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欧州銀行間の貸し渋りが悪化し、ギリシャがデフォルト瀬戸際との懸念が再燃している。
欧州銀行間取引金利は2009年3月以来の高さに急接近している。
欧州の銀行債を保証するコストも上昇。
欧州の銀行・保険25社の優先債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)スプレッドで構成する指数も上昇している。
欧州中央銀行(ECB)がドル資金供給計画を発表したことで前週末、スプレッドは縮小したが、それでも「焼け石に水」のようだ。
世界の財政優等生国では欧州危機からの退避モードが加速しそうだ。
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■シーメンス:仏銀から資金引き揚げECBに預金、5億ユーロ強−FT
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=ao771zTbYcF4
9月20日(ブルームバーグ):ドイツのエンジニアリング会社、シーメンスが、2週間前にフランスの銀行から引き揚げた資金5億ユーロ(約520億円)余りを欧州中央銀行(ECB)に預金したと、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。
同紙が直接に事情を知る関係者の話として伝えたところによると、シーメンスはある仏銀の財務健全性への懸念およびECBの中銀預金金利の相対的な高さを理由に資金を移した。関係者の名前と銀行名は報じられていない。シーメンスはECBへの1週間物の預金が40億−60億ユーロあるという。
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは先週、仏銀クレディ・アグリコルとソシエテ・ジェネラルの格付けを引き下げるとともに、BNPパリバは据え置き引き下げ方向の見直し継続を決めた。
FT紙によると、シーメンスが資金を引き揚げた銀行はBNPパリバではない。BNPの関係者の話を基に伝えた。
シーメンスとECBは同紙に対しコメントを控えたという。ミュンヘンのシーメンス広報担当者への電話に応答は得られていない。
FTによるとシーメンスは昨年銀行免許を申請している。銀行免許を持ちECBに預金できる事業会社は少ないとFT紙は付け加えている。
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■BNPとソシエテ株が下落−中国銀が為替スワップ取引停止との報道で
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=a8ZQGAt7efeY
9月20日(ブルームバーグ):20日のパリ株式市場では、フランスの銀行最大手BNPパリバと同2位のソシエテ・ジェネラルが下落。中国の大手銀行、中国銀行がBNPとソシエテを含む欧州の一部の銀行と、外国為替フォワードとスワップ取引を停止したとの報道が嫌気された。
BNPの20日終値は前日比6.5%安の24.92ユーロ。ソシエテは同3.1%安の17.15ユーロで引けた。
ランデスバンク・ベルリン・インベストメントで140億ドル(約1兆700億円)の運用に携わるルッツ・ローマイヤー氏は「フランスの銀行のカウンターパーティーリスクが懸念されており、このため中国銀がスワップ取引を停止した。悪い兆候だ」と語った。同氏はソシエテとBNPの株式を保有している。
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