http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/638.html
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http://media.yucasee.jp/posts/index/9233
米最大の債券運用会社ドPIMCOの最高投資責任者(CIO)ビル・グロース氏は、「わたしが悪いのです」と題したタイトルの投資家向けの書面で謝罪した。
米金融業界サイトのディールブレイカーがアップした書面によると、同社の債券ファンド
「トータル・リターン・ファンドの運用が低調で、ラテン語の「Mea Culpa」(日本語:わたしが悪いのです)と題したレポートで説明した。
「朝から夜まで昼夜を問わず働いているのだが、今年は本当に納得のいかない1年になった」と悔しさをにじませた。
そして、グロース氏は米国債券を購入しなかったことが大きな失敗となったのだが、これについて「インフレ、世界の経済成長率は2%アップすると読み違えた」と説明した。
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■ピムコ ビル・グロス氏 「敗北宣言」
http://ameblo.jp/betbull/entry-11005506278.html
やはり、相場は理論通りにはいかない。
米債券王、米国債売却で「敗北宣言」 ピムコのグロス氏
景気失速、マネー流入読めず 「投資判断 誤った」
「誤った判断をし眠れない夜を過ごしてきた」――。世界最大の債券ファンドを持つ米運用大手ピムコの最高投資責任者、ビル・グロス氏の発言が米市場で話題を呼んでいる。
米国の深刻な財政問題を踏まえ、米国債を売却してきたが、米景気の失速懸念で相対的に安全な資産とされる米国債の金利は低下(価格は上昇)。
ボンド・キング(債券王)の異名を持つグロス氏が、異例の「敗北宣言」をした格好だ。
運用資産が約2450億ドル(約18兆8000億円)に達するピムコの旗艦ファンド「トータル・リターン・ファンド」は、今年2月時点ですべての米国債を売却するとの大胆な戦略を採用した。 グロス氏は「米国債は将来的に債務不履行が避けられない」などと発言。米国債の買い入れを柱とした量的緩和第2弾(QE2)の終了後に、買い手不在で米国債の金利は上昇(価格は下落)すると警告してきた。
だが思惑とは裏腹に、米長期金利はほぼ一本調子で下がっている。グロス氏が予測する以上に米景気が失速し、二番底懸念まで浮上したため、投資マネーが株式から債券に流れ込んだ。イタリアにまで及んだ欧州の債務問題も影響した。5日には米国債が初めて格下げされたが、その後も金利低下は止まらない。
米連邦準備理事会(FRB)は9日に実質ゼロ金利を「2013年半ばまで続ける」方針を表明。米長期金利は18日に一時2%割れと過去最低水準まで低下する場面があった。
30日の米債券市場は指標となる10年物国債利回りが2.17%と前日比0.08%低下した。8月の米消費者信頼感指数が09年4月以来の水準まで落ち込み、米景気の先行き不安が強まったためだ。米国の財政の先行きを楽観視する声は少ないものの、現状は米景気の失速懸念が強く金利が低下する展開が続いている。
こうした厳しい現実を踏まえ、グロス氏は複数の米欧メディアに自らの投資判断は誤りだったと表明。足元では再び米国債に投資する姿勢を見せている。
また、米欧など先進国の景気後退懸念が強まる中、オーストラリアやブラジルなどの資源国が今後の投資先として有望だとしている。
危機の発端がデフォルト不安でもあるにも関らず、米国債に買いが集る不条理。
人気投票・美人投票・行動心理・行動ファイナンス・群集心理・心理的バイアス・ゲーム理論・期待効用・・・
この事例において、こういった理論を全て分析していたとしたら、米国債金利低下を予測できたのでしょうか???
相場で100%勝っていくのは不可能です。
負けたときの行動。これをいかにコントロールするかが重要です。
グロス氏は、確かに判断を誤りましたが、自分の負けを素直に認めて、先を見据えて再起を期していますね。尊敬します。
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