9月実績で北米でもトヨタ12万強に対して日産9万強。
かつてはトヨタが20万弱に対して、日産が5〜6万というぐらいの差があったのが、射程圏に入ってしまった。
ハイブリッドしか取り柄がなくガラパゴス化していったトヨタは国内では圧倒的シェアを持つが、世界ではじり貧だ。
下請けに部品価格を半額にと要請しているようだが、品質が低下するのは必至だろう。
これからやって来ると言われている金融危機でどうなるだろうか。
勢いある日産から目が離せなくなってきた。

★本文
欧州日産は7日、9月の欧州市場における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7万3713台。前年同月比は31％増と、8月の25％増を上回り、3か月連続で2桁増を記録した。

市場別では、英国が前年同月比16％増の1万9138台を販売し、ロシアに代わって日産の欧州新車セールスにおける最大市場に君臨。ロシアも1万3125台を売り上げ、前年同月比は35％増と、引き続き高い伸びが持続する。

また、ドイツは前年同月比47％増の7949台、フランスは19％増の7369台、イタリアは60％増の6443台。欧州主要国で、軒並み販売を増やした。

モデル別では、小型SUVの『キャシュカイ』（日本名：『デュアリス』）が前年同月比8％増の2万3334台と牽引。2010年9月に投入された『ジューク』も、前年同月比5倍以上の1万4707台を売り上げた。『エクストレイル』は、ロシアを中心に14％増の3185台を販売する。

欧州日産の2011年1-9月新車販売は、52万1015台。9月単月の市場シェアは、0.9ポイント増えて4.2％となった。同社のGuillaume Cartier販売担当副社長は、「9月の結果は、アジアメーカーで最高。販売台数、市場シェアともに、9月としては過去最高を記録した」とコメントしている。

http://response.jp/article/2011/10/08/163536.html 　

コメント
01. 2011年10月10日 18:51:08: IOzibbQO0w 国内生産と一点突破の技術にこだわるのも悪くはないが、市場を無視してこだわりすぎれば潰れる グローバル企業が勝ち残っていくには、財務の健全化、選択と集中の戦略、それにバランスも重要か なかなか大変なことだ
02. 佐助 2011年10月10日 19:37:02: YZ1JBFFO77mpI : FHT6T6dWVU ハイブリツドは原発と同じ繋ぎの車ですよ 欧米でトヨタは第二次世界信用収縮恐慌の影響をモロに受けたのでしょう。トヨタはスタイリングで二番煎じ的な発想があるのとハイブリッド車に拘り過ぎている。ハイブリツドは原発と同じく最新鋭の自然エネルギーの産業革命によって起きるエンジンレス車のつなぎの車なのにいつの間にか既得権益になってしまった。欧米ではディーゼルエンジン車が主力で80%を占めており，スタイルデザインも日本より2年は早い時差がある。日産に追い付かれ抜かれたのは技術の立ち遅れが原因でしょう。ハイブリッド車は日本では人気があっても欧米では短命でエンジンレス車のつなぎの車であることを,現社長は遅らせてしまった。現社長の責任は重大である。まあ第二次世界信用収縮恐慌によって日本の経営者は全員入れ替わるでしょう。また最新鋭の弱小企業がトップに踊りでる時代でもある。あんまり既得権益に拘ると敗退するでしょう。 最新鋭の自然エネルギーから最新鋭の産業革命によるエンジンレス車に成功した企業がスタイリングを重視すると世界一の巨大企業に成長する。また2000年から始まった小泉式伝統や文化を破壊する車が世界のリーダーになれる。小泉氏は日本をぶっ壊したが車ではガソリン車をぶっ壊しエンジンレス車にして丸いデザイン(例えば丸型新セダンなど)にすると世界一の巨大産業になれる。こんな常識知らないなんてよく社長やっていられるね。 円高によって生産工場の低賃国への海外流出はとまらない,しかし新興国バブル崩壊と激烈な価格切下げ競争に突入し海外の市場が益々縮小続けるために,日本は失われた10年から失望の10年となる。そして古今未曾有のパニックに襲われます。
03. 2011年10月10日 20:25:49: 8H9nIxVLIY 少し重いが、ドイツの日産自動車のサイトを紹介する。 http://www.nissan.de/# 続いて、同じドイツのトヨタ自動車のサイト。 http://www.toyota.de/ トヨタが価格を表に出して「お買い得」であることを強調している。名古屋では「お値打ち」と言うが、欧州では買い物を価格で決定しない。長く使える耐久性を重視する。また新型だから売れるとは限らない。欧州全般に言えることだが、欧州戦略車のヴィッツ(ヤリス)が初代は売れたのに、モデルチェンジするたびに人気を落としていて、今度のヤリスは不人気車種になっている。 日本ではよく売れているプリウスだが、欧州ではセンターコンソールが大きすぎることで室内空間を圧迫していることが不人気につながっている。前輪駆動なのに、何で足元を狭くすることをしているのか。日本じゃ、いかにも立派そうに見えるから売れる。しかし合理主義の欧州では、デザインのために人間を犠牲にしているような工業製品は好まれない。また、フロントガラスが乗員に迫っていて、乗り込んでみても圧迫感がある。 http://www.toyota.de/Images/pri09_gal_026_prev_tcm281-892846.jpg かつてはカムリも大型セダンとして販売されていたが、トヨタは欧州部門で赤字を計上しており、車種を削減している。日本で売れているマーク�]とか、クラウンがないことに注目して欲しい。日本ではお得意のミニバンもない。日産が欧州でもカタログに乗せているのと比べ、えらい違いだ。トヨタのミニバンは操縦性や安全性で信用されていないから売れず、販売を終了したのだ。かつてハイエースがアウトバーンで事故が起こりやすいとか、衝突の際のクラッシャブルゾーンが足元でほとんどなく、壊れた車から救出した際に足を切断したとか、評判が悪いことが背景にあろう。 ところで日産自動車が得意とするのがSUV系。ナバラは日本では販売していないが、あちらではヒット商品。欧州向けはスペインでつくられている。 http://www.nissan.de/#vehicles/4x4/navara http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2 ナバラと同じプラットフォームを使うパスファインダーもスペインでつくられている。日本では、かつてテラノと呼ばれていたが販売終了。欧州ではライバルのランドクルーザーより人気が高い。 http://www.nissan.de/#vehicles/4x4/pathfinder http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC トヨタがこのまま行けば、クライスラーが1978年に欧州子会社(イギリス、フランス、スペイン、)を全て売却して撤退したことの繰り返しになるかもしれない。
04. 2011年10月10日 23:18:54: YRyE4hspJA 最近日産の車はアカヌケしてきた感じがする｡それに比べトヨタは没個性の役所的においの車が多い感じがする､会社の内情は知らないが､車には耐久性とﾜｸﾜｸ感を期待する｡
05. 2011年10月11日 01:22:53: WyXrhdfRic トヨタ対日産の構図より日産がルノーを飲み込むことの方が先決。 人事に異論は無いがバカンス好きのフランスに利益を持っていかれるのは日本人として納得がいかない。ドイツとフランスの仲が悪いのも同じ理由ではないか。
06. 2011年10月11日 05:05:45: IVRsJllzXY 殿様商売の限界・終着点？ 東電と似た部分がある。 困難なことは下請け会社＆サプライヤーに押し付け、手柄・栄誉は僕のもの。 これまでは圧倒的な資本・財務・販売力で許されてきたが、サプライヤーもグローバル展開が進みトヨタ依存率が低下してきた現状では、これまでの殿様商売は通じなくなってきたのではないでしょうか。

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