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http://japanese.ruvr.ru/2011/10/18/58891170.html
アメリカで始まった「ウォール街を占拠せよ!」の運動は、世界80カ国以上に広がる騒ぎとなり、全ての大陸では政府の金融政策と銀行家らへの優遇措置に対する怒りが駆け巡っている。専門家らはすでに社会主義思想の復活を指摘し始めている。
週末には数万人の人々がこの運動の下に結集した。そしてそのいずれもが金融危機の張本人としての金融エリートと政治家を非難している。特に「99%」と書かれたプラカードが目を引き、つまり世界の大部分の富が1%の人々に集中し、他の大部分の利益を無視しているというメッセージだ。デモの参加者らは銀行家らを「金融テロリスト」として非難した。
オーストラリア、ニュージーランド、アジア諸国での運動は平和的なものに収まったが、ヨーロッパおよびアメリカでは混乱と化した。ロンドンでは集会が株式取引所の前に行われ、警察が侵入を食い止めたものの、その後は場所を移し、そこでは突然ウィキリークスの創設者であるジュリアン・アサンジ氏が現れ、銀行家を非難する演説を行った。「ロンドン市場を占拠せよ!」の組織人であるスパイロ・ヴァン・リムウン氏は様々な階層の人々が集会に集まったとして、次のように述べている。
―これはグローバルな問題です。そして多くの国々の人々を結集するような全世界的な動きはこれが初めてです。それぞれが主張しているのは一つ、金融システムの変更と政府にその責任があるということです。現在の民主主義システムは我々の利益を十分に反映できていないと考えています。甘い蜜を吸っているのはごく一部の銀行家で、残りの99%は踏みにじられています。
特にギリシャやイタリアでは混乱が激しく、ローマでは自動車が燃やされ、ショーウィンドウが壊された。またアメリカではニューヨーク中心、タイムズスクエアに数万人が押しかけ、警察は実力行使を余儀なくされ、100人以上が拘束された。世界の資本主義、市場経済の砦であるアメリカでは、これがどのような結果につながるのかについて、専門家の間での論争が巻き起こっている。ワシントン・タイムズ紙のジャーナリストで、社会学者であるメリベット・ヒックスさんは、社会主義ルネッサンスが近い、と確信しているようだ。
―私は若者たちの新しい世代の研究に多くの時間を割いてきました。私は現在の状況が、アメリカ社会主義の新世代を示していると確信しています。若い世代の間では、左翼的な機運が高まっています。つまり社会の不公平、不正義が明らかになっているということです。人々は汚職と「強者の貪欲」を暴露しているのです。
全世界でデモ活動には数百万人が参加した。専門家らは危機の深まりと共に、人数はさらに増えるという可能性を排除できてはいない。
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