が米韓FTAの不平等毒素条項を飲んだのか、危機を察知した
アメリカは日本の野田を脅して日韓スワップ協定を命じたからです。
2011年10月22日 土曜日
◆日本経済の逆襲 10月21日 中韓を知りすぎた男
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前回は1997年のアジア通貨危機に際し、超国家組織(利益集団)の手先として動いたIMF(国際通貨基金)の許しがたい行為を書きました。
グローバリゼーションを言い訳に超国家組織の為に動いているIMFも当初の主な機能は、国際収支問題で行き詰った国々を援助することでした。
ところがアジア通貨危機で分かったことは、IMFの目的は危機に陥った国々を救済することよりも、まず第一に、海外投資家の損失を最小限に抑えることを中心に、少ない資金で企業の乗っ取りを画策する利益集団に手を貸すことに重点が置かれていることが分かりました。
もちろんIMFはけっして強制していないと断言していますが、だが実際は高圧的なIMFの官僚たちは「経済が自滅する見通しや、西側諸国からの信用が全て剥奪されることになる」と一種の脅迫めいたことを言った形跡があります。
しかしマハティール首相はこれを毅然と跳ねつけたが、何故韓国だけがIMFの命令に100%従ったのか?
この答えは韓国は国際社会に対して弱みを持っていたからです。その弱みとは外貨準備高を常に高めに嘘をついていたことです。
IMFが韓国に乗り込んだ時は貿易決済が出来る外貨準備金はわずか30億ドルしかなかったのです。韓国は使用可能な外貨準備金は223億ドルと言っていました。
韓国政府はIMFに対して通貨防衛のための介入により60億ドルになったと言い訳しましたが、実際貿易決済に使えるドルは30億ドル足らずしかなかったのです。
韓国はIMFに支援を要請するずっと前から、都市銀行5行が外貨決済不能に陥り急落して、1ドル1000ウオンを割り通貨当局も介入はすでにできなくなっていたのです。
韓国の嘘つきは国際的に有名ですが経済に対する嘘は国際社会ではけっして許されない、なぜなら財布に30億ドルしか入ってないのに、100億ドルの買い物をすればそれは詐欺師です。30億ドルしか無いのなら危なくて韓国に物を売るわけにはいかない、もしわかれば資源のない韓国はそく日干しになります。この外貨準備高を高めに言う嘘は現在も続いています。
12日野田首相が間抜け面で日韓通貨スワップ(外貨融資協定)の限度額を、現在のおよそ5倍となる約5兆4000億円まで拡大しました。これによって韓国が通貨危機に陥った場合、日本に紙屑のウオンを預入、引換に日本円やドルを受け取って運用することができます。
つまり韓国は日本の保証をとったことによって経済破綻寸前で救われたのです。
ところが朝鮮日報の記事は「韓国は外貨準備高が3000億ドル以上に達しており、通貨スワップ協定を結ぶ理由がない、円高に苦しむ日本が、円を外国に放出するために通貨スワップを推進している。簡単に応じてはならない」と書いています。只々呆れてものが言えません。
もし日本がスワップ協定を結ばなければ来年といわず年内に韓国は終わっています。海外を安心させている韓国の外貨準備高3000億ドルの中身と嘘を暴いてみます。
元々信用がない韓国は外貨準備高が減少すれば、海外からの借入が出来にくくなり、投資系の資金が流れ出てしまいます。そこで韓国は対外債務の返済は外貨準備高を取りくずさずに、債務の借り換えと新たの借金で凌いできたのです。
元々外貨準備高も外国から借金をして積み上げたのです。詐欺師が金を借りに行くときは相手を信用さすために立派な背広を着て高級車に乗って借りにいくのと同じです。
以前ブログでも取り上げたように、韓国は今年の2月以降、貯蓄銀行がバタバタ倒れ、取り付け騒ぎが起き、短期外債の総額は公表されていないが短期外債の急増について海外から警告までされています。
断崖絶壁に立たされた絶体絶命の韓国の危機を救えるのは日韓スワップ協定なのです。それなのに「円高に苦しむ日本が、円を海外に放出する為に通貨スワップを結んだ」とまるで恩着せがましく日本がお願いしたかのごとく報じるとは腸が煮えくりかえります。
何故韓国が米韓FTAの不平等毒素条項を飲んだのか、それは韓国の崩壊寸前の危機を察知したアメリカは日本の野田を脅して日韓スワップ協定を命じたからです。だから李明博大統領は米韓不平等条項を飲まざるをえなかったのです。
また1997年のアジア通貨危機の時韓国に舞い降りた利益集団たちも損をせずに逃げ出すには状況が悪すぎる。3000億ドルの外貨準備高の嘘が彼らもわかってきた。
