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ギリシャに端を発する「EU危機」そのものが、まさに必要以上に危機感を煽り立てる”茶番劇”である。本丸はアメリカのデフォルトだろう。そして、一連の騒ぎの裏側で「次なる世界」における覇権を握るべく情報戦を仕掛け、自己のポジションを優位にせんと悪知恵を働かしているのが欧州の王族であり、ユダヤ金融資本である。
8月2日、「アメリカのデフォルト危機」が叫ばれていたかと思えば、9月に入ると今度は「EU崩壊危機」で大騒ぎである。
正直、「いい加減にしろ!」という思いである。
確かに、アメリカもEUも経済的に既に”終わっている感”が強いことは事実である。
しかし、この一連の「EU崩壊危機」騒ぎは、大いなる”茶番”である。
為替市場にてユーロが暴落し、「ギリシャに端を発するEU経済危機」といったフレーズがあちこちで見受けられるが、これは”作為的”であり、意図的に演出されたものであろう。
先日のエントリーにてコメントした通り、危機が叫ばれるギリシャ問題については、EUがたったの80億ユーロ(約8500億円)の追加融資をすることで当面の危機が回避された。
繰り返し言うが、これだけ騒いで「たったの8500億円」で1つの先進国の破綻危機が当面回避されたのである。
この事実にこそ、「ギリシャ危機」の本質が凝縮されていると言えるであろう。
ギリシャに端を発する「EU危機」そのものが、まさに必要以上に危機感を煽り立てる”茶番劇”であることの証左と言えよう。
では何故、EUは「崩壊危機」を演出しなければならないのか?
それは、EU圏よりよっぽど深刻な巨額の赤字を抱える”デフォルトの本丸”たるアメリカに、都合よく”一人負け”させないためである。
即ち、EUもギリシャの経済破綻をネタに、敢えて”弱ったフリ”の茶番を仕掛けているということである。
やがて本当に”重大事”となるのは、ギリシャでもなく、EUでもなく、アメリカであろう。
アメリカ経済が崩壊する過程において、ギリシャもEUも経済破綻を起こすこと自体を否定する訳ではないが、それはあくまでも「その後」を見据えた”計画倒産”的なものであろう。
ギリシャだけが単発的に「逝く」可能性もなくはないであろうが、「ギリシャ⇒EU⇒アメリカ」という”連鎖の図式”が大本命であろう。
世界中が真に恐れているのは、”本丸”たる”末期患者”アメリカのデフォルトによる衝撃波である。
そしてそんな状況の中でも、「世界同時恐慌」を演出し、大混乱のドサクサに紛れて大儲けしようと画策している連中どもが、一連の騒ぎの裏側で「次なる世界」における覇権を握るべく情報戦を仕掛け、自己のポジションを優位にせんと悪知恵を働かしているのが現状であるというのが、個人的見解である。
その連中とは、無論、今も世界の中枢に位置する欧州の王族であり、ユダヤ金融資本である。
そして、これから演出されるであろうEU・アメリカのデフォルトの煽り・衝撃波をマトモに受けるのは、「一般大衆」たる我々平民である。
今も昔もその”支配の形”は変われども、「一部の人間が多くの民を支配し、搾取する」という図式は不変である。
今まさに世界的規模で、その数少ない支配者側のポジションを確保せんとして、我々の目に見えない所で激しい「イス取りゲーム」がおこなわれているのである。
すっかり陰謀論めいた話となったが、最後に、この一連の「EU崩壊危機」劇に対する日本の動きをみると、日銀が「資産買い入れ基金の増額」を示唆し、終了したばかりのG20においては、”チビッ子ギャング”安住財務相が「欧州の国債の購入に活用する欧州金融安定基金(EFSF)への資金提供」に前向きな姿勢を示した。
安住曰く「欧州の現状は”対岸の火事”ではない」とのことであるが、東日本大震災とフクシマ原発事故により、”対岸の火事”どころか、「自らの母屋が大火事状態」である中、他人の心配などしている場合ではなかろう。
映画「告白」の中の松たかこの「あなた、バカですか」というセリフを、そっくりそのまま安住某には送りたい。
東日本大震災とフクシマ原発事故による放射能汚染により疲弊し切っている今の日本が、国際社会に向けて取るべき態度は、「震災復興で手一杯であり、今の日本には他国を救済するようなカネはどこにもありません」という声明を出すことである。
これは誰の目から見ても疲弊している今だからこそ言える声明である。
そもそも、復興の財源を捻出するための「復興増税」であり、「消費税増税」ではなかったのか?
為替市場における円高の是正名目に月に数兆円ものカネを為替介入につぎ込み、加えてEUの国債買取基金にカネを積み増しするほど、国庫に余裕があるのであれば、我々国民に「震災復興財源」を名目とした増税を押し付けるのは全く筋が通らない話である。
政府も、それを報じる大手マスゴミも、国民を舐めるのもいい加減にして頂きたいものである。
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