http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/382.html
Tweet |
金融市場の混乱収まらず、株式、金、原油…軒並み下落
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110926/fnc11092622110016-n1.htm
2011.9.26 22:10 産経新聞
世界の金融市場で、欧州債務不安を端緒とする危機が新興国も含む世界経済全体に波及するという疑心暗鬼が渦巻いている。株式やユーロだけでなく、安全資産の代表格として歴史的な高値水準が続いていた金まで下落に転じた。新興国の通貨も売り浴びせられている。投資家は値動きの大きい資産から一斉に資金を引き揚げており、市場で「世界的な信用収縮に発展しかねない」との懸念が強まっている。
週明け26日の東京工業品取引所では、取引開始直後から金や銀、白金、パラジウムなどの14ある先物商品のすべてが一斉に売り浴びせられた。その結果、一時的に取引を中断する「サーキットブレーカー」を全商品で発動。中でも金先物取引の中心となる平成24年8月きりが前週末比502円安の1グラム=3870円をつけ、取引中断は4度に及んだ。「4度も発動するのはこの仕組みが始まった21年5月以降で初めて」(同取引所)という。
この日の動きは、前週末のニューヨーク・マーカンタイル取引所で原油と金の先物価格が大幅下落した流れを引き継いだものだ。欧米の景気減速が、商品需要の旺盛な新興国に拡大しかねないとの思惑が広がったほか、株安による損失を穴埋めするため金を売って換金する動きも加速した。
投資家の資金は、3年前のリーマン・ショック後に世界経済を牽(けん)引(せい)してきた新興国の通貨からも逃げている。ブラジル・レアルは今月以降15%下落。韓国ウォンは対ドルで約1年ぶりの水準まで下落した。
本来、自国通貨安は輸出に有利となるため、新興国は昨年来、通貨安に誘導する政策を続けてきた。しかし、ここまで急激に下落すると輸入インフレが加速する恐れも高く、ブラジル中央銀行は22日にドル売り介入を実施したほどだ。
ユーロや新興国通貨が下落する一方、日米の国債は低利回り(価格は上昇)が続いている。マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジストは「対円を例外として、資金の流れはユーロや新興国通貨から基軸通貨のドルに移っている」と指摘。リスク回避の姿勢がさらに鮮明になってきた。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。