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-http://ameblo.jp/eiichiro44/entry-11037615080.html
ここのところのNY急落は、そのほとんどがバンカメ及び銀行セクターがリードしている。
昨夜も例外では無く、バンカメはまたしても9.64%の大幅下落を見せた。
>米銀、住宅ローン関連で最大1.3兆円の損失も=アナリスト
FHAとの対立を背景に、銀行はさらに融資基準の厳格化に動く可能性があり、そうなれば「最終的には住宅価格を一段と下押しする」(記事)
数日前にはFHFAが、「今年1月にフレディマックがバンカメから受け取った和解金が少なすぎた可能性がある」、といったレポートを発表している。
ローン・レビュー・プロセス(ローン再考評価)を調査し続けていたフレディマックの監査役が、今年の6月に、それが不十分なものだったと経営陣に報告したとの事。それによると、(MBSを)組成して3年目以降に差し押さえが急増していたとの事。(レポート)
1月の和解金の対象となっていたものは、組成後2年目までの住宅ローンだったようで、これによってMBS組成後、3年目以降に差し押さえられた住宅ローンについても、買い戻し請求ができるとの見解に至ったようだ。図を見て確認できるように、その対象となる住宅ローンは飛躍的に増加する。
そしてその支払いのターゲットとなるバンカメは、本日4日もその下げ幅は拡大。ボトムでは5.13ドル、遂に5ドルをプッシュする場面も出てきた。
今現在、当局と話し合いが続いているバンカメ始めとする大手銀ですが、「経営危機に陥っても、オバマ政権は破綻を容認するのではないか」、といった見方も市場に広がっている。それはFHFAの提訴を見ても明らか。
現政権にはもはや(救う)余力なんて無くなった。それは「ねじれ」が始めってから決定的となった。「大き過ぎて潰せない」ではなく「大き過ぎて救えない」といった状況だ。(中略)
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■米銀のCDSの拡大・・突然、米銀からも火を噴く尋常ではない値
http://blog.goo.ne.jp/yamahafx/m/201110
米国の銀行のCDS(クレジットデフォルトスワップ)スプレッドの拡大(値の上昇)が止まらない。特にCITI(シティグループ)のCDSの拡大は甚だしい。
それぞれの銀行の5年物CDSのTickerは最後に一覧を記入したが、次のように、たとえば、CITIの場合「CCGI1U5」を以下のようなURLとして入力すると、ブルームバーグのサイトでCDSスプレッドの値を見ることができる。(最後に「:IND」を付けること)。
ここで見られるように20パーセント拡大(ワイドニング)して336.370となっている。CITIの場合はまだリーマン時には及ばないが(★バンカメはすでに超えた)、尋常ではない値であることは間違いない。
このCDSの拡大が本当のところ何を意味しているかはまだよくわからないことが多いが、欧州の問題と思っていたら、突然、米国からも火を噴く可能性を秘めていることは間違いない。
(Ticker一覧)
金融機関名・Ticker・国名・業種
AEGON NV CAEGO1E5 NE Insurance
ALLEANZA ASSICURAZIONI CASS1E5 IT Insurance
ALLIANZ SE-REG CALZ1E5 GE Insurance
AMERICAN INTERNATIONAL GROUP CAIG1U5 US Insurance
ASSICURAZIONI GENERALI CASS1E5 IT Insurance
AXA SA CAXA1E5 FR Insurance
BANCA ITALEASE CT425161 IT Diversified Finan Serv
BANCA MONTE DEI PASCHI SIENA CBMP1E5 IT Banks
BANCA POPOLARE DI MILANO CMIL1E5 IT Banks
BANCO BILBAO VIZCAYA ARGENTA CBBV1E5 SP Banks
BANCO POPOLARE SCARL CBPL1E5 IT Banks
BANCO SANTANDER SA CBSH1E5 SP Banks
BANK OF AMERICA CORP CBAC1U5 US Banks
BANK OF IRELAND CBOI1E5 IR Banks
BNP PARIBAS CBNP1E5 FR Banks
CITIGROUP INC CCGI1U5 US Banks
COMMERZBANK AG CCMZ1E5 GE Banks
CREDIT AGRICOLE SA CCAI1E5 FR Banks
DEUTSCHE BANK AG-REGISTERED CDB1E5 GE Banks
GENERAL ELECTRIC CO CGECC1U5 US Miscellaneous Manufactur
GOLDMAN SACHS GROUP INC CGS1U5 US Banks
ING GROEP NV-CVA CINT1E5 NE Insurance
INTESA SANPAOLO CBCI1E5 IT Banks
JPMORGAN CHASE & CO CJPM1U5 US Banks
MEDIOBANCA SPA CBCR1E5 IT Diversified Finan Serv
MORGAN STANLEY CMWD1U5 US Banks
ROYAL BANK OF SCOTLAND GROUP CRBS1E5 GB Banks
SOCIETE GENERALE CSOC1E5 FR Banks
UBI BANCA SCPA CT415505 IT Banks
UNICREDIT SPA CUNI1E5 IT Banks
WELLS FARGO & CO CWFC1U5 US Banks
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■ベルナンキ議長のリップサービス・・ウオール街を守ることの(世界への)背理
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
ベルナンキFRB議長の議会公聴会でのウオール街への資金供給発言で、NYダウは250ドル近く急落し、今日にも1万ドル大台割れかと思われていましたが、なんとか回復し、底値から急速に戻しています。
ここで何としてもウオール街を守るというスタンスを明確にしたFRB議長ですが、果たしてこれで世界が救えるでしょうか?
答えはNOです。
全米で広がっています反ウオール街運動をFRB及びオバマ政権は無視できないからです。
なんとか救済出来ましてもアメリカだけであり、ヨーロッパ及びアジアは切り捨てるという形になります。
金融緩和をして株を買え、となりましても、実態(国民)経済への影響は全くありません。
今までのQE1、QE2、でこれは実証済みであり、今後、更にQE3を実行しましても、ウオール街はなんとかしばらくは持ちますが経済は悪化し続け、これが今の反ウオール街運動を更にたきつけることになり、下手しますと全米で暴動がおこることもあり得ます。
そうなれば(アメリカ政府のもくろみどおりですが)、FRBはユーロ救済など出来るものでなく、救済は日本と中国の役割になります。
果たしてFRBはいつまで大あらしを先送り出来るでしょうか?
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