http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/324.html
Tweet |
超円高で企業の「夜逃げ」ラッシュ
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3841.html
2011/9/21 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
バレないように、大から中小まで海外逃亡拡大
「夜逃げ」を心配する声が産業界から聞こえ始めた。不景気のときに中小・零細企業の経営者が、こっそりと身を隠す夜逃げが頻発するが、今話題になっているのは円高に耐えきれなくなった企業の「海外への夜逃げ」だ。
ある大手メーカー幹部が言う。
「大っぴらに海外移転を口にすると、国内の空洞化に拍車をかけると批判される恐れがあります。だから、ひっそりと日本市場から逃げ出す企業が増えているのです」
1ドル=76円、77円台の超円高が続き、電力料金は値上げ。大手企業は海外生産シフトを加速するしかない状況だ。
トヨタ自動車はハイブリッド車の基幹部品を中国で製造する決断をし、ホンダはロシアで乗用車を現地生産する方針を固めた。部品メーカーは中堅どころが続々と海外進出を計画している。東京商工リサーチの友田信男情報本部長が指摘する。
「大企業の海外移転に伴って下請けメーカーも日本を脱出することになります。多くの下請け会社は、上場企業ではないので海外移転を公表する必要がありません。今後、ひっそりと国外脱出に動く中小企業が急増するでしょう」 経産省が9月にまとめた製造業へのアンケートでは、「海外進出の誘致を受けてる」との回答が18%に上った。中国や東南アジア、韓国からの誘いが中心だという。
人件費や電力料金などの製造コスト、法人税、どれを取っても日本を出たほうが経営に有利だ。第一生命経済研究所の嶌峰義清首席エコノミストは言う。
「会社の存続を考えれば、海外移転しか道がないという中小企業の経営者は大勢います。このままでは日本経済を根底で支えてきた中小企業が本当に消えてしまいます」
海外進出する中小企業は現地で設備投資をし、従業員も雇う。よっぽどのことがない限り二度と日本へは戻ってこない。
海外から何を言われようと野田政権は超円高を食い止めないと、水面下で夜逃げラッシュが本格化しかねない。その先に待っているのは日本経済の沈没だ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。