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「リーマン・ショック2」はどう動くのか [潮流を読む]
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2011/10/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
最近、「リーマン・ショック2」という言葉がよく聞かれるようになった。先月あたりから、株ばかりでなく金や銀、銅、小麦などのコモディティー(商品)、それに豪ドルや、ブラジル・レアルといった新興国通貨も暴落に近い下げになっているからだ。
ちょうど3年前、リーマン・ショック前後に起きた投機マネーの換金売りによる相場急落の状況に酷似してきた。金のようにバブル的に相場が上昇した投資対象は、金融危機の拡大とともに何もかもが投げ売りされることがしばしば起こる。そして信じられないほど相場が暴落することを、リーマン・ショック時に市場は経験している。1バレル=150ドル台目前に迫った原油価格は、リーマン・ショック後に30ドル台まで大暴落した。当時投資ブームが起きた豪ドルも、わずか3カ月で半値近くまで急落している。こうした3年前の経験則から、今回は金や新興国通貨などの暴落を見越してヘッジファンドなどの空売りも大量に入ったという。
また、先月23日に先物市場を牛耳っている米CMEグループが、金・銀・銅の証拠金を大幅に引き上げたことも投資家の投げ売りを加速させた。商品取引所は、CFTC(米商品先物取引委員会)など政府の圧力で動く面があり、今回の一連の相場暴落には、来年大統領選を控えるオバマ政権が関与しているフシがある。もっとも、今回の欧州発の金融危機を逆手に取って、来月3日に開催されるG20(主要20カ国・地域首脳会議)で、ドル基軸通貨体制の見直しを強行するとの見方もある。先週、オバマ政権が突然、人民元の大幅な上昇を迫る「対中為替法案」を検討すると表明したのは、その予兆かもしれない。
(経済ジャーナリスト・山本伸)
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