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日本は輸出超過大国世界ダントツ、対外純資産残高266兆円(09年日銀)と世界ダントツになっている。
この事実を否定するなら別ですが、認めるなら
企業にとって日本は、全てを含め総合評価で、優遇され最も都合の良い国、と認めざるを得ないのです。
結果論からです。
※下請け苛め非正社員増などはその典型例でその結果でしょうね。
しかるにどうでしょうか、政治は企業論理に騙されて、このことに気付いてないのではないでしょうか。
由々しき問題です。
勿論、企業優遇の結果が円高となり円高になれば都合の良い国ではなくなります。
しかしこんなに円高なのにまだ輸出超過ですよ、大幅に輸入超過になっても良いはず。
如何に優遇されているか、これでも分かります。
▼そもそも輸入超過で困るなら理解できるが輸出超過で困るとは馬鹿げていると思うが、
輸出超過なら賃金も上げられる、税も上げられる、すなわち余裕があると理解すべきで、それで輸入超過にすれば、景気も円高問題など解決するはずです。
※輸入超過国は安賃金で貢ぐ植民地と同じで、国民は豊かにならないのです。
▼問題は、企業優遇の結果
こんなに企業を優遇しているから円高になった、なのに円高だからさらに優遇しないと海外移転すると、
それなら何処まで優遇すれば良いのかと言いたくなる。
このまま企業を優遇し続ければ、益々円高になり賃金は下がる一方です。
移転したけりゃどうぞ移転して頂きたい。国も移転を支援すべきです。
移転しなければ円高が進行し問題は拡大するはず。
※当面、失業者支援の充実は必要になるが、円安になれば日本企業のみでなく海外企業も移転してきますよ。
▼日本再生には
輸入超過15兆円以上(経常収支が黒にならないように)賃金上げて輸出を減らし輸入超過にする以外に日本再生はないのです。(15兆円の輸入超過には同一価値労働同一賃金と最低時給1500円が必要)
日本は輸出競争力に見合う賃金を払わないから輸出超過大国になっている、賃金上げれば輸入超過になる。
これは厳然たる事実。
失われた20年の経験からも理解できるはず。輸出超過を続けた結果です。
▼TPPには、海外並みに労働の対価に見合う適正な賃金、に引き上げてから参加すべきです。
このままだとさらに円高になり賃金引き下げにつながるはず。
※適正な賃金とは、経常収支が黒にならない賃金です。
▼雇用情勢 企業にたまるカネ、雇用にまわらず
増え続ける企業の内部留保…現金・預金が200兆円を越える。
このような報道もあるのです。(産経2011年1月19日)
▼給料を上げないばかりかリストラもしているのに
▽企業経営者はご自分たちの給料は2倍に上げ、株の配当は3〜4倍に膨れ上がった。
何処かの社長は売上高は横ばいなのに2万人規模の大量解雇でご自分の給料を数倍に上げ年収8億9000万円、今年さらに9億8200万円に上げたとも言われている。
▽1994年以来大企業ですら賃金は下がり勾配なのに株の配当は3〜4倍に膨れ上がった。
http://www.garbagenews.net/archives/990472.html
法人企業統計年報・大企業
▼(参考)法人税率が高いと言われるが
法人税率日米比較(法人税、事業税、住民税を含む)日本は米国より低い
▽ニューヨーク45.95%、ロサンゼルス40.75%
▽東京40.69%、日本標準39.54%(財務省06年1月現在)
※最近のデータにはニューヨークのがない
※ビック3が潰れた原因はOBまでも含めた医療保険の負担だとも言われている
職能別労組が強いからでしょうね、
これに日本は非難的だった、日本の労働者も企業論理に騙されているのでしょうね。
日本が米国の労働者の待遇を引き下げたのですよ。
※米国以外にも輸出超過大国で世界の労働者の待遇をも引き下げているとも言えるのです。
※スウェーデンでは企業が被雇用者の社会保険料を負担、だから法人税率は低いのは当然
▼日本の労働組合は企業内で産業別労組でないから労働の対価に適正な賃金が払われていないのでしょうね。
下請け苛め派遣社員の増がそれでしょうね。
自民は表で、民主は(連合を通じて)裏で大企業(公務員も)を擁護しているのでしょうね。
だから輸出超過大国になって円高不況をもたらしている、それで自分自身の首も絞めている。
政治の無策です。
ハローワークがこの穴埋め(産業別労組の役目)をすべきと思うのですが。
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