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フランス10年国債 3.1%(前日比+0.2%)
フランスの国債がじわりじわりと売られてきており、フランス大手銀行の格下げもあり、フランスの金融市場が緊張に包まれてきています。
現在のフランスの政府債務はGDP比80%程ですが、今後のフランスの銀行への資本投入でこれが100%を超え、更にはヨーロッパ安定化基金増強のための資金投入で20%程上昇すると見られており、一連の政策でフランスの債務比率はギリシャを超える事態もあり得、フランスの格下げが次回は一気に数段階に達するかも知れず、そうなればフランスの危機は一気に深まります。
フランスの危機は国債利回りが5%を超えてきてから起こるはずであり、今はまだ3%ですので「安心圏」ですが、4%に乗せてきたら黄信号点灯となります。
23日の首脳会議で来まる基金負担額次第で3%から4%に一気に進む事もあり得ます。
***91行中50行以上が不合格
ヨーロッパの金融当局が機能していない実態が明らかになっています。
ゴールドマンサックスは、欧州で「新たな」ストレステストが行われれば、91行のうち、最低でも50行が不合格になり、資本不足は最大で2980億ユーロに拡大すると発表しています。
ストレステストは終わったばかりであり、その後、ベルギーの【デクシア】が破たんし、この信頼性が失われたことになり、今後、ヨーロッパ中の金融機関の格下げが多発することになりますが、既に一部発表になっています。
UBS(スイス) <A+> から<A>へ
ロイズ(イギリス) <AA−>から<A>へ
RBS(イギリス) <AA−>から<A>へ
そして次に格下げられる金融機関は以下の通りです。
BNPパリバ(フランス)
ソシエテジェネラル(フランス)
クレディスイス(スイス)
ドイツ銀行(ドイツ)
ゴールドマンサックス(アメリカ)
モルガンスタンレー(アメリカ)
ヘッジファンドの株・商品買い上げが終われば実態悪が改めて表面化することになります。
***S&P、仏銀最大手BNPパリバを格下げ
★米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は14日、時価総額でフランス最大の銀行BNPパリバの格付けを引き下げた。ギリシャのソブリン債危機の影響が欧州の金融業界の中心まで徐々に波及していることを示す兆候と言える(http://jp.wsj.com/World/Europe/node_324776)
★米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は14日、フランスの銀行最大手BNPパリバの長期信用格付けを「ダブルA」から「ダブルAマイナス」に1段階引き下げたと発表した。
S&Pは「フランスの銀行による貸し出しが多い欧州周辺国などの景気見通しの悪化に伴い、困難な収益環境と資金調達コストの上昇が予想されるため」としている。
(http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111015/mcb1110151426019-n1.htm)
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