http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/525.html
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欧州危機が信用市場の取引を圧迫しているようです。
FRBのデータによりますと、
米国のプライマリーディーラー
(政府証券公認ディーラー)は
5月から社債保有を33%減らし、
635億ドル(約4兆8700億円)となり、
5年ぶりの低水準となっています。
また
バークレイズ・キャピタルのデータによりますと
投資適格級社債のトレーディングは、
2月以来27%減少し、債券売買のコストを示す
指数は、この2年で最高水準に達しています。
このように金融市場から資金が引き揚げられている
状況が続いている結果、株式、債券など
ボラタリティ(変動率)の高い相場となっています。
このままですと、
金融市場は閉鎖になることも否定できません。
金融規制なども強化されており、
トレーディングによる利益も先細っていく中にあり、
銀行業界の再編・統合が加速してくことになるでしょう。
当然のことながら、多くのトレーダーや銀行マンたちが
失職していくことになるでしょう。
金融市場は末期的状況に陥りつつあります…。
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■株買い上げの裏で起こっている危機
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
イタリア国債の格下げを市場は忘れ、株を買い上げていますが、ウォールストリートジャーナル紙は以下のような記事を掲載しています。
『ローマの格下げはヨーロッパへの警告である』
また同じ紙面でインドの信用欠如につき警告も掲載されており、ヨーロッパおよびアジアの金融情勢につき、強い警鐘がならされているのです。
その背景にはギリシャ国債の更なる暴落(利回り急上昇)があります。
ウォールストリートジャーナル紙によれば、ギリシャ国債は以下のようになっています。
2年もの 表面利回り4.6% 現在利回り 73.344%
10年もの 表面利回り6.25% 現在利回り 22.34%
《2年もの利回り》は限りなく100%に近づいてきており、もはや元本5割カットという次元ではなく、元本100%カット、すなわち、【破産】を意味し始めている利回りになってきていると言えるのです。
そしてベルギーに本拠を置く【Dexia】の金融危機です。
株価が1ユーロを割り込み、0.85ユーロに暴落した時点で取引停止になり、事実上の経営破綻となりましたが、これもヨーロッパ金融市場に対する警告ともいうべき事件であり、今後ヨーロッパ中の銀行で株価暴落、取引停止、預金引き出し停止が相次いで発動され始めれば、預金者がパニックに陥り、取り付け騒ぎが起こります。
これは韓国や香港でも他のアジアやブラジル等でも起こり得る事態であり、イギリス金融大手である【HSBC】はアジア・南米の損保部門を10億ドルで緊急に売却する動きを見せています。
株買い上げで安心している投資家、一般国民が多くいますが、地下ではものすごい崩壊が急速に進んでいます。
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