韓国から資金を引き揚げるにはあまりにもドルが枯渇し円も無い、そこで日韓スワップ協定を結ばせて価値のある円で資金を徐々に引き揚げるつもりです。(後略)
(私のコメント)
連日米韓FTAや日韓通貨スワップ協定の裏を書いていますが、これらは繋がった話であり、アメリカ企業は韓国に膨大な投資をしてきましたが、投資を引き揚げようと思っても韓国にはドル外貨がありません。それをあるように見せかけてきましたが、いざ引き揚げようとすると粉飾決算がばれてしまう。だからアメリカは日本に命じて日韓通貨スワップ枠を5倍に拡大させたのでっす。
韓国に代わって日本が立替えてあげるようなものですが、韓国という放蕩息子を抱えた日本は韓国の債務を代払いさせられている。日韓貿易は日本の大幅貿易黒字であり、韓国の輸出が増えるほど対日赤字が増える構造になっている。せっかくサムスンやLGやヒュンダイが外貨を稼いでも利益は外資が持って行ってしまって外貨が貯まらない。
それは1997年のアジア金融危機の時に韓国経済は解体されて外資に買収されてしまったからです。米韓FTAはそれの総仕上げであり、外資が韓国でぼろ儲けができる仕組みづくりにさせられたのです。韓国の李大統領はアメリカの要求に逆らうことは出来ません。逆らえばギリシャより先に韓国経済が破綻します。
韓国は組み立て産業が主体であり、部品を提供する中小企業が多くありません。それに対して台湾には中小企業が多くて部品から国内で作っているから外貨危機も起きないし、中国の子会社の売り上げも大きい。韓国ウォンが下落して国際競争力が付いて世界中に家電製品や自動車などを売っていても、外貨が貯まらないのが不思議でなりませんが、外貨が貯まったように見えても海外からの投資資金であり、それが逃げてしまうとすぐに外貨危機になります。
中国も韓国と似た構造であり、世界一の外貨保有国でありますが、外国からの投機資金も外貨に含まれているのだろう。もし中国に異変が起きて外資がいっせいに逃げ出すようなことがあれば、韓国と同じように外貨危機が中国に起きる可能性があります。そうなれば人民元の暴落であり、世界の工場は壊滅する。
中国の膨大な外貨の多くがドルや米国債であり、それらが紙切れになれば中国の外貨は評価損を抱えて韓国のようになるだろう。アメリカが中国の債権を回収するには中国をIMFの管理下に置き韓国のように主要産業を外資が独占することですが、中国は共産主義独裁国家であり、外資系企業を全部没収することも出来る。そうなれば米中は全面対決になりますが、共産中国の崩壊で終わるだろう。
日系企業も中国に大量に進出していますが、米中対決に巻き込まれて日系企業や工場は全部没収されて大損害を受けるかもしれない。独裁国家の中国ならそれが出来る。そうなれば日本は米中対決の影響をもろに受けて危機的状況になるだろう。韓国で起きた97年の金融危機や今回の金融危機のような事は中国でも起こりうる。
韓国一国なら日本が資金の面倒を見れば何とかなるのでしょうが、中国となると手のうちようがなくなる。アメリカの軍事力をもってしても中国の債権を回収することは難しく、アメリカ経済自体も深刻なことになる。中国がIMFの管理下に入ることは考えられないし米中の報復合戦が行なわれれば米中は共倒れになる。
韓国の経済指標がデタラメナのは3000億ドルの外貨準備高の嘘からも、分かりますが中国はそれ以上に経済統計は信用が出来ない。中国のGDP成長は低下して来ていますが、欧米の輸入が低調になれば輸出依存度の高い中国経済は破綻する。韓国はその先行指標であり、輸出が停滞すれば外貨準備高がどんどん減ってきて、高い石油や鉱物資源や食糧輸入で貿易黒字はあっという間に消えて輸入増大による赤字が直撃するようになる。
◆12年の中国の貿易収支、赤字の可能性も=政府系シンクタンク幹部 10月18日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-23669620111018
[北京 18日 ロイター] 中国の政府系シンクタンク、中国国際経済交流センターの魏建国秘書長(元商務次官)は、世界経済低迷の結果、中国の輸出が急減すれば、2012年の貿易収支が20年ぶりに赤字となる可能性があるとの見方を示した。
チャイナ・デーリーに述べた。
同秘書長は「中国の輸出企業は過去数年でもっとも厳しい状況に直面しており、来年の通年の貿易収支が赤字になる可能性も排除できない」と述べた。
同秘書長は、2011年の貿易黒字が前年の1830億ドルから500億─1000億ドル減少する可能性が高いと指摘した。
中国の貿易黒字は9月が145億ドル、8月が178億ドル、7月が315億ドルと、減少が続いている。
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