http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/355.html
Tweet |
http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_310887
【チャペルヒル(米ノースカロライナ州)】金は今、バブルを形成しつつあるのだろうか?
ここ数カ月の驚異的な上昇からすると、多くの人にはそう思える。2000年3月のインターネットバブル崩壊の前、最後の上昇局面にあったナスダック総合株価指数のように、金もこれから上昇分が吹き飛ぶであろうとの投稿がブログの世界にあふれ、バブル観測をさらに強いものにしている。
しかし、私には確信が持てない。
金価格とナスダックの10年間の推移―
金の上昇はまだ90年代のナスダックの上昇の半分か過去10年の金の上昇と、ナスダック総合指数が終値ベースの過去最高値5048.60を付けた2000年3月10日までの10年間の上昇を比較すると、(少なくともこのバブルとの比較に関するかぎり)、金にはまだかなり上値余地がある。
金が、1990年代のナスダックと同程度、この10年で上昇していたら、今頃金価格は1オンス=3200ドルを超えている。現在の金価格である約1800ドルの2倍近くだ。
しかも、2000年3月のドットコムバブルの頂点と現在の金市場の間には、より根本的な違いがある。当時、典型的な株式市場のトレーダーは、株価はさらに大きく上昇すると信じていた、つまり、押し目は買い、の姿勢だった。
対照的に、現在の金市場のゴールドタイマーの臆病さはかなり際立った水準にある。それは、バブルの頂点を示す特徴的なセンチメントではない。
もちろん、いつの日か、金相場が大天井を付け、急落する日が来るだろう。しかし、その大天井が頑固なまでの強気を伴うとしたら、我々は今、そこにはいないということだ。(中略)
(執筆者のマーク・ハルバート氏は、バージニア州のハルバート・ファイナンシャル・ダイジェストの創設者。1980年以降、160以上の金融ニューズレターの助言の追跡調査を実施している)
*********************************
■金価格の動きは従来のレンジ内:ダウゴールドレシオから
http://blog.goo.ne.jp/yamahafx/m/201109
ダウゴールドレシオの日足であるが、昨晩の下落で6.48となった。ご覧のようにこのところのレンジ上限に到達しているが、レンジ外への動きではない。一日の下落幅がひじょうに大きいので、金バブル崩壊か?という見方もあるようだが、このダウ価格との比のチャートを見る限り、従来の動きを崩すものではない。もし、今後さらにダウゴールドレシオが上昇して、以前のレンジの8あたりに戻ったら(つまり今の株価のままで、金が1400ドルを割れば)、金の中長期的天井は1900で終わったということになるだろうが、今はそれを論じる段階ではないと思う。
昨日も指摘したようにGSR(ゴールドシルバーレシオ・金銀比価)は、株価の底の数ヶ月前に天井をつける。昨日はさらに上昇して53にまでなった。それでもやっと50か月移動平均線に到達したばかりであり、月足での観察からは、天井まではまだちょっとの上昇が必要だろう。ただ、2008年の動きでみるように、今の上昇速度なら、期間的にはそれほど遠いことでもなさそうだ。2008年の動きと、今回の動きとの相似は驚くほどだ。昨日も述べたように、あとほぼ1か月以内に金・銀は当面の底となり、GSRが再下降、金/銀は再上昇にかかると見ている。
*********comment
金市場の根雪は深い。今起きている表層雪崩が深層雪崩に連鎖するとは思はない。
元来、金市場はキャパシティーが限られ、投資資金が円筒形の積み上げであるため、一般的な円錐形の資金積み上げとは異なっている。
仮に、金市場が崩落する時は、横滑り外力ではなく縦軸に[パタン]とクレーン車のように倒れる。
その時がありえるとしたら・・パワーポリティクス的な政治的災害に於てでであろう。パーナンキの「オペレーション・ツイスト」声明による、キャリートレードの終焉は金には通用しまい。
***いざ困ると、金(ゴールド)ではなく、お金(ドル)がいいというのは人間心理である。金では何も買えないが、ドルなら何でも買える。この価値観が大きく逆転するためには、もう一段の米国の経済悪化、ソブリンリスクの増大という要因が加わる必要があるのかもしれない***(/yamahafx引用)
のとうり米国経済・ソブリンリスクの容体は長期集中治療室にある。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。