http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/480.html
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日本経済発展には必要不可欠、失われた20年の国民負担は極めて大きく、政治の無策、残念です。
◆始めに、論理的に次が言えるのです。
日本では海外に比べ「鉄や自動車は輸出しているのに電気は2倍以上高い」と言われるが、
電気が高いのではなく、鉄や自動車は下請け苛め非正規社員の低賃金のためで、安過ぎ、
公務員の賃金が高いと非難されているが、民間の賃金が安すぎ、と言って良い。
▼言える根拠
円がレートで実勢に合わず高過ぎなので実勢にあったレートに正すことでこの事実が証明されるのです。
対外純資産残高は世界ダントツの266兆円(2009年日銀)これからも円高になるのは容易に理解できるはず。
賃金上げて輸入超過にし資産を半減すれば大幅円安になるのは明らかですね。
所得収支が15兆円にも膨れ上がったので資産を減らすには輸入超過15兆円以上が必要ですね。
▼円の実質価値すなわち購買力は
電気料や食料費や住居費は米国の2倍と高い、通貨の価値は購買力で決まるので円の実質価値はレート150円が相当と見て良い。
現状の実勢を伴わない円高の原因は輸出競争力に見合う賃金を払っていないための輸出超過によるもので、
賃金を上げれば輸出が減り輸出か減れば輸入超過になり輸入超過になれば円安になる、これは事実ですね。
レート150円にするには賃金アップ率はどのくらいか、円の購買力からすれば賃金を2倍にすれば150円で安定すると推測できる。
2倍になれば物価、公務員の賃金、民間の賃金、海外比較で全て釣り合いが取れる。
※「公務員の賃金が高いのではなく民間の賃金が低い」(この発言には非難が多いが)的を射た発言なのです。
▼低賃金、政府の失政の結果、被害が大きい
輸出超過となり円高を引き起こし、円高が産業の空洞化を引き起こし、円高が預金ゼロ金利を引き起こし預金者を犠牲にし、預金金利ゼロが合理化投資 につながり投資が終われば人減らしにつながってきた。
これが日本の失われた20年の現実なのです。
▼「賃金倍増論」公務員の賃金者は製品原価に関係ないから除く
「同一価値労働同一賃金」と「最低時給1500円」(賃金倍増)の法制化が必要
海外移転を希望する企業には移転を支援し、移転もできず潰れる企業があっても致し方ないのです。
当面失業者は増えるが、改革で痛みがあるのはやむを得ない。
150円になれば日本企業のみでなく海外の企業も日本に移転してくる。
輸出が増え円高になれば給料上げて輸出を減らし150円を維持する。
※ただし失業者支援対策の大幅充実が必要なのは言うまでもない。
(労働力カルテルが最善、ロボット化電子化で景気が良くなっても雇用は増えない)
http://ww.asyura.com/11/hasan71/msg/138.html
▼日本は輸出超過世界ダントツ対外純純資産残高世界ダントツ、所得収支(海外からのキャピタルゲインですね)は15兆円にも膨れ上がつた、このた め輸入超過15兆円でも経常収支は赤字にならない。
したがって賃金を大幅アップし輸入超過にしてレート150円を目指す必要がある。
※もちろん対外純資産残高266兆円を大幅に下回るのは当然なこと。
そのためには15兆円以上の輸入超過が必要になる。
▼20年前(1990年)に賃金を2倍に引き上げるべきだった、引き上げていたら現状は賃金は2倍以上で、レートは150円、日本企業のみでなく 海外企業も日本に移転し、日本経済は極めて良好であったと見て良いのです。
賃金倍増は日本経済のみでなく世界経済にも大きく貢献したことは間違いないと信じています。
日本の技術、労働の質は世界一、この事実に見合う報酬を国民は享受すべきなのです。
▼(参考)
輸出超過国は賃金上げて輸出を減らし「輸出額=輸入額」にすることを提案
そもそも輸出超過を長く続けるのは安賃金で貢ぐ植民地と同じこと、
特に輸出で外貨を稼ぐ目的は輸入するなめなので、日本のように外貨をたんまり貯め込む必要はさらさらないのです。
国民の利益と企業の利益とが相反することもあり得ることを認識すべきで、国は国民の利益を最優先すべきなのです。
▼(参考)
次善の策として輸出税をかけたら、どうなるか
円安に動き、それほど企業の負担にもならないのでは、輸出もそれほど減らないかも、
税率10%で6.7兆円(10年の実績)良いことではないか。
なのに企業減税や海外移転の防止は弊害そのもの、円高につながり、
失われた20年そのものと同じ政策、馬鹿げているのです。
▼(参考)
農村も被害者です、日本も米国並みに輸入超過大国ならレートは360円のままだった。360円なら十分にやっていける。
日本政治は輸出産業優先で農政を無視してきた結果が農業の現状です。
従って円安になるまでTPP参加はすべきでないのです。
▼対外純資産残高(日本銀行による)、09年末、単位兆円
日本 +266、
中国 +168、
ドイツ+119、
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米国 −315(08年末)、
英国 −27
フランス−67(08年末)
※競争力に比して日本と中国は賃金が低いので輸出超過になる、賃金を上げ輸出を減らすべき
※日本は変動相場制だから円高になって当然、大幅輸入超過で資産を半減すれば大幅円安になるのは事実ですね。
※ドイツは統一通貨なので輸出超国には好都合ですね、レートや関税に関係ないのでユーロ圏では国家間の格差が拡大します
「輸出額=輸入額」ユーロ圏では特に必要ですね。
▼アメリカの電気料金
U.S.Energy Infomation Administration
Report Released: March 11, 2011
U.S. Total(Cents per kilowatthour)
2011年、 2010年
Residential 11.09、 10.74
Commercial 9.99、 9.77
Industrial 6.72、 6.54
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