03. 佐助 2011年10月03日 13:56:46: YZ1JBFFO77mpI
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疑問を簡単にまとめると以下のようになります @多民族国家&多部族国家は行動が別々なので基軸通貨国にはなれない
ドル暴落は不可避,米国は「保有しているキンを尺度に通貨を発行する」キン返り政策を採用せざるをえない。 ニクソンのキン離れによる為替フロート制は終わることになる。そこで世界の為替システムは、まず、ドルとユーロ通貨に各国がリンクする固定レート時代へ移行する(2014年の可能性高い)のである。常識的には国家がキン買いの主役となるキン獲得競争の勝者が三極目&四極目の世界通貨となる。 従って中国とインドと日本と南アフリカとロシアは1933年のルーズベルトのように民間のキンの売買と輸出を禁止し、国家だけが買上げる政策を採用すれば、キン保有で米国と欧州を越え、基軸通貨国になるチャンスはある。しかし彼らは多民族国家&多部族国家である。特に中国とインドと南アフリカとロシアは一致して行動することは困難であろう。だから基軸通貨国にはなれない。 A値上げされた価格は国家備蓄によって簡単には下がらない 日本と英国の「失われた10年」と関係がある。 英国の景気上昇の十年と日本の不思議な実感のない十年はアダムスミスが推奨した国際分業を加速させ,企業は国内市場が縮小しても,輸出で業績を伸ばすことができた。自由貿易市場の拡大は,輸出の神風が吹いたと騒がれたものだ。 この国際分業は,競争力のある輸出商品を伸ばし,輸入商品との競争力のない商品生産を縮小させた,企業は自己防衛のため,海外への生産加工拠点の移転を加速させた。 賃金体系の変化や円高などにより日本の生産加工の50%は海外の低賃金国へ移転した。国家の統計偽装や経済指数偽装によって国民は実態は知らされていない。 特定食料と石油には,高関税と国家備蓄によって防衛されている。日本各地には石油備蓄基地があります。円高でも有事の際に企業に放出される時は,国家は自己防衛のために値上げされる。値上げされた価格は簡単には下げられない,一度上がった物価や公共料金が下がらない。つまり消費者の所得がインフレに追い付かなかった,根因は低賃金国に間接・直接的に依存してしまったために,国民所得が上がらなかった。いや上げられなかったのである。 特に小泉構造改革で中小企業を防衛してきた専売的な垣根が取り払われた,中小企業全体が,大企業の二重三重の労務管理に組み込まれてしまった,大企業は下請け企業も同時に海外へ移転したのである。余剰人員はリストラされた。つまりピンハネタコ部屋の中に組み込まれてしまった。これが日本と英国の「失われた10年」「実感のない10年」と呼ばれている。 ドルを溜めた国は,自国の通貨の信用を膨張させた。各国が通貨を急激に膨張させたのに,インフレが表面化しなかった,これが問題だったのである。スタッグフレーションと騒がれたこともあった。記憶していることと思う。 米の「失われた10年」は80年周期(±3年周期)に当たる第二次世界信用収縮恐慌である 国家も社会も個人も借金が減り,所得が上昇するために国内市場が拡大続ける。そして世界で膨張してしまった巨大なドルは行き場がなくなってしまったのである。さらにドルの信用失墜は大きくやはり失い崩壊は避けられなくなった。世界の外貨準備がドル崩壊からユーロヘ移動(シフト)するとさらにドルは当然暴落する。また日欧米が協調介入すると益々ドルは暴落を続ける。世界の通貨から一層信用収縮させるであろう。 Bドロボー国家はキンでも何でもカネになるものは官僚天下りが食いつきつぶす 日本は官僚ドロボー国家であることをついつい忘れています。霞が関がしでかしたドロボー詐欺。食いつぶしてしまった年金,税金を食べつくした天下りや官僚,既得権益で恩恵を受けた電通やマスコミは毒まんじゅうを食べ過ぎてしまった。公共投資で道路から何でもかんでも食べつくしました。霞が関と永田町は国民から遊離してしまってます。 世界の国が、激烈なキン争奪戦争をスタートさせることになるでしょうが。各国政府が、国民のキンの輸出入と売買を禁止し国民から買い上げることになる。「保有しているキンを尺度に通貨を発行する」これをキン返り政策としたら。ニクソンのキン離れによる為替フロート制は終わることになる。 ドルのキン離れによる世界の信用膨張で、最も恩恵を受けた国が日本だから。日本は、世界恐慌の最大の打撃をこうむるはずです。ポンドのキン離れによる世界の信用膨張により、第一次世界大戦ブームで経済成長した米国は、1929年の最高の経済指数を、三分の一以下に縮小させるスーパーバブルに直撃された。それは十年を経過しても、生産・販売・株式・雇用・投資・貿易の指数を回復できなかった。この恐怖の体験を日本は避けられません。 1934年、ルーズベルトは、米国民のキンの売買と輸出入を禁止し、キンを買上げると20倍となり1オンス35ドル、 1972年1オンス70ドル スグに10倍の1オンス350ドルとなった1984〜2003年平均1オンス350、約20年間、±50ドルの範囲で安定した。 2006年一時1オンス700ドルまで行きました。2011年なんと1オンス1900ドルまで行き1500ドルで安定すると思われる。 日本は天皇家と日銀が相当のキンを隠していると昔から言われている。国民のキンにプレミヤ付けて買い上げると世界最強の通貨になれる。そのカネで日本は最新鋭の自然エネルギーから最新鋭の産業革命が起せます。雇用も改善して世界で一番先に素晴らしい世の中を満喫することができますが、霞が関と永田町と大マスコミ及び大企業の既得権益がネックになり最悪は世界で一番回復が遅れ,2019年ごろからサービス業が中心の哀れな国家になるでしょう。 |